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すっかり中年以外の何者でもなくなった一人の熟したおっさんとして、できるだけ人様には迷惑をかけず、スマートに生きたいと思っているし願っているアーメン。 けれど今日のお昼頃・・・ なぜだか無性にカルボナーラが食べたくて食べたくて、目当てのお店に行ったらお休みで、会いたく会いたくて震えて、泣きたくなるような気持ちで他のお店を探して探しまくって見つけて駆け込んで・・・ はやる気持ちを抑えながら注文したつもりが、なぜだか出てきた言葉が「すいません。カルボナーレください」とありそうでないだろうイタリア語っぽい単語だったから顔がロッソ(赤)になった。 カルボナーレていったいなんだろう。 たしかカルボナーラが正解だったと記憶をしている。 それなのになぜにナーレ? サルバトーレ的なものだろうか?
ある日ローカルラジオから不審なニュースが流れてきた 先週は熊本出張だった。 熊本空港から天草に向かうレンタカーの中、ローカルなラジオの番組からローカルなニュースが流れてきた。 「サッカーJ2の結果です」と。 自分、サッカーは好きだけれどJ2にはまったく興味がない。むしろ日本のサッカーリーグ自体に興味がないかもしれない。好きなのはスペインリーグやイングランドリーグだ。周波数はそのままに聞いていた。 ちなみにサッカーに詳しくない人のために説明しておくと、日本のプロサッカーで表立って活躍しているのはJリーグの中のJ1というトップリーグで、J2というのはその下のリーグになる。 J2で年間成績が上位になればシーズンの最後にJ1の下位チームとの入れ替え戦がある。同様のことがさらに下のリーグであるJ3との間でも行なわれる。 これが世界のほとんどのリーグが採用している方式で、だからこそサッカーは平等だ。
近所のクリーニング屋のおばあちゃんは伝票を書くときに決まって・・・ 「えーっと」 と言いながら視線を上に向け、自分の頭の中を探るような仕草をしながら、しわくちゃになった記憶のどこかに隠れてしまったボクの名前を思い出そうとする。 けれど結局思い出せないまま無駄な時間が過ぎるので、最近ではもう早い段階で「あ、ギョウザ(仮)です」と助け船を出してあげている。 そもそも自分そんなに珍しい苗字じゃないのに。 そうしてボクの名前を教えてあげると「ああ、そうそうギョウザ(仮)さんだったわね」と、さも覚えていたか、もしくはもう角を曲がる直前まで記憶が来ていたかのように答えるという一連の流れが、まるで儀式のように毎回決まって行なわれる。 ところが少しまえのこと、おばあちゃんはいつものように「えーっと」と言ったあと・・・ 「ギョウザ(仮)さんだったわね」 と突然、頭の中の古びたコンピューターが驚くような早さで
マスクを買った。 55枚入りの99%花粉カットの優れもの。 これで1ヶ月半は生きていけると思った。 生き延びていけるだろうと思った。 おかげで世界が薔薇色に見えた。 次の朝さっそく付けてみるとやけに小さかった。 箱を見たら“小さめサイズ”と小さめの字で書かれてあった。 そんなのがあるなんて知りもしなかった。 世界は謎に満ちていると思った。 恐る恐る鏡をのぞいてみた。 びっくりするくらいアゴが出ていた。 水着がマスクでアゴが下半身であったとしたら完全に見せちゃいけない部分が派手に出ていた。 そして鼻の頭が亀の頭のように顔を覗かせていた。 思春期の少年さながらだ。 だからマスクは武田久美子の貝殻の水着みたく小さいなと思った。 いやこれちょっと例えが古いなと思った。 そして実際に写真を見てみたら意外と貝は大きかったことを知った。 記憶の中の思い出はいつだって事実よりも素敵なもので、記憶の中の水着
「ごめんなさい・・・けれど、ありがとう」 そんなマイナスとプラスが相反する言葉の組み合わせ、告白の場でしか使われないものだと思っていた。 ごめんね。 あなたとは付き合えない。 けれど私を好きになってくれてありがとう。 ・・・くらいのものだと。 「ありがとう」と言ってもらえるものの結局つきあえない。 けれど、その言葉の優しさに振られた者は救われる。 そんな敗者を救う魔法の言葉。 もしくは復活の呪文。 いや全然立ち直れないけど・・・。 そんなことを思ったのは昨日のお昼。 友人がたばこを吸うのに付き合って荻窪駅前の喫煙所にいると通りかかった美女。 気になって視線がどうしても彼女に向かっていたところに突然強い風が吹き、彼女のスカートをめくりあげた。 「え?やだ・・・マリリン・モンローにみたいになってる!!」 とずいぶんと古いハリウッド女優の名前を出しながら、彼女が自分の状況を的確に伝えたものだから
三食外食だった自分もこんな時代となれば渋々ながら自炊をしている。 これはもう仕方がないことなんだと諦めながら、けれどできるだけ美味しいものが食べたいなと、毎食の献立に頭を悩ませながら主婦達に混じってスーパーで買い物をする。 昨日もそうやってスーパー内を物色していると「そういえば」と来る途中どこかの家から漂ってきた甘く醤油が焦げたようなにおいに記憶が呼び覚まされた。 すき焼きだ! そうなるともう夕飯の献立は満場一致で決定した。 決選投票の必要すらない。 「今夜はすき焼きに決まりね、うふふ」 と新婚主婦であれば可愛らしく思いそうなところ、自分は独り者のおっさんだから、今夜はすき焼きをつまみにワインでも飲もうか、ぐふふと心の中で宣誓した。 100グラム500円という自分の中の最上級、お肉のランクでは3等級の牛肉を200グラム手に取りカゴに入れる。今日の主役はこいつだ。 次にネギをひと束二本取り、
歯医者に行った。 虫歯の治療ではなく、 歯のクリーニングが目的で。 行きつけの歯医者では、可愛らしい若い女性歯科衛生士が薄汚れたおっさんであるところの自分(腐れ中年)の激しく汚い口の中をキレイにしてくれるからとてもありがたい。 まったくもって感謝の念に堪えない。 ありがとうございます。 そんなことを思いながら始まった歯のクリーニング。 椅子を倒され目隠しをされ、 唇にねっとりとリップクリームを塗られた。 そう、ここの歯医者では唇の乾燥を防ぐためにリップクリームを塗られる。 不自由な体勢を取らせたあとに視覚を失わせ、敏感になっている触覚を刺激するテクニックはさすがにプロだと思う。 研ぎ澄まされた神経は唇に集中しているから指の感触もその動きも余すことなく感じ取ることができる。 そのせいか、つい声が出そうになる。 もしくは手を上げそうになる。 いやそれは痛いときの合図だ。 今はまだ早い。 待て。
土日に天気が悪いのは日頃の行いが悪いせいだろうか。 だとしても自分ひとりのせいじゃない。 みんなの土日の天気が悪いんだから、 きっとみんなの日頃の行いが悪いんだろう。 みなさん、どうか心を改めて正しく生きてください。 ふぅ・・・ 言いたいことは言った。 けれど天気はよくならない。 困ったことに明日着るシャツもないほどに洗濯物が溜まっている。 そんな溜まりに溜まった洗濯物達に鼻を近付けてみると、豊潤なビネガーの香りがツンと鼻を突いてきたから、これをいつか調理に使ってみたいと思った自分を今でも不思議に思う。 ウソだけど・・・。 それにしても、洗濯物なんて溜めても何もいいことなんてないのになぜかいつのまにやらそうなっていた。これがベルマークであれば、せめてもの救いだったのかもしれないのに。って、ベルマークってまだあるんだろうか・・・。 と調べてみたらまだあった。 むしろ現役バリバリな様子。 ベル
少し前に“キッチンオリジン”と名前を変えてリニューアルオープンしていたから夕食を買うついで、偵察に行ってみた。 なにが変わったのかなと見てみると・・・ ・24時間営業だったのが23時で閉店になった。 ・看板がシンプルでオサレになった。 ・支払いがセルフレジになった。 といったところ。 24時間営業をやめたのは働き方改革的なものの影響だろうか。だとしたらうちの会社にも改革の波が来て欲しい。 看板はまぁ、オサレになっていいやね、と思った。 そしてセルフレジ。 店員の手間を減らすためなのか、もしくは人材不足のせいなのか・・・ きっと両方なんだろう。 そんなことを思いながらセルフレジで支払いをしようとしてみると、慣れないものだからどうにも戸惑う、時間がかかる。 これ、高齢者だったら絶対にモタつくやつだ。 下手したらアクセルとブレーキを踏み間違えるくらいに飯塚なやつだ。 そうこうしている間、店員のお
ついにモテ期がやってきた!! と思ったのは一昨日のこと。 都内の右の方に用事があって朝から電車に乗った。 新宿で乗り換え次に乗った電車内で激しく視線を感じ始めた。 異性である女性達が老若を問わず恥ずかしげもなくこちらを見てくる。 どうしたんだ君たちいったい・・・。 異性に目を向けるときはせめて恥じらいたまえ。 と諌めつつもふと思った。 あぁ、そうかと。 ついに来たのか俺の時代がと。 そう思っている間も足の先から頭のてっぺんまでジロジロと見られている。 そんなに興味があるのかこの俺に? やばいなと思った。 照れるじゃん?とも思った。 人は人生の中で三度モテる機会があるというけれど、どうやら第三次モテ期が来たらしい。 いや待て・・・ そもそも第一次だとか第二次のモテ期があった記憶がない。年齢的な問題から勝手に最後のモテ期にしたけれど、もしかしたら第一次モテ期が来たのかもしれない。これは大変なこ
先週の土曜の夜、 というと3日前の夜、 自転車に乗っていて転んだ。 転んだというよりも転げて転がって転がり落ちた。 川沿いの少し高くなった道を走りながらスーパーを目指していると階段が見えて、そこを降りれば半分ほどの距離で行ける。 そう思った途端、もうすっかりと心の隅に隠れていた冒険心が顔を出し「俺は海賊王になる!」と叫びそうな勢いで勝手に自転車のハンドルを階段側に切った。 いや、自転車で階段を降りられたとしても海賊王にはなれませんよ・・・ と正常な心が伝え終わる頃には想像以上の傾斜に操縦不能におちいって、自分はといえばそのまま階段横の草むらへと落ちていった。 一瞬気を失い、気づいたときには頭を草むらに突っ込んだ状態で仰向けになっていた。 おい、冒険心、なにしてくれやがる・・・。 なんてことを考える余裕もなく、出来たてのゾンビのように起き上がり、再び自転車にまたがり目的のスーパーへと走り出し
先日、表参道に行ってみるとアイスクリーム屋の“ベン&ジェリ-ズ(Ben&Jerry's)”が無くなっていた。 「あれ?いつのまに?」 と思って調べてみると『アメリカに本社を置く“ベン&ジェリーズ”社は2020年3月に日本事業から撤退しました』とニュースがお知らせしていた。あぁ・・・。 ついでに見つけた情報ではこの会社、イスラエルによるパレスチナ占領に異議を唱え、パレスチナ占領地での販売を2022年末に終了することを発表している。 日本は裏では何かとあるけれど、表立っては支配も占領もされていないから単に売り上げの問題で撤退したんだろう。 そんなベン&ジェリーズに何年か前、ふと寄ってみたことがある。 お店に入り、よくわからないまま薦められるまま、店員が言うところの一番人気“チェリー・ガルシア”を頼んだ。 伝説のバンドのギタリスト“ジェリー・ガルシア”から名前を取ったというけれど、伝説過ぎてまっ
ある日、会社に段ボール箱でお中元の品が送られてきた。 箱の中をのぞくと6個のパイナップルが膝をかかえて行儀良く整列しながら座っていた。どうもパイナップルもソーシャルディスタンスを守るようになったらしい。 ふむふむ。 かわいい奴らだ。 食べてしまいたい。 と思ったものの、6個もあれば独り占めなんかはできやしない。ましてや会社に届いた時点で欲深い他の社員達にも見られてしまっている。 というかそもそも、ひとりそんなに食べられやしないし、食べたくもない。社内でお裾分けしようと周囲の社員に声をかけてみた。 ところがパイナップル・・・ なぜだか人気がない。 どうしてなんだろう? 不思議で仕方がない。 渋い表情を崩さない固い皮に、とがったヘアスタイルの葉っぱ、イケてる若者風に見えるのにダメなんだろうか? イケメン好きであろう女子にあげようとすると「あ・・・いえ、結構ですぅ・・・」と尻すぼみの返事を返して
渋谷辺りの道玄坂辺りを当たり障り無くぶらぶらと歩いていた。 “犬も歩けば棒に当たる” ・・・でお馴染みの犬がこの街のシンボルだけれど、おっさんである自分がぶらぶらと街を歩いてみたら当たったのはラーメン屋だった。 男旭山!! ・・・という名のラーメン屋。 なんて男らしい名前。 The・男!!!男の中の男。 押忍押忍押忍!!くらいにオス。 看板からして何かの汁を出していそうな雰囲気を醸し出している。 頼むからこちらにはかけないで欲しい。 それにしても最近の世の中ラーメン屋が多すぎる。 ラーメン屋ができるたびにいちいち味を確認しなくちゃいけないこちらの身にもなって欲しい。 ・・・と書いてみたけれど、いやいや、そもそもそんなに多くのラーメン屋を確認してなんかいない。 けれど最近、汗のにおいが豚臭くなってきたのはやっぱりラーメンを食べ過ぎているせいなんだろうか。 いや、たぶん単なる加齢臭のせいだろう
電話ボックスを見た。 とても久しぶりに。 単にこれまで見逃していただけかもしれない。 けれどやっぱり珍しいなと思った。 だからついつい写真に収めてしまった。 その写真を撮るのに使ったカメラはといえば、もちろんカメラのついた携帯式の電話で、つまりは今どきのスマートフォンなんだから、電話で電話を撮るという不思議さに技術の進歩を感じた。 そうやって技術の進歩について考えていると、これから先のさらなる進歩が期待できて、いったいどんなステキな未来が待っているんだろうと、この先の世界がとてもステキなものに思えてきた。 きっと、とんでもなくすごい世の中になるに違いない。 あれほど大きかった電話が今では片手に収まるほどに小さくなり、ポケットに入れて持ち運べるようになったし、パソコンですら小さく薄く軽くなり、カバンに入れて簡単に持ち運べるようになった。 もしかしたら世の中のすべてのものは未来に向けてどんどん
小学生だった頃のある日。 部屋でマンガを読んでいると、 兄がドアを開け放つなりこう言った・・・ 「おい、今日から俺のことをツースリーと呼べ」 え・・・なにそれ? と当然の疑問を口にする若き日の自分。 「だからツースリーだよ。2と3だから『にいさん』だ。いいな!」 となぜか高圧的で満足げな兄。 いったいどうしたっていうんだい?にいさん・・・。 なんだかもやもやしながら、けれどそれ以来兄のことをツースリーと呼んでいる。あれから何十年か経った今でも・・・。 まぁ、ウソだけど。 いずれにしても子供のころの兄弟の会話なんてそんなものだ。 どこかくだらない、そしてなんだかほろ苦い。 ところが会社の先輩から聞いた先輩兄弟の会話は少々違っていた。 先輩家族とその弟家族が餃子パーティーをしていたそうで、そこに先輩、ある品を持ち込んだ。 ある品・・・石垣島ラー油を。 石垣島ラー油、別名“幻のラー油”。 当時そ
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