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ドラクエ3
he-knows-my-name.hatenablog.com
ご無沙汰しております。 弁護士になって以来、実質的な更新を全くしていなかったので、芸能界であればそろそろ死亡説も流れてもおかしくないですね。しかし、おかげさまで生きています。 都内の企業法務を主に扱っている中堅(?)事務所*1でなんとか一年やりきり、二年目に入りました。 知っているだけで同期数人が既に事務所を変えていることからすれば、ずいぶん恵まれているなあと実感しています。 業務内容は、私個人は紛争寄りで、一年で40件程度の交渉・仮処分・訴訟を担当しました。内容は、やからとの交渉や債権回収から、裁判例が固まっていないややこしい分野の訴訟までとかなり幅広です。また、紛争以外にも、契約書レビューや企業の日常相談、デューディリジェンスを中心とするMA案件、コンプラ案件、再生案件等も担当しています。さらに、弁護士会の研修ではありますが、刑事事件も2件担当しました。そういう意味では、同期の中でも、
1 二回試験とは 修習生の皆さんはもちろん、ロースクール生の皆さんなどならご存知かと思いますが、司法修習を修了するためには、二回試験なる試験をクリアしなくてはなりません。修習における科目は、民事裁判、刑事裁判、検察、民事弁護、刑事弁護というように分かれていますが、二回試験はその5科目について、裁判等の記録を読み、30〜50枚程度A4の起案用紙に設問に従って論述するというものです。 例年不合格者は2000人余りの受験者のうち50人程度ということもあり、ふつうにやっていれば落ちない試験ですから、実務修習中はあまりこの試験を意識することはないでしょう。しかし、そもそも試験自体が朝10時から夕方6時までというのを5日間という、司法試験よりもハードなものである上、落ちたときのリスクがあまりにも大きいことから、集合修習の始まる8月あたりから、だんだん緊張感が高まってきます。特に、試験当日の会場の雰囲気
人生に一度しかないはずの修習なので、日記と言うか雑感をまとめようまとめようと思っていたら、それなりに忙しすぎてまったくそんな時間がなく、気付いたら三ヶ月あまりが経過していたという状態なので、この週末は珍しく家にこもって溜まっていた作業をしていました。 さて、(1)と付けたからには連載予定ですが、今日は法曹三者の就職活動事情について書きます。 まず、私の修習地大津は、修習生が20人程度で比較的小規模です。 そして、今後の連載については、現在私は検察修習を終え裁判所で修習中、その後弁護修習に入るという身分であることを踏まえて読んでいただければと思います。というのは、修習先によって見解や価値観も異なりうることから、法曹三者の全てを見る前と後では、私の考え方に違いがある可能性があるからです。すなわち、ここに書かれているのは私の暫定的な感想だということです。 また、就職活動事情についても、私の見聞き
とりあえず、成績が返ってくる前に書いた方がいいかなと思ったので、これから自分がやっていた勉強と、使った教材、できれば本番で何を書いたかあたり(これは別記事にて。)を記していこうと思います。また、成績が返ってきたらたぶんそれも載せます。 最初に、自分は今まで中学高校の模試からはじまり、東大入試やロー入試といった試験をいくつも受けてきましたが、ここまで準備不足な状態で受けた試験は初めてでした。また、試験中に落ちたかもしれないと思って茫然とし、手が止まってしまってしばらくぼーっとしたのも生まれて初めてでした。そんな人間が書いたものとして以下お読みください。 結果発表後はなんとでも言えると言われればそれまでですが、普段は勉強内容や時間を晒すといったことに躊躇がない自分でも、今回については時間を晒す勇気がありません、というか、この記事も書いた後公開するかどうかかなり躊躇しました。つまり、晒すのが恥ず
長いので目次を。 1 弁護士の就職活動のスケジュール 2 自分の就職活動事情 (1)内定先について (2)就職活動の大まかな方針について (3)時期ごとの流れ a.5月下旬 b.6月 c.7月 (4)就職活動を経ての感想 a.65期の採用についての感想と採用人数について b.大手事務所へ行きたいという人へ c.「勝ち組」就活ができなかった人へ d.ESや面接に臨む前にやるべきこと−相手がどんな人を求めているかを知る e.相手が求めている人材像を知るには f.相手の求めている人材像に合う自分像の提示について g.ESや面接でのPRについて h.準備は万全に 3 まとめ 1 弁護士の就職活動のスケジュール 法科大学院卒業後、就職するには他と同様就職活動というものがあるのは当然ですが、それについて今回は長々と書きます。 まず、就職活動のスケジュールですが、5月に司法試験が終わると、5月下旬くらい
■はじめに X(Twitter)で、予備試験に合格したのに四大法律事務所に入れなかったという投稿が話題になったのをきっかけに、色々な意見が飛び交っています。そこで、気づいたら実務経験が10数年、五大(四大)法律事務所ではない、企業法務を扱うそれなりの規模の法律事務所でパートナーを務める自分の意見を少し書いてみようと思います。正解がある話ではありませんが、現在事務所選び中の方々の参考になれば幸いです。 ■事務所選びの要素(ポイント) この十数年を振り返ってみたとき、事務所選びの要素になるものは、色々思いつきます。しかし、いくつかに絞るなら、①仕事の幅、②成長速度、③勤務時間、④人間関係、⑤経済条件でしょうか。それぞれ以下のような意味です。 ①仕事の幅:入所して自分が現実に取り扱う仕事の幅という意味です。「現実に」というのは、入所した後実際に取り扱える(自分の部門で扱う)仕事の幅という意味です
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