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画力アップ
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アーモンドアイ号がヴィクトリアマイルを優勝し、獲得賞金が10億円を突破したと報じられた際に、「昔の馬も含め、すべて現代の賞金に換算して集計し直した場合にどうなるか」という記事を書きました。これがもう3年半前のことです。 https://horsedata.hatenadiary.jp/entry/20200521/1590050337 当時はこれが一回限りの集計、と述べましたしそのつもりでしたが、その後いろいろと状況が変わってきました。まず一つは2023年に発生した、パンサラッサ号のサウジC優勝やウシュバテソーロ号のドバイWC優勝、そしてイクイノックス号の大レースの立て続けの優勝。収得賞金では各馬上位に進出してきて、過去の名馬との比較で賞金面での歪みがだいぶ出てきています。もう一つは一部レースの賞金高騰。3年半前の記事で「ジャパンCや有馬記念が1着5億円くらいにならない限り、傾向としては大
先日ネオユニヴァース号の死去が報じられ、改めて戦績を見ていたら一度だけ池添謙騎手が騎乗しているのを見つけました。筆者が競馬を見るようになった頃の活躍馬で、当時は馬の過去の戦績についてはあまり見ていなかった、騎手もそこまで知らなかったため、そんな過去があったことに全く気付いていませんでした。 このような、有名馬の代打騎乗、一回きりの騎乗として語り草なのは近年、と言っても15年以上前ですが、キングカメハメハ号のD.バルジュー騎手ではないかと思います。そのような例がもっとあるのではないか、各騎手が一度だけ騎乗した馬にどんな馬がいるか、という興味のもとで調べてみることにしました。 本件の最初の着想は「主戦じゃなかった馬」という括りだったのですが、主戦か否かの定義が曖昧なのと、仮に騎乗数1位だった馬を除外ということにしてもそれをいちいち確認するのが大変なので、明快な線引きと調査の軽減を目的に「騎乗数
日曜阪神のムーンライトハンデでエイシンヒカリ号が優勝。無傷の4連勝を飾りました。4連勝ならそれなりにありますが、降級を挟まず未勝利(新馬)、500万下、1000万下、1600万下と順に勝っていくのは少ないのではないでしょうか(これを表現する言葉が思い浮かばないので、勝手にステップを踏んだ連勝、ステップ連勝と呼ぶことにします)。そこで、1986年以降のステップ連勝馬、とりあえず1600万下までのステップ連勝馬を調べてみました。全馬一覧は以下のとおりです。 馬名連勝期間路線連勝内容次走重賞実績 ボールドノースマン1986〜1988芝中距離新馬、400万下、900万下、1400万下OP特別3着未勝利(GII・3着) ケイコバン1988ダート未勝利(2戦目)、400万下、900万下、1400万下GI・18着未勝利 オギティファニー1994芝短距離未勝利(初戦)、500万下、900万下、1500万下
日常的に馬券を買っている方にはとっくに知られていることでしょうが、内田騎手が絶不調です。こと勝ち星に至っては春になって急ブレーキがかかっており、4月第3週からの1ヶ月でわずか3勝。通常だと月10勝クラスの騎手がこの成績というのは、非常に悪いです。今年44歳になる内田騎手、騎手としてはもちろん高齢の部類ですが、武豊騎手、蛯名騎手、横山典騎手が年上にあたるため、まだまだやれるはず。でも、単純な衰えの可能性もなくもありません。ということで、中央移籍後の内田騎手の成績をいくつかの側面から確認してみます。まずは移籍後の年毎の成績から。 ◆年・年月別集計 騎手:内田博幸 集計期間:2008. 3. 1 〜 2014. 5.11 -------------------------------------------------------------------------- 年・年月 着別度数 勝率
週末の皐月賞では、丸山騎手がカフナ号にてGI初騎乗の予定。デビュー年は10勝にも満たなかったものの、昨年は年間100勝に迫ろうかという大ブレイク。今年も年明けの騎乗停止をものともせず、着々と勝ち星を積み重ねている丸山騎手にとっては、主戦場がローカルということもあるにせよ、ここでGI初騎乗というのは少し遅い印象。ただ、その舞台がクラシックとあっては本人としても晴れがましい思いでしょうし、緊張が多分にありつつも気合も入っていることでしょう。 丸山騎手はこれから平地GIの常連になりそうな将来期待の若手騎手でありますが、現在GIで常連の騎手も、みなGI初騎乗というレースはあったわけです。それがどのレースなのか、1986年以降デビューの騎手(競馬学校出身者のみ)について、平地GIを対象に見てみました。以下の平地GI競走の並びは、本年の開催順に則ったものです。 レース名騎手(GI初騎乗時点のデビュー以
嶋田騎手に関連して、騎手の初騎乗初勝利につきましてはこちら→過去25年の初騎乗初勝利騎手 弥生賞やチューリップ賞に関連して、3歳春のクラシックのボーダーラインにつきましてはこちら→春の3歳三冠レースの出走賞金ボーダーライン にまとめていますので、必要に応じてご参照ください。 さて、先週は競馬界の年度はじめということで、新人騎手7名がデビュー。嶋田騎手が初騎乗初勝利、藤懸騎手は2連対、花田騎手は3着3回、などと各々まずまずのスタートを切っています。そんな中、藤沢和厩舎所属の杉原騎手は騎乗ゼロというスタートになってしまいました。所属騎手は積極的に起用する厩舎ですし、騎乗予定馬が除外になったとのことでたまたまだとは思いますが、それでもデビュー週騎乗ゼロとは寂しい。最近だと去年の川須騎手もデビュー週は騎乗がありませんでしたが、そのような騎手はどのくらいいるでしょうか。1986年以降にデビューした騎
NHKマイルCを優勝し、週末の東京優駿でも有力馬の一頭として挙げられるダノンシャンティ号。セールで高馬ばかり買っている割にたいした成果が得られていなかった馬主ダノックスにとっては念願のGIタイトルをもたらしてくれた馬です。通算重賞勝利でも2勝目(毎日杯)と3勝目(NHKマイルC)をもたらしており、2,750万円というダノックスとしては安く買った馬がここまで走るとは、ディープインパクト号やザサンデーフサイチ号の例を挙げるに及ばず、ほんと競走馬の成績は値段に比例するわけではないということがよくわかります。セールで目立つ馬主というと他には冠名トーセンの島川隆哉氏がいますが、彼がGIの表彰台に立つ日は来るのでしょうか…。 さて、ダノンシャンティ号を管理するのは松田国英師。松田国厩舎はダイワスカーレット号をはじめとして、キングカメハメハ号、クロフネ号、タニノギムレット号など多くの活躍馬を輩出する名門
3月に入りました。今週末はチューリップ賞に弥生賞、桜花賞や皐月賞のトライアルレースがスタートということで、熱い季節が刻一刻と近づいています。 さて、桜花賞や東京優駿への出走が、騎手、調教師、馬産地にとっての憧れ・目標となる舞台であることはご存知の通りですが、それは一口馬主・POGなど、応援している3歳馬を持つ競馬ファンにとっても同じ思いでしょう*1。本番までに重賞を勝っている、トライアルで権利を獲っているなら出走には問題ないですけど、それ以外のメンバーは純粋に収得賞金順で出走の可否が決まります。そこで、例年春の三冠レースはどのくらいの収得賞金があれば出走できるのか、過去10年をサンプルに拾ってみました。 以下に、桜花賞・皐月賞・優駿牝馬・東京優駿それぞれの、過去10年の出走馬の中の最低収得賞金(トライアルで権利を得た馬は除く)を示します。最低収得賞金の馬は抽選で滑り込むことも多いので、JR
騎手の間でインフルエンザA型が猛威を振るっているようなので、過去の感染も含めてまとめておきます。新たに判明次第随時更新、12月23日現在の状況です。 長谷川騎手:8月29日陽性。29・30日ともに乗り替わり。 藤岡佑騎手:10月5日陽性。10・11日は騎乗。 的場騎手:10月20日陽性。24・25日騎乗見合わせ。 田中克騎手:10月24日陽性。週唯一の騎乗の後に判明。翌週は騎乗。 高田騎手:11月2日陽性。7・8日騎乗見合わせ。 石橋脩騎手:11月4日夜陽性。7・8日騎乗見合わせ。 松山騎手:12月15日午前陽性。19・20日騎乗見合わせ。 宮崎騎手:12月15日陽性。19・20日騎乗見合わせ。 西田騎手:12月16日陽性。19・20日騎乗見合わせ。 国分優騎手:12月16日午後陽性。19・20日は騎乗停止期間中。 竹之下騎手:12月17日午後陽性。19・20日騎乗見合わせ。 佐藤哲騎手:
今週末は2歳馬最初の重賞、函館2歳Sが行われます。このレースに出走を予定しているのが小笠厩舎所属のドナルドバローズ号。父ボストンハーバー・母父ラムタラの牡馬です。新馬戦は三浦騎手で快勝しましたが、三浦騎手は当日関屋記念のスマイルジャック号騎乗のため新潟へ遠征、乗り替わりになります。そこで騎乗するのが、先週小倉記念を制した角田騎手。毎年夏は小倉を主戦場にする栗東所属の角田騎手が、重賞とはいえ美浦所属の2歳馬のために札幌へ遠征します。いかにも不自然な乗り替わりですが、春のクラシックを御覧になった方ならすぐわかる通り、馬主である猪熊広次氏の意向が大きく働いたのでしょう。 冠名バローズの猪熊広次氏の所有馬といえば、少し前までは07年富士S2着のマイケルバローズ号でしたが、現在は今年の東京優駿3着でありシンザン記念優勝馬でもあるアントニオバローズ号が真っ先に挙がるでしょう。その主戦が角田騎手でありま
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