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human921.hatenablog.com
現在様々なメディアで取り上げられることの多いこの「日本スゴイ」という言説。各所で語られてる話題ですが、今回の記事ではこの件を、社会心理学的な観点から考えてみたいと思います。 僕が見るにこれらの言説には、大きく2種類のものがあるように思います。 まず一つは「日本は優れている」というもの。そしてもう一つは「日本には独自性がある」あるいは「日本は特別なものを持っている」というものです(日本の後には「人」という言葉を入れてもいいです)。 カギカッコで示したこれらの言説には、ある共通点があります。それは、「他国との比較」が必要であるという点です。 「優れている」とか「特別である」といった物言いは、比較の対象となる基準のための「日本以外の国」、というアクターが存在しなければ成立しません。 したがってこれらの言説は全て、それがはっきりと言明はされなくとも「他国と比べて」という枕詞が存在しているわけです。
ここ1年ほど、ブログ間でブックマークを付け合ういわゆる「互助会」という組織?が話題になっていますね。 調べたところどうやらこの「互助会」は、より多くのPV数、あるいはそこから派生するブログ収入を稼ぐために、お互いにブックマークを融通しあってホットエントリーに互いのブログを乗せることを活動の目的としているそうです。 さらにここ数日、互助会ともくされているらしいブログが炎上したらしく、新たに「なぜ互助会のブコメは賛同しかないのか、内容に批判点があるなら諌めるべきではないか」という話題が持ち上がっています。 zaikabou.hatenablog.com 僕自身、互助会の是非やそのあり方等の話題についてはさして興味は無かったのですが、この「なぜ互助会のブコメは賛同しかしないのか」という議論についてはかなり大きな興味を持ちました。 なぜなら当疑問に、以前このブログで「インターネットにおける言葉の暴
こんにちはhuman921です。 シノドスさんのこの記事を見て、 synodos.jp 思うことがあったのでこのエントリーを書くことにしました。 シノドスさんのこの記事では、「古いレイシズム」と「新しいレイシズム」という言葉が出てきます。 前者は対象集団の劣等性や犯罪行為に関してのレイシズム。 後者は特権や生活保護、逆差別に関するレイシズム。 記事の中で高史明さんは、少なくとも日本のネット上のコリアンへのレイシズムはこの両者が共存していると指摘しています。 僕はこの指摘を見たとき、この2つのレイシズムの構造はあるものに似ていると感じました。 それは、米国における(古典的な)「黒人差別」と(主に)欧州の「ユダヤ人差別」です。 記事の中でも挙げられている通り、古典的な黒人差別は、黒人は劣等だと言ったり、彼らの犯罪について言及するものでした。 しかしユダヤ人に対してのそれは、彼らが(不当に)特権
1.外集団同質性バイアス(外集団均質性効果) これは自分が所属していない集団(外集団)に対して、自分が所属する内集団よりもステレオタイプ化された単純かつ均質な認識をしてしまう現象です。 たとえば「XX県民は冷たい」だとか「YY国民は気難しい」などですが、容姿などの外見的な特徴に対する認識の中にもこの現象が見られる場合があります。 2.錯誤相関 これは多数派に対して相対的に少数である集団の行動が、その集団の成員が皆そのような行動をとると認識されてしまう現象です。 たとえばメンバーが10人の集団Aに属する内2人が望ましくない行動をとり、5人の集団Bの内1人が同じように望ましくない行動をとったとします。 数字の上ではどちらも全体のうちの望ましくない行動の割合は5:1ですが、多くの場合集団Bの方が望ましくない行動をとりやすいと認識されてしまいます。 なお錯誤相関の厄介なところは、褒められるべき望ま
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