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前回は、CRT(現状問題構造ツリー)について書きました。 今回は、CRD(対立解消図)について書きます。 2.CRD : Conflict Resolution Diagram 対立解消図 CRD(対立解消図)は、「何に変えるのか」に答えるためのツリーです。 解決策の方向について「全体最適の観点」から、問題の背後にある「仮定・思い込み」を表面化させ、それを無効にする論理的な話し合いをすることにより、解決策へのコンセンサスを得るためのツリーです。 TOCでは、中核問題が解決されないままの状態になっているのは、対立があるからだと考えます。 そして、その対立の構造を明確に表面化し、それぞれのエンティティー間の背後(矢印の背後)にある仮定や思い込みを表面化させ、それを無効にする解決策を考え、対立を解消していくのが「対立解消図」です。 対立解消図の作成手順 問題 : 当月必要の無い製品まで、先行生産
今回からは、方針制約の打破や人間的な問題の解決など、多くの場面で活用される「思考プロセス」について、書いてゆきます。 TOC思考プロセスとは まず、TOC思考プロセスとは、どのような手法なのでしょうか? 一言でいうと、「人が介在する組織が抱える、複雑な問題の解決を目指した思考法」といえます。 この思考プロセスは、大きな3つのステップから成り立っています。 思考プロセスの3つのステップ ステップ1 : 何を変えるのか? 目的の達成を阻害している、間違った行動や考え方を探し出します。 ステップ2 : 何に変えるのか? 間違った行動や考え方を、どのような正しい行動に変えればよいかを決めます。 ステップ3 : どうやって変えるのか? 変えるべきものを、どのような方法・手順で変えればよいのかを、詳細に決めて行きます。 この3つのステップを進めるために、思考プロセスでは「5つのツリー」を用意しています
今回からは、TOC理論での評価基準として利用される「スループット会計」について、覚えておきたい内容を書いて行きます。 「スループット会計」とは TOCの目的は、「現在から将来に向かって儲け続けること」です。そして、この利益拡大のための評価尺度として使われるものが「スループット会計」です。 よって、 TOCの目的 = スループットの最大化 とも言えます。 TOC概論でも書きましたように、そもそもスループット会計とは、原価管理に使われる「標準会計」とは、利用目的や使われ方・使われる場面などが、全く違います。 しかし、会計と名前が付くことにより、どうしても標準会計と比較されてしまいます。 【標準原価計算とスループット計算】 下の図は、以前TOC概論で使ったものですが、見て解かるように、標準原価計算(標準会計)は、基本的に割勘計算であり、利益向上のための指標には適さないのです。 一方、スループット
今回は、メールフォームで頂いた皆さんの投稿の中から、思考プロセスの「現状問題構造ツリー」作成時に陥りやすい問題について、アドバイスしたいと思います。 思考プロセス「現状問題構造ツリー」作成のポイント 思考プロセスの5つのツリーの中で、良く使われるのが「現状問題構造ツリー」と「対立解消図」です。 その中でも現状問題構造ツリーは、企業や皆さんが抱えている問題を「原因と結果」の関係で構造化するということで、問題意識さえあれば気軽に作り始めることができます。 しかし、いざ始めてみると問題同士の前後関係や結び付けは意外に難しく、苦労して作成したツリーの構造に納得できず途中で止めてしまったり、他の人には受入れてもらえなかったりして、思考プロセスによる取組みをあきらめてしまう方も多いのではないでしょうか? そこで、ここでは現状問題構造ツリー作成時に陥りやすい問題や、納得のいくものにするためのポイントなど
思考プロセス事例の紹介 2012 年 3 月 25 日TOC 思考プロセス 今回は、昨年から飯塚革新コンサルティングが活動協力しております「新潟TOC勉強会」の中で、メンバーが発表した思考プロセスの事例をご紹介いたします。 この記事を読む TOC用語集6(スループット会計) 2011 年 10 月 20 日TOC スループット会計 基礎知識 今回は、スループット会計で使われる用語について書きます。 TOC スループット会計で使われる用語 スループット(T:throughput) ・スループットとは、TOCにおける行動のための評価指標であり、製品を販売して得られるキャッシュから、製品を販売するために投資したキャッシュを引いた額を示します。 この記事を読む TOC用語集5(CCPM編2/2) 2011 年 2 月 24 日TOC CCPM 基礎知識 今回は、CCPMで使われる用語の中で、現象
今回からは、TOCのプロジェクト管理手法である、CCPMについて書いてゆきます。 CCPM : Critical Chain Project Management (クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント) CCPMは、エリヤフ・ゴールドラット博士により1997年、著書「Critical Chain(クリティカルチェーン)」により発表されました。サブタイトルは、「なぜ、プロジェクトは予定通りに進まないのか?」です。 この著書は、DBRを紹介した著書「ザ・ゴール」と同様に改善物語として書かれており、今までのプロジェクト管理方法の問題点を浮き彫りにし、プロジェクト業務特有の問題に対しどのように対処したらよいかを、分かりやすく説明しています。 ただし、著書「クリティカルチェーン」では、不確実性の高い業務に対するスケジューリング方法はなんとなく分かりますが、プロジェクトの管理方法については
今回は、思考プロセスの5つのツリーの中から、 CRT(現状問題構造ツリー)について書きます。 1.CRT:Current Reality Tree 現用問題構造ツリー CRTは、「何を変えるのか」を明らかにするツリーであり、システムの抱える問題構造を明確にし、変えるべき中核問題を見つけ出すツリーです。 中核問題とは、目的の達成を阻害している問題の根底にある「根っこ」の問題で、問題全体の70%に影響を持つ問題のことです。 このCRTでは、「十分条件ツリー」を使います。 CRTにより構造化されたツリーは、進むべき方向を誰でもが認識することができ、ベクトルの合った活動が可能になります。(また、上司の説得にも有効です) なお、このツリーは「5ツリー法」での最初のツリーとなります。 CRTの作成手順 手順-1.CRTを作成する「対象システム(企業・組織)」を、明確化する。 システムの範囲、システムの
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