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買ってよかったもの
imoriki.hatenablog.com
☆選択肢がこれでいいのか? 今朝の新聞に載っていた共同通信の参院選立候補者アンケート、ご覧になった方も多いと思います。私が「おやっ?」と思ったのは、「参院選後に最優先で取り組むべき課題は何だとお考えですか」の選択肢です。少し長くなりますがそれを全て記載すると、「新型コロナウィルスの感染防止策」「景気対策」「財政再建」「年金、医療など社会保障」「子育て支援、少子化対策」「貧困や格差の問題」「地方創生、東京一極集中の是正」「憲法改正」「震災復興、防災」「外交、安全保障」「脱炭素社会実現などエネルギー政策」「ジェンダー平等や多様性の尊重」「国会議員の定数や歳費の削減など身を切る改革」「政治とカネの問題」「米軍普天間飛行場移設など在日米軍基地問題」「行政のデジタル化」「選挙制度改革」「国会改革」「その他」…… これだけわんさと項目が上がっているのに、「雇用」のコの字もない。眼を皿のようにして見直し
☆思いがけずも国会へ 昨日、衆議院法務委員会に参考人として呼ばれ、意見陳述をしてきました。労組役員としての現役を退いて半年余り、まさかまた国会で意見を述べる機会が巡ってこようとは思いませんでした。 これにはわけがあります。今国会で審議対象になっている法案は昨年の10月に法制審議会において答申された内容がベースとなっているのですが、その法制審において私は、侮辱罪の問題についての議論があまりにも拙速であるとして態度を保留しました。法制審議会の採決で態度を保留するというのはかなり異例のことで、私の在任中初めてのことでした。その当時の思いについてはブログにもつづったところです。 imoriki.hatenablog.com ☆本当にやる気があるのか? 私は陳述のなかで、「今回の改正は、目的とすることについてはしっかりとその目的達成を目指し、一方で目的としていないことについては、生じかねない危険性の
☆噴飯ものの朝日の報道 こういうことに時間を取られること自体にまた怒りがふつふつと湧いてくるのですが、触れないわけにいきません。21日(金)のデジタルから流されている朝日新聞の報道です。「連合、参院選は支援政党を明示せず…」との見出しのもとに、「政策協定も結ばない基本方針をまとめ加盟組合に伝えた」とする内容です。「連合幹部」のコメントも使いながら、もっともらしい書きぶりで構成していますが、噴飯ものの誤報と言わざるを得ません。組織における方針策定の動向やプロセスを全く理解していない単なる稚拙さの所産か、特定の意図をもってわざと書いたかのいずれかしか考えられません。 連合の考え方全般や記者会見の内容は、ホームページにすべて詳しく掲載されており常にオープンですから、いかに今回の報道内容がそこからかけ離れたものなのか、是非多くの皆さんにみていただきたいと思います。どこの誰にいつどういう話を聞いたの
☆自分たちの「ストーリー」に合わないものは伝えない姿勢 1月5日の連合の新年交歓会は久々に総理が出席したということもあって、全ての全国紙がその模様を報じていました。しかし主催者代表の芳野会長が挨拶で何を言っていたのかはほとんど取り上げられていません。政治に関わる以下のコメントは全く引用されていません。 「与党一強状態を打ち破り、二大政党的体制のもとで与野党が切磋琢磨する、緊張感のある政治にしなければなりません」 「数におごり、民主主義をないがしろにするような政治が目に余る一方で、人々の素朴な疑問や怒りが足もとから沸き起こりつつあります」 ほとんど全ての新聞の論調は、政府与党と連合とがまるで蜜月に向かおうとしているかのような見せ方なので、これらの芳野コメントはそういうストーリーとは合わないということなのでしょう。事実を知ろうとするのであれば、連合のホームページから動画を拾うしかありません。
「賃上げ税制」をめぐる報道の論調は、「これだけでは賃上げは難しい」とするものが多く見られます。もっともらしい表現ですが本当にそんな言い方でいいのでしょうか?「賃上げ税制」はそもそも日本の賃上げにプラスになるのでしょうか? ☆効果がなくても政権にはプラス 「官製春闘」なるワーディングもそうでしたが、マスコミの方々は政権にはずいぶんと気を遣っておられるなあとつくづく思います。 私とて、政権が賃上げが望ましいと思っていること自体まで否定はしませんが、しかし実のところ、もし結果につながらなくてもこういう姿勢をとっていることは評価してよね、と思っているのではないでしょうか。 そもそもこれまでもほとんど効果のなかった「賃上げ税制」に対して、実績についての十分な分析は行われたのでしょうか?国民から集めた税金を使ったインセンティブで企業に賃上げをさせようというからには、それ相当の裏付けをオープンにして事を
☆小室眞子さんのワンフレーズ 「誤った情報がなぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、いわれのない物語となって広がっていくことに恐怖心を覚えるとともに、辛く悲しい思いをいたしました」 小室眞子さんが、彼女自身の新しい立場を獲得された直後の記者会見で述べられたワンフレーズです。日頃ひとさまの結婚情報にほとんど関心のない私ですが、翌日の新聞紙面からなぜか真っ先にこの言葉が目に飛び込んできました。この表現は、質問に対するお答えでもたびたび使われていましたから、小室眞子さんが、いかにお辛い状況であったのか、そして今それを懸命に乗り越えようとされているのだということが、しみじみと感じられました。 そうです。そうなんです。私も現役時代何度こういう感覚に襲われたことか。憶測や風聞が独り歩きするんです。いわれのない物語になってしまうんです。明らかに誤りであるとアピールしても、素通りされるのです。
久々にブログを更新します。 実に5か月ぶりで、その前は1年2か月あいていたので、1年7ヶ月で一回しか更新していなかったというわけです。言ってみれば使用料垂れ流しだったわけで、もったいないことをしていました。 今月の6日に連合の会長を退任する前は時間の制約も厳しく、またいろんなことがありすぎで簡単に表現できないという事情もありました。後者の問題は全て解消されるわけではありませんが、しかし、自分が経験してきたこと、知り得てきたことの上に立って、「おやっ?」と思うこと、思ったことを述べておくことは、ある意味自分の務めとも感じています。 <女性会長は歴史の必然> その手始めに、今回話題を呼んでいる「連合初の女性会長」誕生に関して一言述べておきたいと思います。 私はこれは一言で言えば「歴史の必然」であったと思っています。連合は二年前から運動方針で「ジェンダー平等・多様性推進」を柱の一つとし、その真ん
☆それを言っちゃあおしまいだよ、なのですが… はっきり申し上げて、私はこの数年間、メディア不信・政治不信をどう乗り越えていくかに呻吟し続けているといっても過言ではありません。 メディア不信はともかく、「政治不信」などとは本来私の立場から申し上げるべきではないかもしれません。各組織の皆さんに政治に向き合うことの重要性をことあるごとに強調している立場なのですから。それを言っちゃあおしまいだよ、と言われかねない話です。 言うならば私の「政治不信」はメディア不信とも一体物の所産なのです。だいたい連合に関わるメディアの取り上げ方の多くが政局とリンクさせたものであり、そのこと自体が心外であるとともに、内容が多くの場合誤解あるいは曲解に基づくものなのです。 取材も無しに書くケースも横行しており、既に報道された憶測報道を切り貼りして一つの印象を塗り込める記事もよくあります。たとえ取材をされても、記者の都合
☆有権者の目線は? 立憲民主党と国民民主党との間でのいわゆる合流協議が、両党幹事長間での段階を終え、年をまたいで両党首に引き継がれることとなっています。それぞれの当事者や関係者が熱い気持ちでこの問題に関わってきていることは当然で、そのこと自体は尊重されるべきですが、その熱さに比べて世の中の目線、有権者の目線が冷ややかであることも、一方では冷静に見極めておくことが必要だと思います。 「どうせまたガタガタするのだろう」とか「元のさやにおさまるだけで反省もなしか」、「選挙目当て・金目当てに違いない」等々の厳しい反応は根強いものがあります。民主党政権がバラバラになって以降、やることなすことがマイナス方向に向かい続けた7年間でしたから、先の臨時国会における共同会派結成の日がまだ浅い中では、当然すぎる反応として見ておかねばならないと思います。 一方でこの合流への動きの是非を問う世論調査の回答が、必ずし
☆つぶやきは少ないが 「ツイッターの光と影」というタイトルで前回のブログを出してから、あっという間に一ヶ月半が立ってしまいました。短文での気の利いたつぶやきは、まだ不得手です。本業に費やす時間との関係で発信の頻度もままなりません。しかしそんななかで先週は、思わぬ反響がありました。最初の発端は12日の定例記者会見からの報道です。 NHKのWEBによる「共産党とは目指す国家像異なる」という見出しのニュースがツイッターで取り上げられ、この記事に対する方々のつぶやきが、かなり反響を呼んだようです。 実は、私自身はこの件についてツイッターで一言もつぶやいていません。短文表現がまだ不得手ということもありますが、この件はそもそも短文で済ませられる性格のものではありません。まして、連合という存在に対する世の中の理解があまり進んでいない(そのこと自体は私の努力不足ですが)、そんななかでは、短文表現はさらなる
☆罵詈雑言はつらいけど 思うところあって、2か月ほど前からツイッターに時間をさいています。 発信の頻度がそんなに多いわけではありませんが、さっそく様々な反応をいただいています。 聞いてはいましたが、罵詈雑言はネトウヨだけではないのですね。 「お前いつまで会長でいるの」 「ええかげんにせえやこのクソ労働貴族が」 「どの口が言うか恥を知れ」等々。 いや、はじめの頃はもっとひどいのもあったと記憶しています。 正直言って、どこの誰なのかわからない人からの罵詈雑言は気持ちが萎えます。「お前」とか「クソ**」とか。会ったこともないのに。 私自身も、実態はそんな品がいいわけではありません。これまでの人生のなかで大ゲンカや取っ組み合いもありました。しかし、お互いに相手がわかっているなかでの話ですから、いずれにしてもサバサバしたもんです。 それに比べて、こういう、どこの誰かわからない、会ったこともない人から
☆痛恨の極み 参議院議員選挙が終わりました。様々な意味で残念な結果に終わったわけですが、私の立場からは、とりわけ構成組織の仲間が擁立した比例候補のうちのお二人が目的を達せなかったこと、そして連合奈良の西田一美さんも惜敗に終わってしまったことは断腸の思いです。多くの有為な推薦候補も残念な結果を余儀なくされました。精神力と体力の限りを尽くして挑んできた候補ご本人と、連日連夜、支援の拡大に汗をかいてきた仲間の皆さんのことを考えると、まさに痛恨の極みです。 政権を下野して以降の長期にわたる民主党・民進党の退潮と分裂の流れから、今回の選挙結果も懸念されていたことではありました。立憲民主党・国民民主党の力合わせの姿が、与党との間で互角の「勝負になる」という有権者全般の受けとめにまで到達しなかったことは、やはり全体情勢に響いたと思います。そして、比例選挙の得票数もそのひずみを強く受けたところです。 この
☆○○はそれを我慢できない 労働組合の取り組みは、世の中に実際の思いが伝わる機会が思ったより少ない…、常日頃の私の実感です。 従来型のメディア(新聞・テレビ等)は、必ずしもこちらが思うようにその実像を伝えてはくれません。(それはそんなものでしょう)その一方で、ソーシャルネットメディアの様々な利点を、能動的に活かすこともままならないのが足もとの実情です。 結果として、日頃の労働運動の持っている切実かつ素朴な思いや、役職員の連日の地道な取り組みなど、かなりの部分が埋もれたままになってしまっています。政治権力のメディアに対する巧みな対応・活用にくらべて、わが方はかなり遅れをとっている・・・私自身、もどかしさを日々つのらせているのが実情です。 神津はそれを我慢できない。自分自身がもっと努力をしていかないと。素朴な手探りからであってもかまわない、座したままでは何も前に進まないと。ということで、ささや
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