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スマートベータは近年脚光を浴びている用語です。 スマートベータというのはいわゆる造語で、これまでファクター投資と呼ばれていたものを一括りにスマートベータと呼んでいます。 ですので、内容として何か新しいものがあるわけではなく、これまであったファクター投資の総称とでも言うべきものです。 ここでは、このスマートベータ(ファクター投資)のメリットと問題点をご紹介します。 スマートベータのメリット まずスマートベータのメリットとして以下の3点をご紹介します。 アクティブファンドに比べて低コスト ポートフォリオの透明性が高い 長期的なリスクプレミアムが期待できる アクティブファンドに比べて低コスト スマートベータのメリットの1つは、コストが安いことです。 昔ながらのアクティブファンドに比べてかなりコストは低く設定されています。 コストが低い理由としては、スマートベータは基本的にポートフォリオ作成のロジ
クオンツ運用というのは時代とともに大きく変わってきています。 かつては簡単なスクリーニングモデルのようなものがクオンツ運用と言われたこともありましたが、今日では複雑さが増し、中身の分からないブラックボックスのようなクオンツ運用も登場しています。 一方で金融危機によりクオンツ運用の不透明さを毛嫌いし、透明性を求められる時期もありました。 ここではいわゆるクオンツ運用が過去どのような変遷を経てきたのか、そして足元ではどのようなことが起こっているのかをご紹介します。 1990年代:バリュースクリーニング シンプルなスクリーニングモデル 1990年代のクオンツ運用はいたってシンプルなものでした。 基本的にはある指標を使って銘柄にスクリーニングをかけ、その上位10%を保有するというようなものです。 ここでいう「ある指標」にはいくつか種類がありますが、当時よく使われていたのはPBRのようなわかりやすい
クオンツとは、金融機関に所属し、マーケットの分析や計量的なファンドの開発や運用などを行う人々の総称です。 一口にクオンツといっても、実に様々な人がいます。 しかしながら、冷静にその生態系を眺めてみると、ある一定の法則性と言うか、特徴というものが存在します。 ここではクオンツと呼ばれる人々の性格や特徴についてご紹介します。 なお、クオンツには証券会社で働く人や、金融系のIT企業で働く人などもいますが、ここでは運用会社で働くクオンツを想定しています。 クオンツに関わる人は高学歴です。 基本的には理系の大学院卒が多いです。 大学で言うと、私立だと早慶、国立だと旧帝国大学がほとんどです。 つまり、クオンツになりたいのであれば、少なくともこれらの大学を卒業する必要があります。 また中には博士課程や助手、はたまた助教授から転身する人もいて、高学歴に拍車をかけています。 ただ、金融の本場である米国では、
クオンツという職種には、専門的なスキルが求められます。 クオンツというとコンピューターおたくのイメージがつきまといがちですが、実際にはコンピューター以外にもたくさんのスキルが必要です。 クオンツという職種自体がニッチなので、求められるスキルもニッチになる傾向があります。 まあ専門性をいかに追及することができるか、ということがクオンツには求められるため、クオンツの業務に関わっていると、自然と多くのスキルが身についているということも多いです。 ここではクオンツに求められるスキルにはどういうものがあるのかをご紹介します。 数学 数学が嫌いな人は、クオンツには向きません。 そもそもクオンツという職種には、 「数理的な思考やコンピュータを使ってマーケットをモデリングする」 という要素が強いため、数学嫌いだとまず向きません(そもそも数学が嫌いでクオンツになろうという矛盾した人はいないと思いますが・・・
一口に外資系企業といっても、様々な種類の会社があります。 有名なのは投資銀行、コンサルティング会社などの激務高給な業界ですが、世の中にはそれ以外にも様々な会社があります。 ここでは「世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣」という本から、外資系企業の種類とそれぞれの特徴をご紹介したいと思います。 ここで挙げられている外資系企業は以下の4つです。 外資系金融 外資系コンサルタント 外資系IT 外資系メーカー 1、外資系金融 給料が高く、エリートも多いので、銀行のフロントサイドに勤めるバンカーと呼ばれる人々は調子に乗っている ゲスになるほど仕事ができる不思議な世界であり、求められる期待値も高いため、繊細な人間には向かない 銀行⇒証券⇒投資信託⇒保険といった順番に、謎の階級制度がある フロントの人々はプライドが高い 1については概ね同感です。 外資系金融の中でもフロント(お金を稼いでいる部署
私の尊敬してやまない投資家の一人にジム・ロジャーズがいます。 投資家としてはジョージ・ソロスとともにクオンタムファンドを立ち上げ、驚異的なパフォーマンスを上げ、また冒険家として2度世界一周をしたことでも有名です。 ここではこのジム・ロジャーズの著書「世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60」から、印象に残ったフレーズと個人的なコメントをご紹介します。 体調管理の重要性 運動をして、しっかり寝る これは基本中の基本ですね。運動と睡眠は、投資のみならず健康的な生活の基本のきです。 しっかりと運動し、寝ることで頭も冴え、投資判断も的確に行えるようになります。 そもそも健康でないと、投資どころか日々の生活も豊かに送ることはできません。 なにより健康が最大の資産です。 お金と価値 価値を考えてお金を使う バフェットも同じようなことを言っていますが、自分にとってそれは価値のあることなのか、しっかり
一口にお金持ちといっても様々なパターンが存在します。 事業で成功した、代々資産家の家柄、宝くじが当たった・・・など。 もちろん自分の身一つで稼いでお金持ちになったというストーリーが一番感動的ですが、現実にはそれ以外にもお金持ちになるパターンが存在します。 ここでは「お金持ちの教科書」という本より、お金持ちになる3つのパターンをご紹介します。 ザ・日本のお金持ち「土地持ち」 日本で資産家とよばれる人々の多くは、先祖から土地を引き継いだ人々 たくさん土地をもっていると、売却したり運用したりすることで収益を得られるので、可処分所得が大きくなる あまり肉体を酷使せず多くのお金を稼げるので、雰囲気は余裕たっぷり よく言われますが、日本では土地持ちの資産家(お金持ち)が多いです。 そしてその土地は自分で築いたものではなく、代々家系に伝わるものであったりします。 つまりいわゆる豪族や良家と呼ばれる方々で
社内失業という言葉があります。 会社に勤めているものの、仕事がない状態のことをこう呼ぶようです。 昔でいうところの窓際族といったところでしょうか。 会社というところは、みな公平に仕事が割り振られるわけではありません。 また、事業によって忙しかったりそうでなかったりします。 つまり、仕事は個々人により大いにムラがあるため、人によっては社会失業という状態が発生することがあります。 もちろん不運によってそのような状況になることもあれば、何かをやらかすなどしてそのような状況に追い込まれてしまう場合もあります。 ここでは、この社内失業に陥る典型的な4つの原因とその対策をご紹介します。 社内失業に陥る典型的な4つのパターン 社内失業に陥る典型的なパターンには、以下の4つが挙げられます。 転職した会社で仕事がない 仕事を干される そもそも会社に仕事が少ない 不祥事をやらかす それぞれ簡単に説明します。
投資において、分散投資は重要だと言われています。 「卵を一つの籠に盛るな」という格言が示唆するように、投資対象を分散することでリスクを和らげることができます。 一方で、リスクを抑えるということは、アップサイドも放棄するとういうことです。 リスクの定義はリターンのボラティリティ(値動きの大きさ)のため、下がるだけでなく、上がることも同時にリスクとみなされるためです。 つまり、大きなリターンを狙うには集中投資を行いリスクを取る必要であるということです。 ここでは、この分散投資、集中投資について考えてみます。 分散投資の意味 現代ポートフォリオ理論 当時博士課程の学生であったハリーマーコビッツが1952年に発表した論文「Portfolio Selection」により、値動きの異なる(相関が1ではない)証券を組み合わせることにより、ポートフォリオ全体のリスクが低減されることを示しました。 現在では
新興国債券への投資を考える際には、2種類の債券が存在することを知っておく必要があります。 1つは現地通貨建ての債券で、もう一つは米ドル建ての債券です。 この2つは共に新興国の債券ですが、その特性は特に為替を中心に異なります。 ここではこの2種類の債券の違いと共に、投資にどう活かしたらよいかをご紹介します。 2種類の新興国債券 新興国の債券には、「現地通貨建て」と「ドル建て」の2種類が存在します。 なぜ同じ新興国の債券なのに、為替の異なる2種類の債券が存在するのでしょうか。 まずは以下がその2種類の違いの概要です。 現地通貨建て新興国債券 現地通貨建ての債券とは、債券をその国の通貨で発行しているものを指します。 例えば、ブラジルであればブラジルレアル建ての債券となります。 ここで重要なのは、この債券に投資する際にはブラジルレアルという為替のリスクも内包されているということです。 要するにその
アクティブな投資をしていると、投資判断に行き詰る場合があります。 一度判断に行き詰ると、悩みのスパイラルに陥り、なかなか決断を下せなくなってしまうこともあります。 このような状態が長引くと、精神的にも堪えますし、なにより投資の機会損失が発生してしまう可能性があります。 ここでは、投資判断に迷った時の対処法と、やってはいけないことをご紹介します。 投資判断に迷う時 私の場合、投資判断に行き詰る時は、判断すべき数字が足りないときではなく、数字はすでに出そろった上でそれをどう解釈するかという点において迷うことが多いです。 このようなときは、数字はもう出切ってしまっているわけなので、他の情報を探しても徒労に終わることが多いです。 むしろ一度頭を冷やし、その数字は本当に割安さを示しているのかを冷静に判断することが大事になります。 私がこのような時に行っていることは以下の3つです。 散歩 過去の経験に
会社によっては自社株買いの制度を設けているところもあります。 この自社株への投資について、意見が割れるのをよく耳にします。 もちろん自社株買いにはメリットとデメリットがあるから意見が分かれるわけですがそれぞれにもっともらしい理由があります。 また、自社株投資を行う際には、一般的なメリットデメリットのみを考えるのではなく、自分の属する会社の特性やリスクも考慮する必要があります。 ここではそんな自社株買いについてご紹介します。 自社株買いのメリット インセンティブ(奨励金) 自社株買いのメリットは、なんといってもインセンティブが付くことです。 別名奨励金などともいわれますが、買い付け額の5%や10%といった金額が上乗せされて投資されます。 自社株買いのメリットはまさにこのインセンティブのみで、これがなければそもそも自社株買いをするメリットは全くありません。 会社の立場からすると、自社株を持って
新興国株式の位置づけは時代と共に変わってきています。 かつて1990年代は個人投資家にとっては非常に投資が難しい資産でしたが、2000年代から主として投資信託の普及により、新興国株式はより身近な存在となってきました。 また新興国株式自体も、時代と共にその特徴や魅力が変わってきています。 ここでは新興国株式の過去の変遷と共に、新興国株式に投資する最適なタイミングをご紹介します。 2000年代中盤:BRICSの時代 2000年代中盤頃は非常に新興国がもてはやされ、パフォーマンスも非常に良好な時期でした。 ゴールドマンサックスアセットマネジメントのジムオニール元会長が今後の成長国としてBRICsを提唱したのもこの頃です。 しかしながら、残念なことにこの時期にはまだ新興国株式へ投資するコストフレンドリーな投信は存在しませんでした。 もちろん新興国へ投資する投資信託は存在していましたが、それらはこぞ
私は現在のところ日本債券は投資対象とはしていません。 もちろん期待リターンが低すぎるというのがその主たる理由ですが、それ以外にも見逃せない問題点が日本債券にはあります。 ここでは日本債券へ投資を行わない3つの理由をご紹介します。 金利が低すぎる 信じられないほどの低金利 現在の日本国債の長期金利はほぼ0%です。 ほとんど投資家をバカにしたような水準です。 投資しているにも関わらず、利回りが0%というのはどういうことでしょうか。 むしろ信託報酬などのコストを勘案すると、マイナスリターンになってしまいます。 なぜこれほどまでに低金利(というかゼロ金利)なのでしょうか? その答えはとても簡単で、金利がほぼ0%でも買う主体がいるからです。 金利0%でも債券を買う人々 まず、金融機関は、物理的なキャッシュを多く保有することができないため、基本的には債券を保有します(短期債券含む) そのため、少しでも
日本では長年低金利(もしくはゼロ金利)の状態が続いています。 一方で、外国の債券には魅力的な利回りのものが多く存在します。 外国の債券と言っても種類は様々ですので、ここでは日本を除く先進国の国債を外国の債券と定義します。 理論上は外国債券に為替ヘッジで投資しても、日本債券と比べてリターンリスクという観点からはメリットは得られません。 しかしながら、現実には外国債券に投資する際にはいくつかのポイントが存在し、それらを考慮することで、有利に投資を進めることも可能です。 ここでは、外国債券(特に外国債券ファンド)に投資する際の3つのポイントをご紹介します。 短期金利の差=ヘッジコスト 外国債券を為替ヘッジありで購入すると、その名の通り為替部分がヘッジされますので、為替リスクは排除され純粋に外国の債券のみへ投資したことになります。 ただし、ここで注意が必要なのは、ヘッジコストの存在です。 例えば米
私はリートは有望な投資対象の1つと考えていますが、こと新興国リートに関しては懐疑的です。 もちろん新興国特有のリターンを提供してくれる、先進国とは違った相関構造をもっているという点はメリットではあるのですが、いかんせん投資できるファンドがいびつさが大きすぎます。 加えて、運用コストという点からも魅力的には思えません。 ここではなぜ新興国リートへの投資は必要ないのかをご紹介します。 実質コストが高い 信託報酬 まず、新興国リートインデックスファンドの信託報酬を確認しています。 代表的なところは、 eMAXIS 新興国リートインデックス SMT 新興国REITインデックス・オープン となりますが、両方とも信託報酬は年率0.6%(税抜き)です。 率直に言って新興国の資産でかつリートという主流ではない投資先であることを考えると、悪くはない水準と言えます。 実質コストは高い ただし、実際には信託報酬
リターンの約9割は資産配分により決まると言われています。 つまり、各資産の基本配分比率(アセットアロケーション)をどうするかということで、トータルリターンのほとんどは決定されます。 ここでは、ポートフォリオの基本配分比率を決めるための具体的な方法及びその問題点をご紹介します。 資産配分比率を決める手順 資産配分比率を決める方法はいくつかありますが、以下が教科書的かつオーソドックスな方法の手順になります。 投資対象資産を決める 許容できるリスクを決める 対象資産の期待リターン、リスク、相関係数を決める 許容できるリスクに対し、期待リターンが最大となるポートフォリオを計算する 順番に説明します。 1、投資対象資産を決める まずは投資対象資産を決めましょう。 日本株と債券だけなのか、外国株式も含めるか、新興国株式も含めるかなど、いろんな組み合わせがあります。 一般的には投資対象が多いほど、運用の
マーケットには様々なアノマリーが存在します。 アノマリーとは、よく原因はわからないけど、マーケットに発生する癖のようなものです。 この癖のようなものが繰り返し起こることで、超過リターンが狙えると言われています。 ここでは株式マーケットにおける有名なアノマリーの1つ、カレンダー効果をご紹介し、この効果を使った投資戦略を考察してみます。 株式のカレンダー効果(アノマリー) 株式マーケットのカレンダー効果は時間単位により4種類存在します。 具体的には、 年単位(1月効果) 半年単位(sell in may) 月単位 週単位 という4つの時間軸にてそれぞれアノマリーが存在すると言われています。 それぞれ簡単に説明していきます。 1月効果 1月効果とは、1年間の中で1月が最も株式のパフォーマンスがよいというアノマリーです。 特に小型株でその効果が顕著に表れると言われています。 原因としては、12月締
セミリタイアに向いている職業とは何でしょうか。 セミリタイア後は自分の時間を自由に使うということを前提とすれば、働き方が柔軟に選べ、単価の高い(時給の高い)職業がセミリタイアには向いているのではないかと思われます。 そのような観点から、セミリタイア向きではないかと思われる職業を独断と偏見で4つ程ご紹介します。 薬剤師 広告を見ると、大抵薬剤師の求人が載っています。 そして、時給3000円というような条件もざらです。 常に需要があり、このような高い単価で働ける。 薬剤師という職業はかなりセミリタイアに向いているのではないかと感じます。 時給3000円であれば週3で働いても月20万円を超えます。 また、常に需要があるのであれば、一度旅に出て戻ってきてから再び薬剤師として働くという方法も可能です。 個人的にはこの薬剤師という資格は非常に有益な資格であると感じています。 ただし、いわずもがなですが
ビジネスマンの三種の神器と言われるものに、金融、IT、英語があります。 かなり昔からこれらのスキルの重要性は叫ばれていますが、未だに重要視されているところにこれらのスキルの汎用性を感じます。 そして3つのスキル、実はセミリタイアともとても相性がいいのです。 ビジネスに活かし、セミリタイアにも活かす、そんな素敵なスキルかもしれません。 金融、IT、英語とセミリタイアの関係 金融知識 金融知識が豊富にあると、悪質な金融マンに騙されることもなく、良質な金融資産を購入することができます。 良質な金融資産は資産形成に役立ちます。 また、余計な金融商品を買うこともなくなるので出費も減らすことができるかもしれません。 当然資産形成はセミリタイアへの近道ですから、金融を理解し家計をコントロールすることはセミリタイアへ近づくことになります。 以前にも述べましたが、ある程度の資産を保有し、運用することはセミリ
十分な資産を築くのには時間がかかる いわずもがなですが、十分な資産があればセミリタイアすることができます。 以前当サイトの記事でも紹介しましたが、その時はざっくり5000万程度というのがセミリタイアの最低ラインでした(もちろん年齢や家族構成、求める生活レベルにより必要額は変わります) 5000万円貯めるのにかかる時間 この5000万円という数字、考えてみるとかなり大変です。 例えば毎月堅実に5万円ずつコツコツ貯金して、ボーナスで20万円貯金すると、年間で80万円貯まります。 これを30年続けて2400万円です。 30年といったらサラリーマン生活も終盤に入っているでしょう。 それでも5000万円には遠く及びません。 高給取りで、毎月10万円の貯金が可能で、ボーナスで100万円貯金したとすると、年間220万円貯まります。 このペースでいけば約23年で5000万円が貯まります。 23年と言えば、
昔英会話教室に通っていたとき、あるアメリカ人講師に出会いました。 彼は若くしてセミリタイアと呼べるような生活を送っていました。 その時の彼はまだ30代前半でしたが、自由気ままに世界を旅するという理想的な生活を送っていました。 当時社畜であった私にとって、うらやましさと共に理想を絵に描いたような生き方でした。 世界を自由に旅しながら気が向いたら働く 英会話が収入の武器 彼はアメリカ生まれで、当然英語はペラペラなので、その英語力を活かして日本で英会話講師をしていました。 しかしながら、彼には別の一面がありました。 それは好きな時に好きなように世界を旅するという冒険家だったのです。 英会話講師というのは旅に飽きて少しお金を稼ごうというときに行っていたものであり、ある意味好きなときに好きなだけ働いていました。 なぜこのようなことが可能なのか? それは英語を学びたいという需要が常に存在し、英会話講師
ROEは株式投資における重要な指標の1つですが、ROEだけ眺めても企業の実態がなかなか見えてきません。 ここでは、ROEをデュポン分解という方法により3つの要素に分解し、企業の特徴を読み解く方法をご紹介します。 デュポン分解とは デュポン分解の式 ROEは、純利益を純資産で割ったものです。 ROE=純利益/純資産 デュポン分解とは、このROEを更に以下の3つに分解することを言います。 ROE = 売上高利益率×資産回転率×財務レバレッジ デュポン分解式の導出方法 一応理屈を説明します。 各要素は、以下のように表せます。 売上高利益率:純利益/売上高 資産回転率:売上高/総資産 財務レバレッジ:総資産/純資産 この3つを掛け合わせると、 (純利益/売上高)×(売上高/総資産)×(総資産/純資産)= 純利益/純資産=ROE となります。 このようにROEを3つの要素に分解することにより、その企
株式投資の際によく使われる指標に、PBR、PER、ROEがありますが、この3つには密接な関係があります。 今回はこの便利な関係式と、実際の使い方の例をご紹介します。 PBRとPER、ROEの関係 関係式 PBRとPER、ROEの関係式は以下の通りです。 PBR=PER×ROE とても簡単です。 証明 一応理屈を説明します。 P:株価、 BV:一株当たり純資産、 E:一株当たり利益 とします。 すると、各指標は以下のように表せます。 PBR=P/BV PER=P/E ROE=E/BV これを、上記のPBR=PER×ROEに当てはめると、 P/BV = P/E × E/BV となり、右辺のEが分子分母で消えるため、両辺が等しくなります。 使用例 使い方の例です。 ここではPBRを基準に考えてみます。 PBR=PER×ROEという式の意味するところの1つは、PBRはPERとROEに分解できるとい
インデックスファンドは投資のツールとして広く普及しており、非常に使い勝手がいいです。 コストも安く、透明性も高く、個人投資家としてはなくてはならない存在です。 しかしながら、インデックスファンドにはいい点だけでなく、もちろん問題点もあります。 ここでは、インデックスファンドの問題点を4点ご紹介します。 インデックスファンドの問題点 インデックスファンドの問題点として以下の4点をご紹介します。 先回り投資 問題企業への資金提供 時価総額比によるウェイト付け 思考停止 以下順に説明していきます。 ①先回り投資によるパフォーマンスの劣化 よく知られていることですが、インデックスファンドというのは定義が明確なため、どの銘柄がいつ組み入れられ、どの銘柄がいつ除外されるのか予測することが可能です。 新規組み入れが確実と思われる銘柄にはインデックスファンドによる資金流入が発生するため、これを見越してあら
私は様々なマーケットへ投資するためのツールとして、主としてインデックスファンドを使っています。 ここでは、インデックスファンドを使う利点を4つご紹介します。 インデックスファンドを使う理由 透明性が高い インデックスファンドはポートフォリオ構築の定義が明確なため、透明性の非常に高い投資ツールです。 どの銘柄がどのくらい含まれているかも明確にわかるため、相場が動いたときにどのような要因で動いたのかも想像しやすいです。 透明性が高いと、そのファンドの中で何が起きているかもわかりやすいため、安心感にもつながります。 コストが安い ご承知の通り、現在のインデックスファンドのコストはかなりの水準まで低下してきています。 投資において、コストというのは確実なマイナス要素となるため、安いにこしたことはありません。 インデックスファンドではなくETFを使うという方法もありますが、ETFの場合には配当が払い
マーケットというのはしばしば調整します。 私の経験では、概ね5年に一回は世間が騒ぐような下げ相場がやってきます。 逆に、それ以上の期間調整がないと、その後の下げ相場もよりきつくなる傾向があります。 このような下げ相場が訪れた時、長期投資家はどのようなスタンスでいればいいでしょうか。 ここでは下げ相場時における長期投資家がしていいこととしてはいけないことをご紹介します。 下げ相場は必ずやってくる 当たり前の話ですが、下げ相場というのは必ずやってきます。 リーマンショックやITバブルを経験していない投資家からすると、下げ相場といってもそれほど強烈な印象はないかもしれません。 しかしながら、センチメントの悪化を伴った下げ相場というのはとても厄介で、それこそこの世の終わりではないかというような雰囲気が漂うことすらあります。 そこまでの大きな暴落まではいかなくても、ある程度のマーケットの調整というの
2016年1月に世界的に株価が大きく調整しました。 この調整を受け、米国大手金融機関のJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOが自己資金による自社株買いを発表しました。 また、国内大手証券会社の野村ホールディングスも自社株買いを検討との報道が流れました(両者ともブルムバーグより) このようなマネジメントによる自社株買いは、マーケットに対してポジティブなシグナルと受け止めることができます。 自社のことを誰よりも熟知しているマネジメントが自社株買いを発表することは、その株が割安であり、かつ自社株を買う体力もあることを如実に表しているからです。 自社株買いを実施する意味 自社株買いをする意味は大きく分けると2つありますが、2つとも突き詰めると株価対策という側面をもつことになります。 1つは株価が割安であるというシグナル、もう一つは株主還元というシグナルです。 自社の株価が割安であるというシグナル
近年日本国債の長期金利がほぼ0%で推移しています。 一時期は長期金利にもかかわらず、マイナスを記録していました。 ヨーロッパではこれよりひどい国もありますが、それでも異常な世界であることには変わりません。 この金利水準においては、もはや日本債券ファンドは投資に値しないといっても過言ではありません。 ここでは、債券リターンの計算式より、もはや日本債券ファンドはマイナスリターンの商品であること、そして、ダウンサイドリスクの高い商品であることを紹介します。 日本債券ファンドはマイナスリターン 債券リターンの計算式 債券のリターンは概ね以下の式で表せます。 リターン=利回り+債券価格の変化 二項目の債券価格の変化は、 デュレーション×金利変化×(-1) と書けます。 デュレーションとは、ざっくり金利変化に対する債券価格の感応度と考えてしまってよいです。 例えば、既存の日本債券ファンドのデュレーショ
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