アニメ化の幕開けは「これは難題だ」 ワーナー ブラザース ジャパンの大森啓幸プロデューサーは、とあるアニメ関連企業からTVアニメ化の話を持ちかけられた際、「これは難題だ」としばらく悩んだという。日本を代表するビッグコンテンツのひとつではあるが、なにしろ原作の発表は1987年である。とくに初期の荒木飛呂彦が描くキャラクターは劇画調でマッチョイズムに溢れており、少なくとも現代の流行の絵柄とはかけ離れていた。ジョジョを知らない層は、はたして受け入れられるのだろうかと。しかし大森は「絵柄をどうするかという問題はありましたが、作品そのものがもつパワーはけして色褪せてはいませんし、なにより僕自身が大のジョジョファンということもあって、困難を承知で挑戦させてもらうことにしました」と、アニメ化を決意。集英社からの快諾も得て、さっそくスタジオ選びに着手することになる。 ジョジョを描くことのできるスタジオとな