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オーディブック「老妓抄」(岡本かの子)を読了。 老妓抄 (新潮文庫) 作者: 岡本かの子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1950/05/02メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 47回この商品を含むブログ (25件) を見る老妓と呼ばれる老いた芸者の平出園子は、自分の人生に不満を感じていた。一途にのめり込んだことのない人生であった。不完全燃焼の人生、、、。 老妓はあるきっかけで、柚木という金儲けの野望を持つ若い青年の面倒を見ることになる。その青年の野望に魅力を感じて、その実現を応援してみようというのである。 やがて柚木は老妓に囲われた生活の中で堕落していき覇気が失せていく。そしてそのような自分に嫌気が差して逃げ出すようになるのだがその度に連れ戻すことを繰り返す。 冷静な老妓が最後にうろたえる場面には意外の思いが浮かぶ。老いた女の執着心を巧みに描く作品である。 最後の、主人公の短歌の
本日、『実年期の肖像』(久恒啓一)を発刊しました。 人生100年時代にあたって、「新・孔子の人生訓」を提案。青年期(25歳‐50歳)。壮年期(50歳‐65歳)。実年期(65歳‐80歳)。熟年期(80歳‐95歳)。大人期(95歳‐110歳)。仙人期(110歳‐120歳)。65歳から80歳を「実年期」と呼んでいます。大人になってから6期ある。実年期以降も、3期あるという考え方です。 退職後の60代後半からの「実年期」の生き方に焦点をあてて、この時代を存分に生きている私の友人たちにインタビューした内容です。 松山真之介(人吉しごとサポートセンター長) 河野初江(一社・自分史活用推進協議会理事長) 渡辺幸裕(株・ギリー代表) 山本冬彦(アートソムリエ) 須藤一郎(すどう美術館館長) 新書版200ページ。1540円(消費税込み)。アマゾンで販売。 はじめに 人生100年時代の到来にあたり、「新・孔子
知研セミナーは、プログラマーの地蔵真作さんの「おもしろさが切り拓く未来」という講座。プログラム開発者の独創へのこだわり、オリジナリティ志向に感銘を受けた。 「本」を対象としたプログラム開発をしている人で、2012年には「リブライズ、2023年には「シェルマ」を開発している。どちらもフェイスブックで入れる。 「リブライズ」は、「すべての本棚を図書館に」。バーコード・リーダーでISDNを読み込むとウェブ上に自動的に本棚ができるサービスで、それをコミュニティスペースやコワーキングスペースなどの実物を置いておくと、貸し出しができる。「まちライブラリー」全国のまちライブラリー | ライブラリーに行こう! | まちライブラリー (machi-library.org)、「みんなの図書館」(全国のみんとしょ | みんとしょネットワーク (sancacu.org)などでもこのプログラムが利用されている。 リ
世田谷文学館の「ヨシタケシンスケ かもしれない」展。 人気のある絵本作家らしいが私は知らなかった。会場は絵本やイラスト好きの女性が多くにぎわっていた。 1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造コース卒業。 絵本作家になるまでの展示があった。また、一枚のヨシタケケンスケのイラストが面白い。 ヨチヨチ時代「こわいものばっかりかもしれない」 小学校時代「大人になったら大工さんとかいいかもしれあい」 中・高生時代「将来、犯罪者になるかもしれない」 大学時代「でも、楽しいのは今だけかもしれない」 サラリーマン時代「社会人はむりかもしれない」(半年) 美術屋さん・イラストレーター時代「この仕事、向いているかもしれない」(昼は美術屋、夜はイラストレータ。14年間) 絵本作家時代「「できないこと」は役に立つかもしれない」(絵本作家ん・イラストレーター) そして、今「そもそも、ものは言いよ
渡辺京二という名前には記憶がある。私の属しているNPOがまだ産声を上げた頃、講師として出講していただいていた在野の日本近代史家として知っている。私自身はこの勉強会を四半世紀以上続けているが、名前だけで実際に会ったことはない。1930年生まれだから、勉強会に来ていただいていた時代は、まだ40代だったのだろう。この人は当時からずっと熊本市在住である。 この渡辺京二氏が書いた「逝きし世の面影」(平凡社)という文庫版600ページの大部の書物を読み終わった。この本の記述の美しさにひかれて一気に読み終えるのが惜しくなり、毎日少しづつ読み進めるという読み方をしてみた。この一ヶ月ほどは朝の短い時間、心が洗われる様なすがすがしい気分を味わった。 江戸時代から明治中期までの期間に確かにあった美しい一つの文明の姿を描き出すために、著者はこの時代に日本を訪れたあらゆる人たちの紀行文、報告書、エッセイなどを実に丹念
「偉人の名言」を扱った「偉人の命日366名言集」「偉人の誕生日366名言集」に続く第3弾。見本は来週火曜日に入手予定。 知研岡山の黒川康徳さんの初の著書も一緒に載っている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 夜:三軒茶屋の「割烹きよみず」で、橘川さん、西野弘さん(デジタルビジネス・イノベーションセンター)、高野さん(ビットメディア代表)との食事会。好奇心、企業社会、教育、障害、、、、。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「名言との対話」6月22日。眞木準「ダジャレではなくオシャレです」 眞木 準(まき じゅん、1948年10月20日 - 2009年6月22日)は日本のコピーライター。慶應義塾大学経済学部卒業後、1971年に博報堂に入社。ソニー、全日空、キヤノン、サントリー、伊勢丹、キリン、ホンダなどの広告コピーを担当。1983年に博報堂を退社し、フリーで伊勢丹、資生堂、三陽商会などの企業
「図解塾」第6期がスタートしました。文明学者・梅棹忠夫先生の「梅棹忠夫著作集」の図解化に挑戦する大プロジェクトを進めています。 昨期は梅棹忠夫「文明の情報史観」を取り上げました。私の描いた手描き図を塾生がパワーポイントで清書し、それを私が解説し、図解をさらに磨いていくという趣向でした。 今期のテーマは梅棹忠夫「文明の生態史観」です。私の講義を聴きながら、塾生は私がつくったパワーポンとの図解に補足説明を加える。そして知っている知識や調べた情報を加味し、自分の図解を創造していく、というスタイルに挑みます。 以下、塾生の学び。 久恒先生、みなさま、本日は図解塾ありがとうございました。今日から第6期、梅棹忠夫先生の「文明の生態史観」を図解で読み解くプロジェクトの初回でした。久恒先生の描かれた「東と西のあいだ」「文明の生態史観①」「文明の生態史観②」という3枚の図解を見ながら解説を聴きましたが、これ
BSテレビ東京の日経スぺシャル「私の履歴書」の映像版をみました。 MetaMojiを立ち上げた浮川和宣社長は、一世を風靡した「一太郎」のジャストシステムの創業者。妻の初子専務は天才開発者。日経新聞連載中から毎日楽しんで読んでいたが、映像版ができたのだ。 東京、蓼科、宮古島と3カ所で1年を過ごしながら仕事をこなすという新しいライフスタイル。79人の社員は全国各地でリモートで仕事をしている。それを象徴するように東京事務所には誰もいなかった。夏は避暑地、冬は暖かい宮古島で過ごし、リモートで仕事をしている姿は、未来を先取りした先進的なスタイルだ。 二人は愛媛大学の学生時代に出会い、妻の実家の徳島で起業し、成功した。その後、マイクロソフトのウインドウズに押され、業績が悪化。2009年に会社を譲り、浮川社長60歳の時に、新しい会社を起業。最初に徳島に建てたビルに徳島支社が入居し、そこを訪ねる映像もあっ
武者小路実篤と いう名前は、白樺派という美しい名前とともに私たちの世代にとっては、あこがれの対象だった。 実篤は1885年(明治18年)生まれだが、1975年(昭和50 年)に90歳で没するまで「私の美術遍歴」を最後に著書を刊行し続けているから、私が高校生から大学生の間に、同時代にこの人の本を読んでいたということ になる。 23歳の処女出版「荒野」から数えて67年間、作品は6000というから、長寿で仕事を続けているということは凄いことだと改めて感じた。中川孝によると、最初の単行本は1908で、1959年の75歳時点で50年経っているが、その時点で、戯曲117編、短編小説131編、中編ないし長編26編、伝記小説9編、感想、随筆、詩集など93編、著書の総数は500冊とある。 子爵であった父・実世は実篤が数え年の3つにならないうちに「この子をよく育ててくれる人があったら! この子は世界に一人とい
『図解コミュニケーション全集』第3巻「実践編 よむ・考える・かく」校正用の見本が届きました。これを数日かけて校正します。 ーーーーーーーーーーー ・インタビューのまとめの原案を一人分片付ける。これで3人分。 ・力丸:ZOOMで打ち合わせ。 ・千葉雄:電話で近況交換。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 菅義偉自民党総裁が辞任を発表。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「名言との対話」9月3日。澤地久枝「アベ政治を許さない」 澤地 久枝(さわち ひさえ、1930年9月3日 - )は、日本のノンフィクション作家。 4歳の時に満州に渡り、そこで終戦を迎える。早稲田大学第二文学部卒業。「婦人公論」編集部に入る。編集次長を最後に同社を退社し、五味川純平氏の歴史小説『戦争と人間』執筆のための資料助手を約10 年間つとめた。1972年『妻たちの二・二六事件』を発表し、執筆生活に入り、硬派のノンフィ
文藝春秋9月号を読みました。 文藝春秋2021年9月号[雑誌] 作者:藤原正彦,中村文則,安藤忠雄,みうらじゅん,塩野七生,安田峰俊,小川洋子,西川美和,佐藤優,保坂正康 文藝春秋 Amazon 将棋。中原、谷川、羽生、藤井という天才の系譜、禅譲の系譜に興味を持った。 羽生善治。アルファ碁は人間の300倍の経験値。「些細なことでも、大事に、丁寧にやっていくことが大事」。31歳年下の「藤井聡太さんはAI時代の象徴」 NHKラジオ深夜便で谷川浩司ノインタビュー。15歳年上の中原誠から名人位を奪う。名人位を奪われた8歳年下の羽生善治との関係の発言が興味深い。 蓋棺録(ガイカンロク)。私の好きなコーナー。 辻久子(7月13日。95歳)。3500万円のストラディバリウスを買うために自宅を売った。「悪魔の子」。音楽教育へ。 酒井正利(7月16日。85歳)。音楽プロデューサー。歌手との関係「51対49の
NPO法人知的生産の技術研究会のZOOM幹事会。6月から2か月ぶり。 都庁への令和2年度の活動報告の説明。今後の活動についての意見交換。10月からセミナーを行いながら、組織、人事、活動を相談していくことになった。 ーーーーーーーー ラジオ深夜便で歌手の小椋佳(1944年生)のインタビューを聴いた。 70歳の古希で生前葬コンサートを開いている。77歳の喜寿を迎え、体力に自信がない状態だが、11月から記念の全国ツアーを予定で、それを機会に引退する。 大企業で汚れながら「創造的表現者」であろうとし、シンガーソングライターでもあった小椋佳が、第一勧銀での銀行マン生活を辞めたのは49歳。「平家物語」の最後の平知盛の「見るべきほどのことは見つ」という心境だったそうだ。この点は、本社の奥の院を覗いた私がJALを辞めた47歳の時の心境と同じだったことに共感した。「見るべきほどのこと」はみたという心境だった
午前:秘書とZOOMでの打合せ。「大全」の第2章、第3章の修正に着手。 午後:ウオーキング。喫茶で小泉文夫「日本の音」を読書。 夕刻:届いた林周二「研究者という職業」を風呂で読み始める。 夜:デメケンミーティング。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「天職」考。50ケース。 「名言との対話」11月4日、山崎達郎「何でもいいから『明日はよくなる』と思って、 必死に働いてごらんなさい。きっと、道は開けていくものですよ」|久恒 啓一|note 「名言との対話」7月16日。井植歳男「いま開発した商品が、一品も売れなくなる研究をせよ」|久恒 啓一|note ライフワーク(天職)(焼家直絵・WFP日本事務所代表) 「名言との対話」 7月11日。小松方正「死なない限り、俺は舞台に立つ。役者とはそういうもんなんだ」|久恒 啓一|note 「名言との対話」 3月27日。黒田善太郎「面倒で厄介な仕事
「漱石山房の津田青楓」展。生誕140周年。 1880年京都生まれ。13歳で丁稚奉公。15歳、奉公先を飛びだす。16歳、図案集『宮古錦』を刊行。19歳、高島屋に入店し染織図案描きを生業とするが、図案はほとんど独学であった。写生を重視した図案集『うづら衣』を刊行。1904年に子規の文学界の革新を模範とした雑誌『小美術』を刊行。「因循姑息なる今の図案界に斬新の趣味を鼓吹くせん」。ウィリアム・モリスのレッサー・アート(小芸術、小美術)の工芸思想の影響を受けている。純粋美術の大美術に対した。植物をテーマとしたモリス調だである。自身の写生から図案を描いたから創作性が強い。 20-26歳の間に2度、7年の軍隊生活。1907年に1日20人の知名人から署名を集め、農商務省海外実業練習生として私費留学の安井曾太郎を伴ってフランスに留学。パリでは荻原守衛らと交遊。日本への葉書には「相変わらず勉強はやっている。呑
星新一(SF作家)「「学問のもとは、好奇心。好奇心を育てるようにしておけば、優れた人物も、自然に育ってくる」 緒方貞子(政治学者)「人間は仕事を通して成長していかなければなりません。その鍵となるのは好奇心です。常に問題を求め、積極的に疑問を出していく心と頭が必要なのです」 戸塚洋二(物理学者)の妻「主人は好奇心旺盛な研究者でした。、、私がミシンを踏んでいると、ちょっと見せてとそのミシンを分解する。花や樹木を見ると、何であの花はあんな形なのかと子どものような疑問を持ち、そのことを調べ始める。研究が好きで、現場が好きで、3度の食事より仕事という人でした」 清水俊二(映画字幕翻訳家)「映画を愛していること、話し言葉に熟達していること、それに雑知識に好奇心を持っていることがすぐれた字幕翻訳者の条件だ」 外村彰(物理学者)「〝原因探し〟や〝謎解き〟こそが、研究の醍醐味だと思うからです。、、、努力し続
お盆明けの初日。「全集」でクラウドファンディングで支援していただいた方々への第一巻などの送付作業を、秘書の近藤さんと丸一日かかって終えた。最後はヤマトの集配センターに5箱48袋を持ち込んで終了。以下は、同封した手紙。 ーーーーーーーーーーーーーーー 拝啓 新型コロナ禍に加えて、40度を超える酷暑の夏になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 さて、先般からご支援いただきました『久恒啓一 図解コミュニケーション全集』第一巻がようやく完成いたしましたので、お送りいたします。 私にとってクラウドファンディングへの挑戦は初めてのことであり、お送りするのが遅くなったこと、心からお詫び申し上げます。 また、出版パーティ、図解セミナーについては、環境変化の中で、修正・変更せざるを得なくなりました。 まず、出版パーティは新型コロナの影響でリアルな状態での実施は難しいこともあり、ZOOMを使った「オンライン
今日の収穫。永六輔(孫・永拓実)。 ・一日100通の葉書を書く ・著書は100冊近く ・「上を向いて歩こう」は安保闘争に敗れた若者のために書いた。 ・「無駄なことは何もない。無駄にする人がいるだけだ」 ・メモ用の手帳を常に携帯し言葉を大切にした(言葉の採集家だった) ---------- 義母の3回忌を高源寺(曹洞宗)にて執りおこなう。忌日の法要について住職の話から。3回忌は大祥忌。心を切り替えて前向きに。健康と無事を祈り供養する。 初七日 初願忌・所願忌・始善忌・哭添忌。三途の川に到着する日。裁きが決まる日 二七日 以芳忌・以訪忌・到彼忌・總分忌 三七日 洒水忌・孝力忌・光喜忌・何經忌・阿經忌 四七日 阿經忌・阿況忌・相等忌・延芳忌・遠方忌・暗命忌・何經忌・向圍忌 四九日 この世とあの世をさ迷う。中陰の49日。成仏を願い極楽浄土に行けるように、家族や親族のほか、故人と縁の深かった方々を招
10時。橘川さん来訪。、、の教科書。 午前中の授業はビジネスコミニケーションの6回目。今回のテーマは「大学生の学力低下を憂い」という朝日新聞の論壇の記事の図解の2回目。図解を描けるようになった学生が増えてきた。学生の中に私のInstagram「後ろ姿探検隊」のファンがいて驚いた。 昼休みは、一般社団法人法人自分史活用推進協議会の代表の河野さんと事務局長の高橋さんが見える。橘川さんと一緒に9月の大会のアイデア出し。そういえば橘川さんも私もこの会の名誉顧問だったことを思い出した。平成総括、自分史ブックス、、 京王永山駅で4人で昼食をとりながら情報交換。自分史ステーション、自分史ラボ、、。 品川まで橘川さんと電車で一緒に語りながら行く。札幌の図書情報館に行くと良いとの情報。 16時半のJAL便で羽田から札幌へ。千歳空港から札幌までは快速で分と快適。北海道は本当に久しぶりだ。前回はいつだろう? ー
T-Studioの「久恒啓一の『名言との対話』」。 NHK朝の連続テレビ小説の主役級の二人を取り上げた。 第14回「水木しげる」:妖怪漫画の第一人者。太平洋戦争時、激戦地ラバウルで爆撃を受け、左腕を失う。おおらかに、好きな漫画の道で一生を食いきった。 www.youtube.com 第15回「花森安治」:戦後の日本女性の暮らしを変えた「暮らしの手帖」の名編集長。 www.youtube.com 「副学長日誌・志塾の風」170310 T=Studioで橘川さんと「トレンドウオッチャー」の収録:日本未来学会などの話題で30分。 中庭先生:来期の就職についての意見交換。「事業構想論」のまとめの冊子、これはよくできている。 バートル先生:大学院の入試体制 高野課長:資料「私立大学全国改革ランキング2016」が完成。「多摩大学:全国1位」のPR資料、この資料1枚をあらゆる場面で使っていこう。 来年度
石井桃子(1907-2008年)は、児童文学の第一人者であるが、本人の名前は知らなくても、この人のつくった本を見ていない人はいないだろう。児童文学では読む子どもにとっては誰が書いたかには関心はない。 浦和高等女学校を卒業した石井桃子は、日本女子大に入学する。大学のすぐ裏に菊池?が住んでいたこともあり、在学中から菊池のもとで外国雑誌や原書を読んでまとめるアルバイトをする。 大学卒業後、菊池?の文藝春秋社に入社。時の首相犬養毅の書庫の整理にあたる。5/15事件で犬養首相が暗殺されたとき、信濃町の私邸にかけつける。 文藝春秋社を退社。犬養邸で西園寺公一が犬養家の小どもたち(犬養道子、靖彦)へクリスマスプレゼントとして贈った「プー横町にたった家」の原書に出会う。 「クマのプーさん」とミルンの2冊の童話集の原書を見つけ、犬養道子、康彦、病床にあった親友のために訳し始める。 新潮社に入社し、「一握りの
週刊朝日9月21日号(11日発売)の「引き際の言葉」特集。6ページ。取材を受けた内容が、大きく載っていた。上手にまとめていただいた。 週刊朝日 2018年 9/21 号【表紙: 関ジャニ∞ 】 [雑誌] 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2018/09/11 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 以下、取材者が書いた「地」の文章から。 ・挨拶に慣れた人は、多くの「引き出し」をつくる工夫をしている。『偉人の命日366名言集』など、言葉に関する著書が多い多摩大学の久恒啓一副学長。スピーチ当日が命日か誕生日の偉人や著名人を見つけ、名言やその人にまつわる話をしている。 ・スピーチ当日にまつわる人の話題に触れるようにしたのは、学部長に就任してあいさつの場が増えてから。入学式、卒業式、保護者会、学生のオリエンテーション、、、。こうした場で魅力的なスピーチをする人が少なかったため、自分
自分史活用推進協議会主催の「自分史まつり」がお茶の水の連合会館で開かれた。スペシャルセミナーということで、冒頭の河野代表の後に、50分の講演。テーマは「遅咲きの先人に学ぶ人生百年時代の生き方」。 福島、岡山、名古屋、静岡、世田谷、練馬、愛知県あま市、川崎、など全国の支部からの参加者を中心に60名ほどが参集。終了後、ある新聞社から取材の申し出があるという展開があった。 以下、アンケートの感想から。 ・孔子の人生訓改め、久恒先生の人生100年時代のライフデザイン。壮年期後記の私は実年期を新たに迎えられるという元気をもらいました。。人生の豊かさ(自由の拡大)への旅の図も大変納得をしまた。(多摩大大学院OB) ・「図解自分史」、大変興味深い。先生のホームページを拝見します。人生観、人生思想の重要性について大変勉強にまりました。 ・久恒先生の「図解」受講し、活用しております。感謝。(岡山県倉敷) ・
知研セミナー(3月16日):中沢義則(日経新聞編集委員。日経「詩歌教養」欄で「俳句 言葉の宇宙探訪」を連載中。) テーマ:日経「私の履歴書」ライターが語る自分史の書き方。 「私の履歴書」執筆で心がけていること。 ・メインテーマ(大見出し)を決める:人となりや業績を一言で表す見出しを決める。「SFに恋して半世紀」「三代目ぼんぼん奮戦記」「プレハブ住宅を背負って半世紀」「テレビを愛して50年」「仏蘭西料理こそ我が人生」「マンガは芸術だ」。30回分の見出し案をつくる。 ・その人らしさを出す:一人称。僕、俺、水木さん。「その人語」「口癖」「姿勢や座標軸を表す言葉」を大事に。「ロードマップをつくるんです」「結局大事なのは人なんです、人材が宝物だよなあ」「僕はね、嫌いな奴は優雅に無視するの」「○○なわけで」「そうそう、そうなんだよ」「師匠の言うことには、、どんなに理不尽なことでも従うんです。理不尽だと
漱石の思い出 (文春文庫) 作者: 夏目鏡子,松岡譲出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1994/07メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 17回この商品を含むブログ (30件) を見る「漱石の思ひ出」は、夏目鏡子述・松岡譲録である。夏目漱石の妻が語る内容を松岡が記録し編集した本だ。 漱石が亡くなってもうすぐ13回忌という頃に、妻・鏡子の眼に映じた人間漱石、家庭における漱石の日常がつづられている。 通読した印象は、漱石は常に「頭がわるい」状態であったことだ。鬱病だろうか、そういうときには突飛なことを言うし、疑い深くなり、そして感情の起伏が激しくなる。そういう状態をこの妻は何とかしのぎながら子育てと来客の世話をしながら、漱石の執筆活動を支える。漱石は難しい男だった。 貴族院書記官長であった父のすすめで「余りぱっとしない中学教師風情」に娘をやろうとしたからには、見どころがあったのだろう、
日本橋三越で開催中の「自分史フェスティバル2016」で講師を務めた。 テーマは「人生鳥瞰図で見つける遅咲き人生」。16名の定員満杯。1時間。 「少子高齢社会とは長寿社会、「遅咲き」の時代です。これからは、人生後半の人々の中からスターが生まれてくるでしょう。遅咲きの偉人を参考にあなたの「人生鳥瞰図」を描き、未来の自分の姿をイメージしましょう」 受講者アンケートから。 目からウロコ。 自信あふれるお話に少し圧倒された。 非常に役に立った。自分がまだ壮年期であることがわかりちょっと嬉しい。 大変参考になりました。資料をよくよみ再検討します。 自分史は残された者の宝になる。 はたしてどんな未来が見えるか、楽しみです。 講演は大変刺激になった。図からの発想で整理してみたい。 流れるままにしか生きてこなかった自分があらためてわかった! 今までの人生を振り返り図解してみたい。 一般社団法人自分史活用推進
多摩キャンパスで学部の授業。 品川キャンパスで大学院の授業。 「名言との対話」6月3日。佐藤栄作。 「問題は何といっても一つ一つ対策をたてて実効あらしめる事、議論ではない」 1901年(明治34年)3月27日 - 1975年(昭和50年)6月3日)は、日本の鉄道官僚、政治家。内閣官房長官(第4代)、衆議院議員(11期)、郵政大臣(第3代)、電気通信大臣(第3代)、建設大臣(第7代)、北海道開発庁長官(第4・21・22代)、大蔵大臣(第64代)、通商産業大臣(第22代)、科学技術庁長官(第12・13代)、内閣総理大臣(第61・62・63代)などを歴任した。 佐藤栄作は連続在任期間は1964年から1972年まで歴代総理中最長の7年8ヶ月という長期政権だった。私の大学時代までずっとこの総理だったし、在任当時はあまり評判のいい人ではなかったのでいい印象は持っていなかった。24年間の日記40冊が6巻
日本科学未来館で開催された「日本未来学会」に出席。 内容のある、示唆に富む、素晴らしい学会だった。 セッション1:進化した機械と人間は「共生」できるか。 松尾豊(東大准教授)「人工知能の未来---ディープラーニングの先にあるもの」 ディープラーニング+強化学習。画像認識技術で状況認識ができるようになり最近人間を超えた。記憶・運動・言語、その先にひろがる凄い世界。 小林雅一(KDDO総研)「AIの衝撃 人口知能の現状と課題」 ルール、ビッグデータ(統計)、今後は脳科学の成果の活用の時代へ。ニュートラルネットワーク。画像認識から音声認識へ。ロボット転用。 指定討論者:浦野幸、中島新、澤田美奈子 セッション2:センテナリアン(100歳人)の時代。 長谷川敏彦(未来医療研究機構代表理事)「人類最先端社会 人口遷移から人類の生存転換の未来を見る」 現在65歳の14−20%は100歳を越える。男は10
アーネスト・ヘミングウェイへのインタビューから。 作家はどうやって小説を書くのか、たっぷり聞いてみよう! (パリ・レヴュー・インタヴュー II) 作者: 青山南出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/11/28メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見るヘミングウェイは立って書く。木製の書見台。いつも鉛筆から始める。日々の進捗具合を自分を甘やかさないように大きな表に記載。日々の文字生産量を記す。習慣の人間。自分の芸術に身を捧げている。自ら課した規律の奴隷。正午まで仕事、終わるとプールで半マイル泳ぐのが日課。 毎日、書き終えていたところまでをまず書き直す。 始めることさえできれば、あとは大丈夫。活力はやってくる。 経済的な安心は、いろんな悩みから解放してくれる。 定期的に汲みあげるのがいい。 時間を無駄につかうと、とても許されない罪を犯したような気持ちにな
インターゼミ。 学長講話のアメリカ出張報告から。 アメリカの景気は好調。失業率は2年前の9.6%から5.8%にまで下がった。タクシーはなかなかつかまらないし、高級レストランも盛況。GDPは上方修正。 要因1:化石燃料革命。シェールガス・オイルと原油。原油生産は1340万バーレルにまでなっている。OPECは3000万。2019年には1650万バーレル。1900万バーレルまで可能。ロシアは原油価格の下降で危機に直面。今年はゼロ成長、来年はマイナス成長に。 要因2:次世代ICT革命。ビッグデータ時代の到来。インターネット4.0による産業革命。GEは航空機エンジンにセンサー、ビッグデータ解析。次世代バーコードですべての製品にバーコードがついていく。時給1000円のレジ打ちの仕事も亡くなる。ETCの義務化・ルール化の流れ。トレーサビリティが高まりマイナンバー制度の成立もあり様々な政策が可能に(空いて
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