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k-yahata.hatenablog.com
僕は基本的にツイッター上では議論しないようにしているのですが(収集つかなくなるため)、本日meemee_hitsuji3さんから核心を突いていると思われるリプが来、スルーするのももったいない気がしたのでご本人の許可を取った上で引用、返信し皆さんと共有したいと思います。 確かに、身の程知らずといえばそうなのですが、勇気を持って逸脱したという点は素晴らしいと思います。 僕は以前はよくリーダーとしてジャズライブをしておりましたが、きっちり立場をわきまえた仕事をする共演者にいつもイラついていました。 まあそれが大人なんですが、自分の音楽感を海外で確立したので、日本での仕事はどうしても肌に合わなく、最終的にやめました。 だからこの少年の<逸脱>には心から感動したんですよね。 「有料のコンサートなら演者はたとえ子供でも客を楽しませるべき」 確かにそうです。 ここでまた新しいジャズ的なトピックが見えてき
一連の報道で日野皓正というジャズミュージシャンをはじめて知ったという人は多いと思います。 ただ、この人が具体的にどういったアーティストで、どういった価値があるのかは熱心なジャズファンかジャズミュージシャンでないかぎりなかなかわからないと思います。 おそらく多くの人は「世界的アーティスト」「ジャズの大御所」「なんかすごい人らしい」ぐらいに感じているでしょう。 そこで、元ジャズミュージシャンである僕がジャズの歴史(日本のジャズではなくジャズそのものの歴史)において日野皓正がどういった価値を持つアーティストなのかを解説してみたいと思います。 個人の趣味嗜好でも思い込みでもなく、もちろん私怨でもありません。 では結論から言いましょう。 日野皓正の音楽に全く触れなくてもジャズを正しく理解し、楽しみ、学ぶことはできる。だから彼の音楽に触れる必要はない。 これが僕の見解です。 好きなら聴けばいい、でも絶
前回の記事の追記です。k-yahata.hatenablog.com 本記事は上記記事をご理解いただいているという前提で進めていきます。 未読の方はお手数ですがご一読ください。 ビッグバンド形式での<逸脱>は正当か? 確かに、ビッグバンド形式ではよりかっちりしたアレンジと、各パートの自制や連携が求められます。 とはいえ、ありかなしかで言うと、僕はありだと思いますよ。 ただし<回復>あるいは<着地>がちゃんと見えていて、何が起こってもそこへと到達できる技量があればの話です。 今回の少年(ドラマーの中学生)にはその技量がなかったようなので、そこは批判・叱責してもいいと思います。 次に叩くドラマーが待っていたのに延々と演奏を続けた少年の<逸脱>はジャズ的にありか? ありです。 少年の心中はわかりませんが、もっと叩きたかったから叩いた、それだけでしょう。 そして、次に待っていた子は、自分も叩きたけ
ジャズトランペッターの日野皓正がコンサート本番中に舞台上で中学生のドラマーからスティックを取り上げ、さらに往復ビンタという暴行に及んだ件について、元ジャズミュージシャンという立場から考えてみました。 日野の行為が児童虐待であることは間違いありませんが、それでもなぜか日野擁護論がネットに多く見られます。 その根拠は、この中学生ドラマー(以下:少年)が場を乱した、ルールを破った、指示を無視したから殴られて当然ということらしいです。 だとすれば論点は、少年のプレイにどこまで非があったかとなります。 さらにこれはジャズという音楽を演奏する上での出来事なので、ジャズ的にどれほどの非があったかと考えるべきでしょう。 そこでジャズミュージシャンの専門的な見地が必要となるのですが、事件がネット上で話題になってから一晩たってもジャズミュージシャンの意見が聞こえてきません。 まあそれも当然で、下手なこと言って
こちらのブログ記事について、ツイッターで一般(楽器やらない)の人からRTと共に「この人はサービス精神がないんだな」とよく言われていて、ずっともやもやしていました。 k-yahata.hatenablog.com 一方で、ミュージシャンの方からは「その通り!」と共感される。 で、改めてサービス精神というものについて考えてみました。 まず、サービスについて考えてみましょう。 サービスとは、 ・対価をいただいたうえで、それ以上の物や価値を提供すること ・サービスするかどうかは提供する側の裁量に任されている という二点が重要であると僕は思います。 対価をいただかないサービスはボランティアです(ただし、ボランティアには「無償でもやります」というやる側の意志があります)。 また、サービスとは、あくまでこちらがやりたいと思った状況、相手に対して行うものです。 やりたくないと思ったら、対価をいただいた分以
ランキング参加中音楽 ミュージシャン(一応プロの範疇に入る人)がどういう人種か、ミュージシャンの立場からお教えします。 ミュージシャンと仲良くなりたい人、恋人や友人がミュージシャンだがいまいち接し方が分からない人は参考にしてください。 貧乏です ミュージシャンの9割は貧乏です。 あとの7%はサラリーマンぐらい稼げてます。 3%ぐらいは金持ちです。 あなたが出会うミュージシャンは9割の貧乏人です。 いたわってあげましょう。 意外といい楽器持ってません 意外とプロの方が安いギターを使ってたりします。 たいして弾けないのに高いギターを使っているアマチュアを見ると胸にドス黒い何かが芽生えてくるのを感じます。 実はそんなに社交的でない ミュージシャンというとリア充の権化、明るく社交的なイメージがありますが、実はそうでもありません。 楽器を盾にしてぎりぎり外界とつながっている人や、アーティストという別
客を舐めてるミュージシャンが多いのは事実です。 僕もそんな時期がありました。 なぜそうなったのか、ひとつだけはっきりと分かっていることがあります。 とある地方でライブをやったときのことです。 そのときはギャラも破格だったし、やる気もあり、ちゃんとリハもしていました。 機材は持ち込みでPAとかはなかったはずですが、それもいつものことなので問題ありません。 会場も、観客の入りも、主催者の対応も全て何も問題ありませんでした。 しかし、なぜか演奏がぐだぐだになってしまい、共演者と苦笑いしながらなんとか続けました。 まあ、そんな日は時々あるものです。 セット間、控え室で「今日なんか合わないね~」とか言いながらその日は最後まで演奏しました。 しかし、問題はここからです。 なんと、終わってからお客さんが「よかったよ」「素晴らしかった」「次はいつ来るの?」と、次々と感想やお礼を述べに来てくれるのです。 そ
よく、「わからないものをそのままにしておかず、すぐに調べるなりして答えを出そう」といったことが言われます。 まあ、小中学校程度の勉強や調べ物、また、明確な答えの存在するものならそれでいいでしょうが、音楽やその他の芸術では逆効果だと思われます。 まず、なぜそれが「分からない」のかを考えてみたとき、自分が未熟だからその対象をきちんと理解し、味わうことができないというケースが多いようです。 例えば、僕は20歳ぐらいの頃はマイルスの「Blue in Green」という曲が嫌いでした。 Blue In Green アーティスト: Miles Davis 出版社/メーカー: GynMusic Srl 発売日: 2015/03/18 メディア: MP3 ダウンロード この商品を含むブログを見る 退屈だし、抽象的だし、これの何がいいんだろうと思っていました。 一方で、この曲は名曲、名演として語り継がれてい
楽器の練習を「つまらない」と感じる人と「おもしろい」と感じる人がいます。 ざっくり分けると、アマチュアでそこそこ弾ける人ほどつまらないと感じ、プロでキャリアも長い人ほどおもしろいと感じるようです。 もちろん逆もありますが。 ではなぜ人によって感じ方が違うのでしょう? 僕が思うに、練習をつまらないと感じる人は、練習の先にあるものがつまらないからではないでしょうか? 例えば、「正確なタイムを獲得する」という目的があり、そのための練習があるとします。 僕はもうこの時点でつまらないと感じますし、こういった練習はしません。 なぜなら、正確なタイムという概念自体がつまらないからです。 【広告】(記事続く) しかし、目的を「50年代のバップのようなダイナミックに揺れるタイム感を獲得する」とすると、めちゃくちゃ面白くなってきます。 そして、そのための練習や研究はいくらでもできます(実際長年それをやってきま
ランキング参加中音楽 今日は一般(ミュージシャンではないという意味)の方に「ミュージシャンに言ってはいけないこと」をお伝えしたいと思います。 プロ目指してるの? 数年前に本当に言われて噴き出しそうになりました。 別になにも反論しませんでしたが、こういった質問は答えようがありません。 音楽だけで食えてますか? 余計なお世話ですw 自分が「その仕事だけで食えてますか?」と聞かれたときのことを想像してみましょう。 プロですか? 音楽の世界にはプロ資格がないので、答えようがありません。 また、わりと有名な人と共演していてもバイト入れないと食えない人もたくさんいます。 そういった人たちは必ず嫌な思いをするので、こういった質問はやめましょう。 やっぱ上手いんすか? いや、どう答えろとwww 誰々って上手い? 僕が一番嫌いな質問です。 上手いか下手かなんて、長年楽器を弾いていればとっくの昔に解決している
ランキング参加中音楽 昨日あたりから急に「ギタリストのためのハーモニー」が売れ始めていたらしく、編集者からもメールが来て、増刷するかどうかみたいな話が進んでいます。 売れるのは手放しで嬉しいんですが、これだけ急だとなにか原因があるはず……と思っていたら、「動画で取り上げられていますよ~」とツイッターのフォロワーさんに教えてくださいました。 それがこちら。 www.youtube.com 登録者数ほぼ100万!のYOUTUBERさんです。 視聴回数は15時間程度で約12万回! 凄いです。 内容も、手前味噌ながら面白い。 拙著の内容を的確に理解している上に、さらにご自分でアレンジまで加えていらっしゃいます。 そうそう、この本はそうやって自分でどんどん発展させて遊んでほしいんですよね。 あと、熱気が伝わってくるのがいいですね。 未読の方はぜひこの機会にご一読ください。 八幡謙介ギター教室in横浜
ランキング参加中音楽 音楽教育の場では、あたかもスケールがそのまま音楽になるといった体で教えられていますが、それは間違いです。 ただ単にスケールを上下しただけでは音楽に聞こえない、ソロやアドリブには聞こえないというのは、ちょっと音楽をかじれば誰でもわかります。 しかし、だからといってスケールが音楽にならないのではありません。 クラシックを聴けばエクササイズみたいなフレーズが美しい音楽として奏でられているのを確認できますし、ロックギターならイングヴェイ、ジャズギターならジェシ・ヴァン・ルーラなどはスケールを多用しつつ、それらを音楽的に昇華させています。 イングヴェイ・マルムスティーン - Wikipedia www.youtube.com Jesse van Ruller - Wikipedia 彼らは――仮にスケールを上下しているだけだとしても――それらをただ弾いているのではなく、「スケー
ランキング参加中音楽 アドリブ演奏がどこか日本人の気質と合わないのは、日本人独特の安定志向によるものだと僕は考えます。 例えばあなたがアドリブを勉強しはじめたとします。 最初は右も左も分からず、いざ実践してみると緊張や不安や照れなどであっぷあっぷしてしまうでしょう。 あなたは溜息を吐き、こう思うはずです『ああ、いつの日か自分も安定したアドリブができるようになるのだろうか? 緊張せず、不安もなく、リラックスしてすらすらアドリブが弾けるようになるのだろうか?』 そして、そこに向かって日々努力を重ねます。 これが日本人インプロヴァイザーの典型です。 安定してアドリブができるようになる日は、一生懸命取り組めばいずれやってきます。 しかし、そこに到達したプレイヤーがハッピーかというと、実は真逆です。 いつでも、だいたいどんな曲でもアドリブがきちんと弾けて、楽曲を成立させられる、しかも盛り上がりもちゃ
練習の目的は上達することではありません。 また、上達を目的とした練習は必ず頓挫します。 まず、上達を目的とした場合、人は必ず近道を探そうとします。 そして、中身の薄い、できた風な練習を選択してしまいます。 だって、その方が楽で結果も出たことになりますから。 また、上達が目的である場合、その「上達」のレベルを自分の都合で下げてしまいがちです。 そうして早々と満足してしまい、それ以上先に進む気がしない、ということが多々あります。 練習の本来の目的は何なんでしょうか? 僕は「過程の検証」であると思います。 ある目標に対し、どういった過程を経たら到達できるのか、あるいはできないのか、それを検証することが練習の目的です。 例えば、テンポ200で16分音符で弾けるようになりたい、という目標があったとします。 その目標に到達するために様々な練習を行います。 上達さえすればいいというスタンスの方は、結果的
ランキング参加中音楽 「毎日一生懸命練習してるのに全然上達しない……」 「仕事で3日間ギターを触れなかったのに、なぜか上手くなってる……」 誰しも一度はこういった経験があると思います。 実はこれらは、脳のメカニズムと関係しています。 今回はこうした現象を紐解きながら、練習について再考したいと思います。 練習とはざっくり言うと、脳に情報を与えることです。 いわゆる「体で覚える」というのも同じで、身体感覚を通じて脳に情報を与えています。 そして、ここが大事なんですが、練習中は上達はしません。 なぜなら、練習中は様々な情報を脳に送信している時間だからです。 例えば、新しいアプリをインストールしている時間、と考えれば分かるかと思います(インストール中はまだアプリは使えませんよね)。 練習内容をきちんと消化し、本当に使えるようになる(上達する)のは、それらの情報をインストールし終えたときです。 その
ランキング参加中音楽 ここ1年ぐらいで、ギター動画を観ていると「ああこの人はシングルコイルの手だな」とか「ハムバッカーの手だな」というのが分かるようになってきました。 それぞれのギターをきちんと弾きこなすためには、全く違うピッキングが必要となります。 厳密には、ストラトはストラトの弾き方、レスポールはレスポールの弾き方、テレキャスはテレキャスの弾き方がありますが、おおざっぱに分けると、シングルとハムです。 ハムバッカーの手でシングルを弾く youtu.be 例えばこれ。 僕にはハムの弾き方をしているように見えます。 上手なんですが、全然萌えない。 これぞストラト!という音が出ている瞬間がないんですよね。 ピッキングは強弱の振り幅が少し少なめな印象。 出力の大きいハムに対応したピッキングが癖になっているんでしょう。 ではレスポールの動画を観てみましょう。 ハムバッカーの手でハムバッカーを弾く
ランキング参加中音楽 個人的に、ジャズシンガーさんのジャズジャズしい歌い方が凄く苦手です。 これって自分だけかなと思っていたんですが、SNSなどでちらっと言ったところ、結構共感があったので、もしかしたらそう思っている方も多いのかもしれません。 「ジャズシンガーがジャズジャズしいのなら、エラ・フィッツジェラルドも、アニタ・オデイも、サラ・ボーンもビリー・ホリデイもみんなジャズジャズしいじゃないか、それも否定するのか?」と怒られそうですが、今挙げた歌手は全て大好きですし、ジャズジャズしくは聞こえません、ジャズに聞こえます。 なぜでしょうか? エラ・フィッツジェラルド - Wikipedia アニタ・オデイ - Wikipedia サラ・ヴォーン - Wikipedia ビリー・ホリデイ - Wikipedia 例えば、一番ジャズらしいジャズシンガーをビリー・ホリデイとしましょう。 彼女の歌を聴
最新刊「エレキギターの新常識」発売中 *Amazonカテゴリランキング(kindleストア - kindle本 - J-POP)1位! KINDLEにてDLはこちらから カテゴリ一覧 【連載中】 プロミュージシャンを目指す 【ジャズ】 はじめてのジャズ ジャズギターがつまらない理由 ジャズに人が集まらない理由 ジャズのアドリブをやってみよう ジャズ、ブルース、アドリブ 【ギター、機材関連】 ギター ヴィンスト2経年変化報告 ギターの管理 ピックアップ エフェクター アンプシミュレーター ギターの改造、リペア 機材 【奏法、フォーム、練習】 ピッキング 運指、フィンガリング ギターの奏法、練習 【解説等】 コード進行、ヴォイシング ギター初心者がこれからギターをはじめるために 譜面の書き方 ROOM335解説 【歌、歌詞】 歌詞解説 歌、ヴォーカル 【オーディオ】 オーディオ はじめてのオー
ランキング参加中音楽 僕は出身が田舎だし、田舎のジャズギタリストとしてしばらくやっていたのでよく分かりますが、田舎の人間はチャージというものをよく理解していません。 音楽といえばチケットを入手し、ホールやライブハウスなどに聞きにいくものと捉えています。 ですから、ふらっとレストランに行って「本日は生演奏が入っていてライブチャージがいくらかかります」と言われると、「???」となってしまうんです。 自分たちは飯食いに来ただけなのに、店の都合で入れた生演奏に対して金をよこせだと? じゃあよそに行くよ、と帰った方も実際おられます(ホントの話です)。 音楽を聴きながらご飯を食べるという文化が浸透していない地域では、ジャズはかなり苦戦を強いられます。 田舎の人間はだいたい、飯は飯、音楽は音楽と捉えていますから、ふらっと入ったレストランで生演奏←スペシャルなこと←お金が発生して当然……という思考にはなり
2015-03-29 ジャズが100倍楽しくなる聞き方 1「No Blues」 Wes Montgomery w/Wynton Kelly Trio 初心者のためのジャズ講座 Tweet Share on Tumblr 八幡謙介ギター教室in横浜 60分4千円 レッスン日時を自由に選べるFLEX制 月1回から受講OK 学生・女性割あり 駅近 無料ギターレンタル 講師はバークリー音大卒 初心者大歓迎です! 非プレイヤーや初心者の方にはなかなか分かりにくい、ジャズの即興演奏の中で何が起こっているのかを分かりやすく解説していきます。 第1回目はこちら。 Smokin at the Half Note ギター:ウエス・モンゴメリ ピアノ:ウイントン・ケリー ベース:ポール・チェンバース ドラム:ジミー・コブ 解説 *この動画と市販のCDでは1秒ほど誤差があります。CDでは以下指定した箇所にプラス1
swing(スイング)とは? ジャズにはジャズ固有のリズムがあり、それをスイングと言います。 幸い、この言葉にロックみたいな精神性はほぼ含まれていません。 純粋にリズムとフィーリングのことです。 スイングを体感するにはスイングしているジャズを聴くのが一番です。 とはいえ、ジャズは歴史が古く、音源も豊富でジャンルの枝分かれも複雑なので、適当に選んでしまうと、全くスイングしていない(あえてそういう演奏をしている)ものを聞いて、余計に混乱してしまうかもしれません。 最もスイングを体感できるジャズのジャンルは何か……それがビバップ(Be-Bop)です! ジャズファン、ミュージシャンの間ではつづめてバップと呼ばれるので、以下そうします。 バップが流行っていた時期は? おおよそ1955年~65年です。 正確にはもっと前からで、この時期はハードバップと呼ぶとかなんとかありますが、細かいことはどうでもいい
ランキング参加中音楽 ジャズのライブは、ロックや他のジャンルと決定的に違います。 今回はそこにある問題を提起したいと思います。 ジャズライブの一般的な流れは、だいたいこのようになっています。 あるミュージシャンからライブに呼ばれる(共演者、演目などは当日まで分からない、リーダーも決めてない) 当日決められた時間に会場入り、楽器のセッティング リーダーから譜面をもらって軽く打ち合わせ(ベテランになると譜面も打ち合わせもない場合もある) 本番 だいたいこんな感じです。 現場にPAがいることもまれなので、打ち合わせは本当に簡単に終わります。 上記の本番までの全行程がだいたい1時間ぐらいでしょうか。 これ以外に、本番前にどこかのスタジオで全員集まってリハするなんてことは、少なくともローカルクラブやレストランなどの演奏ではまずありません。 それだけ、ジャズミュージシャンは読譜力と即興での対応力が高い
ランキング参加中音楽 これは自戒の念を持って書きます。 ジャズミュージシャン(この場合は”どジャズ”)は、えてして偉そうです。 というか、ほぼ間違いなく自分は偉いと心のどこかで思ってます。 そして、それがふとしたときに表に出てしまっています。 だからジャズミュージシャンを露骨に嫌う人もいます。 実際にお話したあるライブバーのオーナーは、正に「ミュージシャンが偉そう」という理由でジャズの演奏をNGにしていました。 こういったことはジャズの現場から離れるとよく分かります。 とはいえ、ジャズミュージシャンからこの偉そうな空気はたぶん消えないと思います。 というのは、ジャズでお金を取れるようになるまでには相当な苦難があり、皆それを乗り越えてきたという矜恃があるからです。 さらに悪いことに、ジャズでは稼げないという現状があります。 この、稼げないことがジャズミュージシャンのプライドを余計にくすぐって
ランキング参加中音楽 ジャズはそもそも、リズムの音楽です。 ジャズプレイヤーはがつんとスゥィングする、観客はそれを身体で感じる、ジャズはそういうシンプルな音楽でした。 そして、そのリズムを土台として様々なハーモニー上の実験がなされてきました。 しかし、現代ではスゥィングがないがしろにされ、知識が先行しています(理由はいろいろありますが、長くなるのでパス)。 観客は、何も考えずリズムに身を委ねることが許されず、ハーモニーの上で行われているパズルをひたすら解釈することを強要されます。 こんなものが楽しいわけがありません。 しかし、この2015年に「がつんとスゥィング」なんて言えば、ジャズミュージシャンからは「時代遅れ」「バップのCDでも聴いてれば?」と揶揄されてしまいます。 はい、だから僕は、ジャズは半世紀前のバップのCDしか聴きません。 そっちの方が圧倒的に楽しいですからね。 スゥィングを感
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