サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
パリ五輪
katuryoku.hatenadiary.jp
先日、社台SS供用種牡馬の2010年種付け頭数が発表された。キングカメハメハの266頭を筆頭に、200頭越えは全部で9頭。スタリオン全体での種付け頭数は4000頭に迫る数字となり、2010年の日本のサラブレッド生産頭数が7473頭、2011年もそれに近い数字になることを踏まえると、既に日本で産まれるサラブレッドの半数以上が社台SS供用種牡馬を父に持つことになる。 このように、既に日本のサラブレッド生産の行く末を握っていると言っても過言ではない規模を誇る社台SSだが、早くも2011年シーズンに向けて今年のキングジョージを圧勝したHarbingerの導入を発表するなど着々と次なる手を打ちつつある。一層巨大になりつつある社台SSだが、その歴史をまとめておくことはこれからの日本の競馬の方向性を考えていくにあたり決して無駄にはならないと思う。そんなわけで自分では力不足であることを承知の上で社台SSの
表に現れたオファーの数だけでも数知れず。アメリカ国内のみならず、全世界の競馬ファンが注目していたZenyattaとRachael Alexandraの対戦について、先週ついに両陣営がOaklawn Parkが提示したオファーの受諾を発表。それによって、いよいよ世紀の1戦が実現する運びとなったが、この対戦が実現するまでには様々な紆余曲折があったことを忘れてはならない。というわけで、個人的にまとめておきたいという気持ちもあり、ZenyattaのBC Classic制覇から、対戦の正式決定までにあった紆余曲折についてブラホとNTRAあたりの記事から切り貼りするだけの簡単なお仕事をしてみる。おそらく漏れとか翻訳ミスも結構あると思われるが気にしない気にしない。 ただ、終わってみて思ったのだが、ほぼ順調に調整が進められていたRachael Alexandraに対し、一度は引退発表→後に撤回というドラマ
やや話題に乗り遅れた感もあるが、BC中継の合間に思いのままにキーボードを叩く 11月1日の天皇賞・秋、カンパニーが素晴らしい切れ味を発揮し悲願のGⅠ制覇を達成したことは記憶に新しい。8歳馬による平地GⅠ制覇はJRA史上初の快挙であり、後年カンパニーが語られるにあたっての山場となる箇所はまさにこのレースとなるのであろう。だがこの馬を語る上で、もう一つ重要な物語があることを忘れてはならない。そう、カンパニーの父ミラクルアドマイヤの箇所である。 ミラクルアドマイヤの現役時代における成績は3戦1勝。勝ち鞍は未出走戦における1勝のみと、長期休養があったにせよ種牡馬して供用されるには随分と物足りない成績である。だがそんなミラクルアドマイヤが種牡馬入りするに至った最大の要因は自身の持つ血統にこそあった。母バレークイーン、つまりは兄に96年のダービー馬フサイチコンコルド*1を持つその血統背景をオーナーに期
Twitterばかりしてないでそろそろこっちも更新しないといかんね。 月曜日からセレクトセール2009がスタートということで、今年は回顧できるか分からんから今のうちに気になった点をピックアップ。とはいっても、上場馬についてつらつらと書いたところでそんなもん私の主観が入り混じった文書を読むよりもカタログでも見た方が100倍その馬について分かるので書きません。ということで、何となく見つけた記事をネタにしよう。 セレクトセール 外国人バイヤー過去最高へ 来週のセールに向け、上場馬が飼養されている牧場には、すでに香港の団体客などが下見に訪れている。同協会が、海外で積極的にプロモーション活動を展開。今年の12月から、日本国内に居住していない外国人にも馬主登録が認められるため、せりへの参戦は、さらにヒートアップしそうだ。 去年は「あのディープインパクト産駒初上場」という文句と並んで、「円安でお得」とい
世界の合田がこんな記事を書いてくれましたので、もう私が書くまでも無いかなーとも。ただ、一応乗りかけた船なので多少重複する箇所があるかとは思われますが簡単にUrban Seaの仔について書いておこう。ちなみに、まとめるのが下手で本当は先週中にうpする予定だったのに延びてしまったのは内緒である。 Urban Ocean (1996 c by Bering) 前回の記事にも書いたように、Urban SeaはコロネーションC後に故障を発生。現役時代のオーナーでもあるDavid Tsui氏所有のまま繁殖入りとなった。そして、翌95年にBeringを種付けされると、96年に栗毛の牡馬を無事に出産している。 Urban Oceanと名付けられた栗毛の牡馬は母親同様にDavid Tsui氏がオーナーとなり、愛国のA.O'Brien厩舎所属となった。当時、A.O'Brienは障害競走の調教師から平地調教師へ
先日行われた英2000ギニーは2歳時以来の休み明けながらSea the Starsが見事な勝利。Urban Seaにとって4頭目のGⅠ馬誕生となった。それを祝してか巷ではUrban Seaの偉大さについて語るのが密かなブームになっているようなので、その流れに乗じてUrban Seaの偉大さについて私も今更になってしまうが書き記しておこう。。 Urban Sea まずは現役時代のUrban Seaについて。 1989年2月18日、Urban SeaはAllegrettaの5番仔として仏競走馬生産者協会会長のミシェル・エノシュバーグ氏が経営するアメリカのMarystead Farmで生まれた。父はサラマンドル賞などを制したMr.Prospector産駒のMiswaki。母のAllegrettaは現役時代に英オークストライアル2着などの実績を持つ牝馬であり、Urban Seaの兄にはリュパン賞で
j;;;;;j,. ---一、 ` ―--‐、_ l;;;;;; {;;;;;;ゝ T辷iフ i f'辷jァ !i;;;;; 名牝の仔は走らない… ヾ;;;ハ ノ .::!lリ;;r゙ `Z;i 〈.,_..,. ノ;;;;;;;;> そんなふうに考えていた時期が ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',. ,f゙: Y;;f 私にもありました ~''戈ヽ `二´ r'´:::. `! インターネットで公開されたスタリオンブックを見ながらニヤニヤしていると、ふと1つの競馬に関する格言が頭を過ぎる。「名牝の仔は走らない」、今となってはまさに死語となってしまったような格言の1つだが、本当に死語扱いされるほど名牝の仔って走っているのだろうか?一度気になったら仕方が無い性質なのでテスト勉強から現実逃避する意味も含めて阪神JF・桜花
ふと、読売新聞読んでいたら解説面に「JRAがスポンサー導入を研究」との記事。何でも、昨日まで行われていたアジア競馬会議の中で、各国のパネリストから「競馬を魅力的にするには他業界の活力が必要だ」などなどスポンサー導入の重要性が叫ばれたのだとか。 カタールの力を借りて賞金が格段にアップした凱旋門賞を例に出すまでもなく、欧米では積極的にレースに対してスポンサーを付けている。つまり、それによって賞金額アップ→高額賞金に釣られて強い馬が参戦→レースの格が上がって(゜Д゜)ウマーという好循環を生み出すのだが、JRAは企業とのタイアップ事業(コーヒーとかビールなど。現物支給だからおkらしい)こそ行っていたが、日本中央競馬法第19条によって正式な意味でスポンサーから金を取り協賛することできなかったと。 しかし、売上額が年々減少している中で、JRAも2年前からスポンサー導入についての研究は行っているそうだ。
種付け頭数39頭。一昔前ならまだしも、もはや100頭以上の多頭数交配が常識となった現代の馬産においてはそれほど優れた数字とは言えない。ましてや、アグネスタキオンの229頭を筆頭に200頭以上の種付けをこなす種牡馬がズラッと揃っている社台SSにおいてならば39頭など埋もれてしまう数字であろう。だが、この39という数字がウォーエンブレムが今年種付けに成功した頭数と知ったらどうだろうか。この数字はとたんに大きな意味を持ち始めるだろう。そしてこの気難しい馬に携わり続けた関係者にとってはこれほどまでに自分たちの選んだ方法の正しさを示す数字は無いのではないだろうか。 先週の秋華賞はブラックエンブレムが10番人気の低評価を覆し見事な勝利を見せた。僚馬であるプロヴィナージュの出走(ポルトフィーノ除外とも言う)に関連して巻き起こった小島茂調教師のブログ炎上騒動や飛び出した1000万馬券などレース後も話題には
最近、1週間に2〜3日は大学図書館に篭って勉学に励んでいるわけですが今日ものんびりと勉強しながら、気晴らしに面白そうな本を探していたところ「英国競馬百科事典」なる本を思いがけず発見。2004年に英国で発行されたものを、競馬国際交流協会が和訳して刊行した本らしい(非売品)。内容自体は競馬の用語を分かりやすく(時にはクドイほどに)解説している本であり、例えば「騎手」ならば 騎手(Jockeys) 騎手は並外れたスポーツマンである。体格、年齢、性別、そして職業上の危険性の点で他のスポーツマンとは対照的である。週六日あるいは七日が増えてきているが、一日五回ないし六回−薄暮開催ではさらに多い−精神的、肉体的に頂点に達することを期待され、仕事に行くたびに重傷を負うリスクがあり、体重を基準よりかなり下に保つためにつねにダイエットを余儀なくされる、そんな職業が他にあるだろうか? とまあ、こんな調子で競馬用
「万全の体調」、さぞ勝負の世界では当たり前であるかのように言われていることだが、これほど難しいことは無いのではないだろうか。先日無事閉幕した北京五輪でも、女子マラソンで2大会連続金メダルの期待を背負っていた野口みずきは直前合宿中の故障のためにスタートラインにすら立つことができなかった。スタートラインへはたどり着いた土佐礼子だが、こちらも合宿中の故障が影響して途中棄権、結果的にゴールラインへたどり着くことはできなかった。 競馬の世界でも全く同じである。いつだったか本で読んだが、競走馬というのは常にどこかしらに痛いところを抱えており、本当に「万全の状態」でレースに出走できることなどキャリアの中で数戦しかないのだそうだ。どこかしらに不安がありながらも次のレースへ向けて調整されていく、言わば綱渡りのような調整を余儀なくされているのが競走馬なのである。 また、目指す舞台が大きければ大きいほど、強い負
今更、セレクトセールかよと思われるかもしれないが、旅行準備やら何やらで時間を取られて1日目以降放置状態だったので、反省の意味も込めて簡単に思ったことを。 種牡馬ディープインパクトが最初にその評価を受ける舞台となった今年のセレクトセールだが、結果としては、36頭が上場されて31頭落札、1億越えが4頭、平均価格6161万2903円と同じように初産駒が注目された06年のキングカメハメハ(43頭上場、31頭落札、1億越えが3頭、平均価格5629万0323円)の数値を上回ることに成功し、市場からはそれなりの評価を得ることが出来たと言えるのではないだろうか。しかし、期待されたビワハイジの仔でも22000万円と過去の最高価格落札馬としてはやや大人しめの価格であったことに加え、落札価格が5000万円を下回った産駒も落札された約半数の15頭と決して少なくなかったなど、せり前に期待されたような暴騰したマネーゲ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Horse Racing Cafe2号店(仮設)』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く