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銀座のソニービルには、ちょっとした思い出があります。 といっても、 それほど頻繁に訪れていたというわけではありません。 実は、学生の頃に大変お世話になった先生が、 この建築の設計に携わった方でした。 そして、 この建築の話を頻繁に聴かせていただきました。 この先生は大変多くの建築の設計を手掛けられていたのですが、 なぜか、 授業などでは頻繁にソニービルの話をされていました。 私はトータルで6年間、 この先生にお世話になりましたので、 もう何度ソニービルの話を聴いたか分からないぐらいです。 実際に話を聴いていた学生の頃には、正直、 またソニービルかよ、 なんて思わないでもなかったのですが…。 もしかしたら、 ソニービルは、 この先生にとってお気に入りの、 会心の出来だったのかもしれません。 ただそれと同時に、今にして思うと、 ソニービルが、 初学者でも理解出来るぐらいに、 「分かりやすい面白
崖の上に、宙吊りになった箱…。 SH-60…。 その名の通り、 1960年(昭和35年)に出来た、 スチール・ハウス…。 鉄の家です…。 と言いますか、 そもそも、これ、家です…。 崖の上に宙吊りになっている、 窓一つない、単なる鉄の箱…。 あまりにも暴力的…、 という感じの、その姿を観ていると、 そもそも、これは何か、 という説明から必要になってくるような気がします…。 もう、スゴイとしか言いようがないのですが、 これは家です…。 鉄という材料を使って、 「ギリギリ機能性を追い求めるリミット・デザイン」を追求した、 建築家、広瀬鎌二…。 「建築は論理的であるべきだ」…。 「必要な機能だけを残して余分なものはすべて排し」、 「分析し、ギリギリまで無駄を削ったパーツを組み合せた」…。 そのようにして生まれた、この鉄の箱…。 崖地で、いかにして、 人が生活するための、平らな場所を確保するか…。
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