「先日の面会で斉藤先生から最後にこれだけは読んでおきたいとう本はないか、考えて知らせてくれ」と言われました。 "良い本、為になる本を読むことで限られた時間を罪代にあてて、少しでも贖罪の気持ちを深めてほしい。犯した罪を悔い、被害者・遺族に心からの謝罪と悔悟をして処刑される心組をもってほしい。"そのような斉藤先生が言わんとする意向については十分に理解しているつもりです。ですがそれでも死ぬ前にこれだけは読んでおきたい、という本は、どう考えてみてもありません。 良い本・為になる本を読むのは、何かしら今後の人生に役立てるために読むのではないでしょうか。この先に死が確実な身で、最後にこれだけは読んでから死にたいという本は考えつきません。所持金に余裕があったなら購入して読んでみたいと思う本は幾冊かありますが、それは斉藤先生が言われる"最後にこれだけは読んでおきたいという本"とは違う本だと思います。結局の