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ドラクエ3
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私が全国大会の審査委員を初めて務めたのは一九八九年の倉敷大会で、今回(二〇〇六年)の京都大会でもう八回目となった。高校演劇を観る喜びに誘われて、ここまで来たわけだが、今回も刺激的な舞台にいくつも出会うことが出来た。そしてあらためて感じたのは、高校演劇の中でも優れたものは、通常のプロの演劇人の舞台をはるかに超える感動を与えてくれるということである。 今回は八月三日から五日まで、京都府八幡市文化センターで十一校の公演が行われた。今年も学園ものが八作品あったが、中でも高校演劇部の状況を巧みな一人芝居に仕立てた同志社高校の『ひととせ』(最優秀賞)に新鮮な驚きを覚えた。 高校生の自殺を扱った作品も二つあったが、特に落ちこぼれの生徒ならぬ、挫折した教師の自殺を描いた島根県立三刀屋高校の『三月記』は衝撃的だった。リアリズムではないにしても、ここにはやはり時代の反映があると言っていい。 個々の舞台の印象を
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