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ドラクエ3
komakocafe.hatenablog.com
2016 - 08 - 29 発達障害児を育てる母であり性犯罪被害者でもある私が件の会見に思うこと 先日、強姦致傷事件を起こした容疑者の母親である女優さんの会見を見てからというもの、胸が苦しくて仕方ない。 彼女もまた間接的な被害者だし、手のかかる子の子育てに苦労してきた心情、状況が痛いほど分かるだけに他人事とは思えないほどの心痛がある。 会見の翌朝、目が覚めていちばんに 「ああ、あの事件は夢じゃないんだ」 そう思って重苦しい気分になり、それは私の身に起こったことではないのだと自分に言い聞かせた。 容疑者は留置所で目を覚ますたび後悔するのだろうか、これは夢ではないのだと。 そしてその母親も同じくそうだろう。 覚めても覚めても終わらない悪夢がこれから続くのである。 苦労してなんとか社会で自立していけるように育ててきただろう、甘やかしすぎと言われたり、子離れができていないと言われたりしても、子が
「あのね、今日ここをケガしたの」 まりんちゃんは小学校の帰り道、必ず身体のどこかしらを指差して訴えてくる女の子。 海が好きな子なのでまりんちゃんとしておこう。 彼女は娘の小学校のお友達で、いつも不安気な表情をしている。 「どこでケガしたの?」 そう聞きながら指差しているところを見ても、だいたいは傷や打撲の跡は見当たらず、あっても全くたいしたことはなさそうなのだが、話を合わせて心配してあげると多少は気が済むようだった。 私を見るなり足を引きずって歩きはじめることもよくあった。大げさに痛がったりしゃがみ込んだりしながら帰り道を進むので、知らないお婆さんに「あの子だいじょうぶなの?」と咎められるように声をかけられたこともある。 「だいじょうぶです。ちょっとかまって欲しいだけなので、本当はケガなんかしていませんから」 私がまりんちゃんに気付かれないよう小声で言うと「あら、そうなの」と安心してその方
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