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買ってよかったもの
madscient.hatenablog.jp
前回から約1年半ぶりの更新。 訓練されたMSXユーザーなら「三菱テレコムステーション」というサブタイトルから「受話器付きの黒いやつ」を容易に連想していただけるものと思う。 実はアレ以外にもバリエーションがあったんである。 三菱テレコムステーションといえば、最も有名なのは冒頭でも言及した「受話器付きの黒いやつ」ことML-TS2Hではなかろうか。 この機種は一般販売もされたのでそれなりに世に出回っていて時々ヤフオクでも見かける。 モデム内蔵で受話器が付いている*1くらいで中身は普通(?)のMSX2である。 スペック等はここが詳しい。一応このエントリは「MSX互換機の世界」シリーズなので、MSXマークが付いてる普通のMSXはさらっと流す。 ここからが本題。 実は、一般販売されたML-TS2Hの前に、MSX1ベースで同様のマシンが存在したのである。 www.g-mark.org 白を基調としたいか
前回の更新からまる1年経過してしまったが、ここ最近MSX界隈を賑わす発見がいくつかあったので取り急ぎまとめ。 第4弾のサブタイは「MSXベースの特定用途向け情報機器」とでもしておこうかしらん。 NTTキャプテンマルチステーション weekly.ascii.jp まずは前フリ。上のページの中ほどにある、キャプテンマルチステーション。 普通にMSXマークもついていて当時からMSXマガジンでも紹介されていたので、弾数は少ないもののそれなりに知られていたと思われる。 週アスの記事に書いてある、「NTT、アスキー、高岳製作所による共同開発」というところに注目。 通常のMSXから拡張されている機能としては、電話回線に接続するための内蔵モデム(当然)、ダウンロードしたアプリ等を保存するICカード*1インターフェース、補助入力装置*2用インターフェース、ワイヤレスリモコンインターフェース等がある。 実機の
FM音源のEGパラメータは、多くの場合「感覚的に」設定され、その正確な技術的情報や物理的挙動についてはあまり知られていなかったり間違って伝わっている場合がある。というか、YAMAHAから詳細な情報が提供されてこなかった。 ここらで、「EGの実際の挙動」と、流布されてきた情報との違いについて整理しておく。*1 Envelope Generator(EG)の基本 一般的なFM音源のEGは、アタックレイト、ディケイレイト、サスティンレベル、サスティンレイト、リリースレイトの5つのパラメータで挙動が定義される。*2 EGの挙動には、4つのフェーズがあり、それぞれの移行契機は以下の通り。 アタックフェーズ Key-Off状態からKey-On状態になった瞬間にアタックフェーズが始まり、アタックレイトの値に従って発音レベルが増大する。 ディケイフェーズ 音量レベルがTLで指定された最大レベルに到達した瞬
思わず「MSX互換機ってMSXそのものじゃないんかい!」と突っ込みたくなるようなタイトルだが、MSX規格はそもそもは「基本的なハードウェアコンポーネントとBIOSのみ策定しておけばソフトひとつで各社独自に発売していたホームコンピュータ上で動くようになるじゃん」という、ソフトウェア視点の規格だったのである。 VDP以外のI/Oポートを直接操作することは禁止されていたり、VDPのI/Oポートアドレスを決め打ち禁止されていたりしたのも、「I/Oポートとかがリファレンスデザインから外れててもBIOSで吸収できる」という目的のため。 ところが実際には、ほとんどの参入メーカーがほぼリファレンスデザイン通りのハードウェアを設計した上で、独自ハードウェアやソフトウェアを内蔵したり、専用のオプションを用意したりすることで競争していた。 そのため、多少規格に違反したソフトでもほとんどが動いてしまい、結局はそれ
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