サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
デスク環境を整える
manronweb.com
Tweet ■まえがき いよいよ、選挙戦がスタートした。初動が遅れて『マンガ論争20』に間に合いませんでしたが、候補予定者(現在は候補者)の石川大我さん(立憲民主党)にお話をうかがうことができました。石川さんはトキワ荘再建などマンガ文化への取り組みが注目を集める豊島区議として活躍。またご自身がゲイであることをカムアウトし、LGBTについて真摯に活動されています。『マンガ論争21』は選挙後の発売となりますが、選挙後の石川さんの抱負など加えた本稿の増補完全版を『マンガ論争21』に収録予定です。 ■ポリコレと『緩さ』の喪失」 永山薫(以下:永山):石川さんが表現規制問題に興味を持たれるようになった経緯を教えてください。 石川大我(以下:石川):私は豊島区生まれです。大人になってから知りましたが豊島区は例えば「トキワ荘」があって、手塚治虫先生とか赤塚不二夫先生がマンガを描いていました。また、池袋の
今回のミニストップとイオンの決断には大きな危惧を抱いています。 取り急ぎ、編集長所感を公表します。 詳細や報道へのリンクは随時加筆します。 また場合によっては訂正を行いますので、錯誤がございましたらご指摘ください。 ■ミニストップの“類似図書”追放 まず、ミニストップですが千葉市限定の話が全国展開に拡大したという点です。これが他のコンビニチェーンに波及すれば、コンビニから類似図書類を追放という話になります。 類似図書類はコンビニ側のレギュレーションを出版側が受け入れた形でのゾーニングです。現時点で全コンビニ店舗の一割程度のオーナーが様々な理由から自主的な判断で類似図書類を扱っていません。これは全く問題がありません。 しかしミニストップ本部が全店舗で取り扱わないと決断するのは問題があります。 まず、出版側との信頼関係に基づく“紳士協定”を一方的に放棄したこと。 もう一つは店舗オーナーの自主性
2月19日、表現規制反対運動で有名な市民団体のコンテンツ文化研究会出身で外注のゲームシナリオライター、そして阿部知子衆議院議員秘書の経歴を持つ小泉しゅうすけ氏が、寒川町議会議員選挙にて見事当選を果たした。これで同会出身の議員はおぎの稔大田区議会議員に続いて2人目となった。当記事では、事務所開きと選挙戦の模様をお伝えする。 ■2月4日、事務所開き 町の支援者をはじめ表現規制反対運動の関係者、現職の議員も駆けつけ、町議会選挙にしてはめずらしい大変華やかな事務所開きとなり、最良のスタートを切った。 事務所開きでは豪華な面々がゲストとして挨拶をし、はじめにNPO法人うぐいすリボンで理事を務める荻野幸太郎氏は 「小泉君のことで印象に残っているのは、東日本の震災の少しあとのことだったんですけど、避難所の皆さんは本が読みたいとおっしゃったんですね。そのときに小泉君は自動車にいっぱいのマンガを積んで、福島
60代以上なら高橋鐵先生のセクソロジー雑誌『あまとりあ』(龍胆寺雄、平野威馬雄=平野レミのお父さんなど当時の文化人が数多く執筆)、ハードボイルド小説誌『マンハント』の出版社であり、古手のSF者なら翻訳SFやミステリの「久保書店QTブックス」が懐かしいでしょうし、年季の入ったオタクならば何よりも『コミック・レモンピーブル』で周知の久保書店&あまとりあ社です。 昭和の佇まいがそのまま残る久保書店の事務所は築35年の木造2階建、床面積231平米。多くの作家、漫画家が執筆し、あるいはデビューしていったわけです。この社屋がこのほど取り壊されることとなりましたので、11月28日にダーティ・松本先生、早見純先生、しのざき嶺先生、稀見理都氏というなんだか濃すぎる面々と見学してきました。上の写真で、社屋に入っていくのが見学ツアーの面々です。 まず、2階。編集部です。かなり広いです。引っ越し準備中なのでぐちゃ
■傍聴に行ってきました 不健全図書や優良映画を審議する東京都青少年健全育成審議会。傍聴が可能ということで、早速行ってきました。傍聴席は10席。早めに行かないとダメかもと思い、受付開始の15時ジャストに都庁に到着。 まだ都庁に行ったことがないという人のために書いておくとJR山手線新宿駅西口改札から出て、地下ローターリーを左に進み、ちょっと見つけにくいけど、動く歩道(都庁方面)に乗ればラクチンです。終点で外に出て道なりに歩くとと左側に見えてきます。全部歩くと10分以上かかります。 ◆その他のルート 都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」と都庁は直結しているので一番楽です。通勤通学に大江戸線使っている人にはおすすめ。 JR新宿駅西口の地下バス乗り場で、都営バスか京王バス(都庁循環)に乗って「都庁第一本庁舎」、「都庁第二本庁舎」、「都議会議事堂」下車。 JR新宿駅西口『新宿駅西口』バス停から『西新宿・都庁
2016年7月24日、東京都美術館講堂において、美術評論家連盟主催2016年度シンポジウムが開催されました。テーマは「美術と表現の自由」(リンク先はフライヤーのPDF)です。この背景には美術界、正確に言えば美術評論家の皆さんの持つ危機感の高まりがあるのでしょう。シンポを取材してみて、色々考えるところがありました。いくつかの事案は知っていましたし、風向きが変わってきたなという感覚もありました。そのあたりを含め、少し長めの前置きから書き始めます。 ■かつて自由だった美術の自由 2009年刊の『マンガ論争勃発2』の取材で、美術評論家の樋口ヒロユキさんに美術界の「表現と自由」について訊ねました。そこで初めて知ったのは美術の世界は格段に自由度が高いということでした。ただ、それは、座して与えられた「自由」ではなく、先人が勝ち取ってきた「自由」であって、単純な、 「芸術だから赦されるのだ」 「芸術は高尚
2016年6月13日。選挙事務所構築中の山田太郎候補を直撃してきました。立候補に至る紆余曲折は、山田さんの公式サイトなどを参照していただければいいでしょう。 取材のテーマは「山田太郎候補が、どうやって戦うのか?」です。 ■一本目の柱はもちろん表現系 山田議員の活動は大きく三本柱に区分できます。 一本目の柱は、読者諸氏も自明であろう「表現系」。これは多言を弄する必要もないでしょう。真夏も真冬も繰り返し繰り返し行われてきたコミケ街宣も、そこが強調されてきました。実際に国会内外で山田議員がどんな活動をしてきたのか以下ざっと列挙しておきます。 児童買春、児童ポルノ禁止法における架空表現規制への反対。 TPPにかかわる著作権法非親告罪化について二次創作の除外。 警察の恣意的な押収物公開批判。 GMOメディアの無料ブログサービス「teacup」からフィギュア系ブログが追放されたことに対する抗議活動。
■松浦ダイゴ(大悟)さんと小誌 松浦大悟さんの名前を聞いてもピンとこない人もいるかと思いますが、2007年から2013年の参議院議員在任期間中、二次元規制に待ったをかけてくれた数少ない議員さんの一人です。 松浦さんは神戸学院大学卒、秋田放送アナウンサーとして活躍後、2007年の参議院議員選挙に出馬し、当選。2008年、民主党入党。2009年に民主党秋田県連代表、2010年に民主党副幹事長に就任……といったプロフィールはWikipediaや、公式ウェブサイトで確認していただくのが一番でしょう。 『マンガ論争』では『マンガ論争勃発2007-2008』(永山薫&昼間たかし共編著、マイクロマガジン)時代の2008年頃から松浦さんに注目し、何度もお会いしていますが、松浦さんは一貫して表現規制に反対してきました。 では、ここで2008年、『マンガ論争勃発』サイト(永山薫&昼間)における松浦さんの最初の
■まえがき 荻野浩次郎さんが、自民党参院選候補「オープンエントリー」のファイナリストに残った。荻野さんとは多少面識があり、ポジショントークではない話ができる人だと理解していたので、正直、興味津々である。これは小誌『マンガ論争』としても、ちゃんとお話をうかがってみたい。 ■なんで自民党なの? ——まず、気になるのは「何故、自民党から出よう」と思ったのか? ということです。自民党員で議員秘書をやっておられるから当然と言えば当然の話なんですが。 荻野浩次郎(以下:荻野)国家観が一番近いと思ったのが自民党でした。私は石橋湛山(※1)が好きで、そういう意味では自民党の保守本流とはちょっと異なるのかもしれませんが、石橋湛山の精神が好きというのと、自民党は本当に懐が広い。私みたいなこういうことを言うのもアリですし、他党のことは知らないのでそこは分からないのですが、自民党の中の党内議論という意味では、一年
■疑問があれば質問するのは当然です 毎日新聞6月26日の「社説:児童ポルノ規制 子どもを守る一歩に」において、いくつかの疑問がありましたので、本誌編集長・永山薫名義で質問しました。すでに同社のTwitterアカウントである@mainichijpeditに質問しておりますが、回答がないこともあり、同社のお問い合わせフォームを利用して、改めて質問を行いました。 以下、その質問を全文公開します。 批評家の永山薫と申します。 現在はミニコミ誌『マンガ論争』を編集しております。 児童ポルノ禁止法について、2001年開催の「第2回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議(横浜会議)」連動イベント「児童虐待と表現規制に反対する集い」第一部の共同 司会を務め、以降10余年にわたり多くの有識者、国会議員、法曹関係者、諸団体への取材と対話を重ねてまいりました。 その間、数々の報道に疑問を感じることがありました。
表紙は未識魚さんにお願いしました。 冬号とは思えないノースリーブです。 未識魚さん、揺らぎませんねノースリーブ。 どんだけ好きなんだ!? ノースリーブ。 もちろん中身も完成してますから! 今回は6大特集です。 その1/表現規制の現在全く予断を許さない児童ポルノ禁止法改正案。なんでまたエライ人はマンガを規制したがるのかの根本に迫ります。京都大学11月祭講演会のまとめとか、コスプレ訴訟講演会のまとめとか、そんな感じ。で、コアマガ事件も当然ながら修正問題とからめてドン! 規制反対運動についの現状報告も。 その2/東京都青少年条例改正「その後」を追う。お〜い、忘れてないか〜。というわけで、「あれからどした?」を追跡。オレンジ色のネクタイの都議さんを直撃、さらに都庁に突撃、さらにさらに2013年の不健全マンガのカタログ、おまけに青少年なんちゃら法案どないなっとんねん!? まで。 その3/海外のマンガ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『manronweb.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く