先生が教えることよりも考えるべきこととは 京都精華大学「グループワーク概論」を訪ねて みなさんは「授業」と聞いたとき、どんな風景を思い浮かべますか。 教壇に先生が立ち、学生は内容を聞いているのかどうか。課題を出せばうんざりする。 主体的に学ぶためにはどう教えたらいいのか。 そんな授業や先生のあり方を変える仕組みを実践している授業が京都の大学にあります。 学外の協力者がつくる授業 京都精華大学の教員、筒井洋一さんが担当する「グループワーク概論」。 この授業の運営は、外部から募集したクリエイティブ・チーム(CT)というボランティアが行います。主には他大学の学生や、社会人です。カリキュラム自体は教員である筒井さんが作成しますが、1回ごとの授業のプログラムはCTによって企画、運営されます。 授業の各回ごとに見学者が訪れています。他大学教員、高校教員、キャリアカウンセラー、研修講師など専門家がこの授