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先日エントリーした知的障害のある女性のわいせつ被害に関する公訴が女性の告訴能力が無いことを理由に棄却された件について、もうひとつ記事があったのでリンクを張っておく。毎日は早めに元記事が参照できなくなるので、その際にはキャッシュを利用されたい。 裁判:知的障害「告訴能力ない」/わいせつ被害の女性・地裁延岡支部が公訴棄却(毎日/九州、2009年9月30日) (キャッシュはこちらをクリック)*1 先日の関連エントリーは以下の通り。 下の話題について、お答えがあったので書き足し。(misc., 2009-09-30) 『被害女性に知的障害、裁判所「告訴能力なし」』(2009/9/30、読売)について、分からないことを述べてみる。(misc., 2009-09-30) 今回追加された毎日の記事は、疑問とした幾つかの点が取材によって記述されているとともに、識者等からのコメントも加わっている。 公判が開
先ほどの疑問について、幾つかお答えのあるブログがあったので、書き出しておきます。*1 被害者本人と独立して、法定代理人等は告訴をすることができます(インターネット大好き小池さんのブログ、2009-09-30) 被害女性に知的障害、裁判所「告訴能力なし」(延岡支部H21.9.16)(奥村徹弁護士の見解、2009-09-30) 1番目の方でざらっと理解してから2番目のコメントに移るとわかりやすかった。法定代理人が告訴権者になることができるのに今回はそれをしなかったということらしい。つまり検察は本人の告訴で行けると思ったのに、裁判所はそう考えなかった。 検察側がこうしたプロセスについて出たとこ勝負に出ることはないとするならば、何らかの間違える根拠があったのだろうかと(つまり今までならこれで行けると思っていたなど)、次の疑問は出るけれど。 あるいは、本人の能力に関しての見解の相違ということか。 能
事件の記事は長くない。 被害女性に知的障害、裁判所「告訴能力なし」(2009年9月30日、読売) キャッシュが取れなかったので、以下にも掲載。 被害女性に知的障害、裁判所「告訴能力なし」 宮崎地裁延岡支部が、わいせつ目的誘拐と強制わいせつ罪に問われた男について、公訴棄却の判決を言い渡していたことが分かった。 両罪とも被害者の告訴が必要な親告罪で、同支部は被害者女性に知的障害があり「告訴能力がない」と判断した。 宮崎地検延岡支部は29日、判決を不服とし福岡高裁宮崎支部に控訴した。 地検の発表によると、起訴されたのは宮崎県高千穂町向山、無職飯干広幸被告(60)。起訴状では、飯干被告は2月11日、高千穂町内で、県内の20歳代女性を乗用車に乗せ、体を触るなどのわいせつな行為をした、としている。判決は16日にあった。 (2009年9月30日00時45分 読売新聞) これ以上のことは分からないので何と
前回(misc., 2009-09-27)に続き選挙権関連のエントリー。知的障害のある人と少しずれるが(そしてけっこう重なるが)、成年被後見人については選挙権がないという、公職選挙法における欠格条項の話である。*1 その他、これまでの関連記事などはこちら。 後見開始と資格制限(その4)(misc., 2006/04/29) 選挙権に関するアンケート結果を再掲載(misc., 2006/11/01) 実践成年後見No.19(misc., 2006/11/08) 本件はときどき話題にされているものの、なかなか進展しない。今年も4月22日に高鳥修一氏(前衆議院議員)が衆院厚労委員会で質問し、総務省と桝添前厚労大臣が答えている。総務省は相変わらずだが桝添前大臣はいちおう前向きだった。 本件について新規に関連記事が出たので紹介する。毎日新聞の「発信箱」で掲載されたとのことで知人から紹介いただいた。毎
少し前の話になるが、書き付けておく。本件のソースはこちら。 知的障害者に投票指示 県警、福祉施設職員を送検(琉球新報、2009年9月16日) (キャッシュはこちらをクリック)*1 勝手ながら記事を掲載する。 知的障害者に投票指示 県警、福祉施設職員を送検 琉球新報、2009年9月16日 8月30日投開票された衆院選で、福祉施設に入所する知的障害者に特定候補と政党の名前を書かせたとして、県警が15日に本島内の福祉施設に務める職員を公選法違反(投票干渉)の疑いで書類送検したことが、琉球新報の取材で分かった。 関係者によると、職員は8月下旬、期日前投票所周辺で複数の入所者に対し、選挙区と比例区の双方で特定候補と特定の政党に投票するよう干渉した疑い。 職員は上司の指示で入所者を期日前投票所に送り届けていた。その際、政党名が入った選挙用のカードに特定の候補者名を書き入れて手渡し、小選挙区と比例区の両
知人より「病気の児童生徒への特別支援教育支援冊子 病気の子どもの理解のために」という一般の小中高校教員向けのガイドブックを多くの方々に紹介して欲しいとのメールをいただいた。 知人に許可を得て、一部を転載し紹介する。 本文中にもあるが、この本の全文がダウンロードできるHPはこちら。 「病気の児童生徒への特別支援教育支援冊子 病気の子どもの理解のために」(国立特別支援教育総合研究所) いま、通常学校の普通学級の子どもたちの2割弱が、何らかの病気を抱えながら教育を受けています。しかし、学校や先生、友達が病気に理解を示さず、いじめられたり、「気持ち悪い」といわれて仲間はずれにされたりして、不登校になったり、病気を隠しながら通学していたりするケースが山ほど報告されています。また、新しい種類の病気が年々増え、不登校だった子どもが実は身体的な病気だった、学校も家族もだれも気が付かなかった、病院へ連れて行
この件について継続的に取り組んでいるspitzibaraさんから、広く喧伝するほうがよいとのお話があり、賛同するので以下に掲示して紹介する。 他の方々にも周知するとともに、各自視聴されたい。 Calvin大学が毎年1月に恒例で行っている講演月間 Janurary Series で、アシュリー論文の執筆者の一人Diekema医師が講演する模様。 演題は、 Love, Justice, & Humility: A Bioethicist Meets the “Pillow Angel” (愛、正義、そして謙虚 : 生命倫理学者“枕の天使”と出会う) 2008年1月18日午後12時半(日本時間19日午前2時半)から、講演はRealAudioでライブで聴けるようです。 詳しくは以下に。 http://www.calvin.edu/january/2008/diekema.htm 俗称“Ashley
4月から先日まで、演習で知的障害がある親の子育て支援関係の論文をずっと読んでいた。日本語がないので英語を読まざるを得ない。ほんとうは逐一各論文を紹介できればよいのでしょうが、そんな余裕もない。いずれレビュー論文は書きたいと思っている。今年度中目標。*1 関連ページはこちら。 →知的障害のある親の子育て支援(mnagawa's HP) 中にはたいへん興味深いものもあり、それらも可能ならばコメントして紹介したい。ただし今回は、どちらかというとうーんと唸ってしまったほうを出す。*2 Booth,T. and Booth,W.(2000): Against the Odds: Growing Up With Parents Who Have Learning Difficulties. Mental Retardation, 38(1),1-14.*3 著者はBooth夫妻(Tim Booth a
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