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掃除・片付け
mochigome.hatenablog.jp
ロシアの批評家コンビ(現在は解消)であるゲニスとワイリという人が書いた『亡命ロシア料理』という本があるが、1年ほど前にこの中の「帰れ、鶏肉へ!」という料理を実際に作ってみたという人の発言がSNS上でバズっていた*1。この本はそれ以前にも一度大きくネット上で話題になっていて、そのときはそれを契機に長らく品切れ状態だったものに増刷がかかっていたので、なかなかどうしてそういう力のある本らしい。 亡命ロシア料理 作者:ピョートル ワイリ,アレクサンドル ゲニス 未知谷 Amazon 昔読んだときは実際にこの本のレシピで作ってみようなんて思いつきもしなかったが、その後「帰れ、鶏肉へ!」の話題を目にして実際に作ってみたら簡単なわりにめっちゃおいしかったので、それ以来ハマって寒い時期にたまに作っていた。さすがに夏場に長々と火を使って煮込み料理を作るのは億劫なので、ここしばらくは忘れていたが、スーパーで安
クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』では、登場人物が"Russian"と発声している箇所が、字幕ではことごとく「ソ連の」と訳されており、気になった。嫌だった、と遠回しに主張しているのではなく、単純に気になったのである。それを見るちょうど前の日に『アファーマティヴ・アクションの帝国』という本を読み終えたからだ。 アファーマティヴ・アクションの帝国――ソ連の民族とナショナリズム、1923年~1939年 作者:テリー マーチン 明石書店 Amazon 700ページもある本(もっとも、あとがきや註、索引が100ページ以上を占めるので、本文は555ページだが、とは言え)の詳細にわたる書評を書ける気はしないのだが、簡単にでも読書メモをつけておくと、あとあと自分が助けられるということがままある。 ソ連全土、それまでそもそも一個の民族と見なされていなかったもの含む多数の民族にまたがり、紆余曲折
ロシアの右派思想家アレクサンドル・ドゥーギンの娘で、哲学者・ジャーナリストのダリヤ・ドゥーギナ氏が、現地時間20日21時過ぎ、父子で参加したイベントからの帰路に自家用車に仕掛けられていた爆弾により亡くなったそうだ。 「誰がやったのか」という最大の謎については、現時点ではなんの確実な情報も出てきていないので、論及は差し控えたい。ただ仮に彼らが悪質なプロパガンディストだったとしても、裁かれるべき点があるならそれは車上でではなく法廷でというのが原則だと思うので、今回の件を肯定的にとらえることは当然できない。ひとつ重要だと言えるのは、かなり過激だったとはいえ明確にロシアの現体制を支持する側であった思想家とジャーナリストが、首都で命を狙われた(そしてそれが一定程度"成功"してしまった)という事実だ。ロシア国内でも、今般の事態が次の段階に移行しているのかもしれない。 どんな形であれ人が亡くなったことを
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