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「アメリカとソ連の極秘作戦『プロジェクト・フラ』について、政府の認識と見解を伺う」質問主意書(齊藤健一郎参議院議員提出)が令和6年2月13日に参議院議長に提出され、同年2月22日に岸田文雄内閣総理大臣名で「ソビエト連邦による北方四島占領に関する質問に対する答弁書」が参議院議長に送付されていた。政府答弁はこうだ。「個々の報道等を前提としたお尋ねについて、政府としてお答えすることは差し控えたい」--。提出者は新聞報道を引いて質問していたが、米国公文書館の公文書を基に質問していれば、答弁も変わっていたかもしれない。
日本との戦争における米ソ極秘協力「プロジェクト・フラ」により米海軍からソ連海軍に移管された艦船(149隻)は、1945年8月--9月のソ連軍による樺太南部と千島列島、そして北方四島への侵攻・占領に使用された。 ◉1945年8月16日 樺太・塔路上陸 ソ連艦隊29隻のうち米国艦船6隻(掃海艇4、駆潜艇2) ◉8月18日 北千島・占守島(※竹田浜)上陸 ソ連艦隊45隻のうち20隻(上陸用舟艇16隻、掃海艇4隻) ◉8月20日 北千島・占守島・片岡上陸 ソ連艦隊7隻のうち米国艦船1隻(掃海艇) ◉8月20日 樺太・真岡上陸 ソ連艦隊34隻のうち米国艦船6隻(掃海艇4、駆潜艇2) ◉8月23日--25日 樺太・大泊、本斗上陸 ソ連艦隊10隻のうち米国艦船9隻(すべて掃海艇) ◉8月23日--24日 幌筵島上陸 ソ連艦隊5隻のうち米国艦船3隻(すべて上陸用舟艇) ◉8月24日 志林規島(シリ
国後島で羽を休めていたハクチョウがサハリン南部を含む営巣地に向けて移動を始めた。国後島に飛来するハクチョウの数は2年連続で過去最多を記録した。クリル自然保護区の研究者によって記録された最大の集団は215羽で構成されていた。国後島で観察できるハクチョウは主にオオハクチョウで、今年3月1日にはベスロフスキー半島(ケラムイ崎)の海岸で215羽が確認された。また、色丹島北西部のデリフィン湾でも1月18日に35羽が記録された。(astv.ru 2024/4/19)
国後島のクリル自然保護区は、2月から3月にかけて行った冬季の足跡調査で、1980年代初頭に島に移入されたヨーロッパミンクの足跡を確認した。絶滅危惧種に指定されているヨーロッパミンクは2014年に足跡が見つかってから、毎年確認されており、移入から40年以上たって島に根付いていることが確実になった。ヨーロッパミンクは、絶滅危惧種を保護する目的で1980年代に択捉島と国後島に移入された。択捉島では、1986 年から1989 年にかけて254匹がティハヤ川、ゴルバヤ川、スラブナヤ川、ソフィア川に放たれた。国後島では1981年、1984年、1985年に134匹(雄76、雌58)がチャティナ川、フィラトフカ川、ボリシェヴァ川に移入された。しかし、巣穴は水辺から6〜10メートル以内にあるため、水位が上昇することで大部分が死んでしまうため、島内に個体が存在しているとは考えられないとされた。ところが2014
【根室】ロシアのプーチン大統領が大統領選で通算5選を決め、北方領土返還運動原点の地・根室では、領土問題の解決がさらに遠のくとの懸念が広がった。プーチン氏の次の任期は2030年までの6年間。平均年齢88歳を超えた北方領土の元島民からは「これ以上、日ロ関係が悪いまま時間だけが過ぎることはあってはならない」と訴える声が上がった。(北海道新聞デジタル2024/3/18) 「大統領が誰であっても返還を訴え続ける姿勢は揺るがない。ただ、われわれに残された時間はあまりにも少ない」。元島民らによる千島歯舞諸島居住者連盟の角鹿泰司根室支部長(86)は18日、プーチン氏の5選に危機感を示した。 ロシアのウクライナ侵攻による日ロ関係悪化で平和条約交渉や北方四島とのビザなし渡航の再開は見通せず、ロシア憲法の改正で「領土割譲」も禁止された。領土問題を巡る状況はプーチン氏の4期目の間に厳しさを増し、角鹿支部長は「ロシ
19日、択捉島では悪天候が続いている。予報によると、場所によっては大雪となり、突風は25メートルに達すると予想されている。クリル地区行政府は学校を休校とし、遠隔モードに切り替えると発表した。吹雪はエネルギー供給システムの運用に混乱を引き起こし、屋根や建物のファサードに損傷を与える可能性がある。住民は不要不急の外出を避けるよう呼び掛けられた。(sakh.online 2024/3/19) https://t.me/gazeta_km/14781
17日のロシア大統領選で通算5期目の当選を決めたプーチン大統領は、極東でも大幅に得票を伸ばした。極東連邦管区の11構成主体別の得票率は60%台が多かった前回2018年から一変し、全て80%以上を記録。北方領土は90%を超え、島民からも「信じがたい」との声が漏れた。3日間の投票期間中は全土で多くの不正が指摘され、プーチン氏に抗議の意思を示した有権者が各地で拘束された。(北海道新聞2024/3/19) 中央選挙管理委員会が発表した日本時間18日夕時点のプーチン氏の得票率は、18年の前回大統領選後に首長が更迭されたサハ共和国で同年比約23ポイント増の87.79%を記録。20年にプーチン政権に批判的だった知事が逮捕されたハバロフスク地方も80.06%で、政権が目標に据えた「得票率80%」に滑り込んだ。 北方領土を事実上管轄するサハリン州は86.37%。北方領土はクリール地区(択捉島)で91.06%
北方領土を暴風雪が襲った2月末、択捉島別飛(べっとぶ)にある豪華キャンプが楽しめるグランピング施設が大きな被害を受けた。地元メディアが報じた写真や映像によると、7張りあるドーム形テントの幕が大きく剝がれ、むき出しとなった内部が風雪にさらされている。(北海道新聞デジタル2024/3/8) 地元紙「赤い灯台」によると、昨年夏の開業時、経営者は「風速40メートルの強風が吹くカムチャツカ半島で構造に問題がないと完璧に証明されている」と自信を示していたという。被害が報道され話題を呼ぶと、施設側は「意図的な損害と窃盗を目的とした集団に襲撃された」と主張し、強風の影響を否定。メディアに対し「虚偽情報を流さないようお願いする」と要望した。 一方、島の関係者は「暴風雪は本当にひどかった。あの天候で島の誰が襲撃できるのか。主張に無理があり、強風に耐えられなかったことを隠したいのだろう」と話す。 被害を受けたテ
ロシア軍の師団司令部がある択捉島ゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)駐屯地の軍事検察局は、インターネット上で殺傷力がある軍用武器を違法に販売していたサイトへのアクセスを遮断した発表した。インターネット監視の中で、特定のサイトが、必要な許可やライセンスを得ることなく、訪問者に軍用武器や弾薬を販売し、国民を違法行為に駆り立てていたことが判明した。軍事検察局は択捉島を管轄するクリル地方裁判所に訴えを起こし、同地裁はサイトへのアクセスを完全に遮断するよう命じる決定を下した。(sakh.online 2024/3/7)
サハリン住民の82%が大統領選挙(3月15日から17日投票)の投票に行くと答え、81%の人々がプーチン大統領に投票すると回答した。政府系の全ロシア世論調査センター(VTsIOM)は3月2日と3日に18歳以上のロシア人160万人を対象に電話による世論調査を実施した。全国の数字で見ると、プーチン大統領に投票すると答えた人は75%、次いでウラジスラフ・ダワンコフ氏(新しい人々)6%、ニコライ・ハリトーノフ氏(ロシア共産党)4%、レオニード・スルツキー (自由民主党) 3 %となった。回答者の80%が投票に行くと回答した。サハリンではプーチン大統領への支持が全国平均より高い81%となっている。2位は共産党のニコライ・ハリトーノフが6%となった。サハリンでは長年にわたり共産党の支持が全国平均を上回っている。(astv.ru 2024/3/6)
オオカミではなく、ウルフドッグ?サハリン北部ノグリキ地区で観光客が発見したオオカミとみられる動物の死骸について、サハリンの森林狩猟局のレンジャーはオオカミではなくハイブリッドではないかと疑っている。「これがオオカミというには大きな疑問がある。ウルフドッグ(ハイブリッド)の可能性もある。オオカミと犬(ハスキーなど)の雑種ということもある。それらは似ているが、違いもある」と話している。専門家は調査を継続する。(astv.ru 2024/3/4) ※サハリン本島にオオカミはいないとされている。
択捉島のロシア女性同盟クリル地方支部の幹部会議がクリル地区行政府庁舎で開催された。祖国防衛者の日を祝うチャリティーイベントで集まった35万ルーブルの扱いについて協議し、ウクライナ東部で戦っている第39旅団第1突撃中隊「B」の軍人に送金することを全会一致で決定した。この攻撃中隊(最初に敵に向かう戦士たち)には択捉島の男性たちが所属している。(「赤い灯台」テレグラム2024/3/2)
ロシア連邦国家統計庁(ロスタット)によると、2023年1月から12月までにサハリン州を訪れた観光客は約51万5,000人に上った。30万3,000人だった2022年の1.7倍に増えた。サハリン州政府のアルテム・ラザレフ観光大臣は「夏も冬も観光客が増加している。冬観光の中核は依然としてスキーリゾート『マウンテンエア』。今では極東で最高のリゾートになった。5年後には、新しいホテル複合施設の建設を含むインフラ整備により、アジア太平洋地域で最高の都市の一つになるだろう」と語った。(サハリン・メディア2024/2/29) 2023 年にオープンしたサハリンの空の玄関口ユジノサハリンスク空港(ホムトヴォ空港)面積は極東の空港で最も広く47,000㎡以上あり、 1 時間あたり 1,600 人の乗客に対応。年間で現在の5倍にあたる最大500万人にサービスを提供できる。(tia-ostrova.ru2023
24日で開始から2年となるロシアのウクライナ侵攻。ロシア政府は全土から人員と兵器を大量に投入し、北方四島周辺のロシア軍も少なからず影響を受けているとされるが、メドベージェフ安全保障会議副議長は1月、クリール諸島(北方領土と千島列島)への「新兵器の配備」を示唆し、日本をけん制した。(北海道新聞2024/2/23) ロシア軍は、侵攻後も千島列島に配備する地対艦ミサイルの演習を続け、四島周辺海域では敵潜水艦の探知・破壊を想定した演習なども実施。軍事メディアは、軍がクリール諸島に点在する小島や人工構造物を詳細に調査し、海図の更新に着手していることも伝えるなど、活発な活動をアピールしている。 ただ、ロシア軍東部軍管区の発表では、択捉、国後両島に配備している地対空ミサイル部隊の演習は22年は2月の侵攻後、11月までに少なくとも6回あったが、23年は2~5月の3回しか確認できなかった。今年はまだ行われて
日本の共同通信によると、日本最北の島である北海道南西部の寿都(すっつ)町と神恵内(かもえない)村が、核廃棄物貯蔵施設の建設候補地として検討されている。2011 年 3 月の福島第一原子力発電所の事故の影響は記憶に新しい。地球上で地震が起こりやすい地域にある日本は、危険物の保管場所建設には適していないと多くの人が思っている。そして、寿都町と神恵内村が日本海に面していることも踏まえると、その水はロシア極東の海岸も洗っている。そこに核廃棄物貯蔵施設を建設するという考えは、ロシア国内で大きな注目を集めざるをえない。(sakh.online 2024/2/15)
ロシアによるウクライナ侵攻の影響で北方領土との「ビザなし交流」などが見送られる中、交流事業が果たしてきた役割について学ぶ講演会が根室市で開かれました。根室市などが14日夜に開いた講演会にはおよそ110人が集まり、北方領土との「ビザなし交流」などに150回以上にわたって参加してきた通訳の佐藤史郎さんが講師を務めました。佐藤さんは自身の経験から、ロシア人はなかなか本音を明かさないものの、長年にわたって故郷の島を訪問している元島民の思いを理解していると説明しました。そのうえで「時間がかかっても、交流を通じて互いの長所をわかり合えるようになってきた。ビザなし交流がなければこうした状況にはならなかった」と述べ、交流事業の重要性を訴えました。「ビザなし交流」などの事業は4年前から、新型コロナやロシアによるウクライナ侵攻の影響で実施が見送られていて、再開の見通しは立っていません。講演を聞いた元島民の角鹿
ロシア連邦漁業庁(Rosrybolovstvo)は日本の農水省に、羅臼沖で流氷に閉じ込められたシャチの救出に支援を提供する用意があるという提案を送った。ウェブサイトで報じられた。メッセージには「北海道羅臼沖で困難な状況が発生しているという日本メディアの報道に関連し、連邦水産庁は、レッドブックに記載されている哺乳類の救出のため可能な限り短期間で支援を提供する用意がある」と書かれている。また、タス通信によると、ユジノサハリンスクのロシア外務省代表部は「ロシアの地域関連部門や環境団体と連絡を取り合っているほか、在ユジノサハリンスク日本総領事館とも連絡をとっている」と語ったが、日本側はまだ支援を要請していない。「私たち自身も動物たちの運命を心配しているが、彼らは日本の領土からわずか1kmの領海内に位置しているため、日本の了解なしにはここでの仕事は不可能だ」と同代表部の事務所長は話している。日本の報
北海道と国後島の間の根室海峡でシャチの群れが流氷に閉じ込められた 2月6日朝、日本の北海道とロシアの国後島を隔てる根室海峡で、羅臼の住民らが流氷に閉じ込められたシャチを目撃し、撮影した。胸が張り裂けるような映像が日本のメディアから流れた。地元当局によると、流氷のため船でシャチに近づくことができないという。唯一の希望は、流氷を吹き飛ばすほどの強風だが、天気予報によれば、それは2月8日にしか起こらない。ビデオによると、赤ちゃんを含む約12頭のシャチが悶えている。北海道付近でシャチが流氷に閉じ込められるのはこれが初めてではない。2005年には、そのほとんどが生き残れなかった。ロシアの動物愛護活動家らはソーシャルネットワークで国境警備隊の砕氷船で救助するよう求めている。(astv.ru 2024/2/6) https://vk.com/video-40123810_456243536 「ロシアが日
日米共同軍事演習「ノース・ウィンド」が北海道で始まった。北海道新聞によると、札幌市近郊にある東千歳駐屯地で訓練開始式が行われた。「ノース・ウィンド」は9年ぶり、31回目となる。今回の演習には日本の陸上自衛隊から第11旅団の第28普通科連隊(函館市)を中心に約650人、米陸軍から歩兵大隊など約150人が参加している。演習は1月31日まで、南恵庭(恵庭市)、丘珠(札幌市東区)、北海道大訓練場(恵庭市)と千歳地区でも行われ、射撃訓練や米軍ヘリを活用した機動訓練などを実施する。(sakh.online 2024/1/27)
ロシアが不法占拠している日本の北方領土に、中国の事業家が投資する意欲を示していることが分かった。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も北方領土視察を宣言しており、中露が連携して日本に圧力を強める構図だ。(ZAKZAK夕刊フジ 2024/1/25) ロシアの極東開発を統括するユーリ・トルトネフ副首相が24日の国営テレビのインタビューで、2022年に導入されたクリール諸島(北方領土と千島列島)の免税特区制度ですでに29の事業が進んでおり、「中国からも複数の提案がある」と述べた。視察団も受け入れたという。具体的な投資先や事業内容には触れなかった。 習近平国家主席は昨年3月のプーチン大統領との首脳会談で、北方四島の領有権問題について「(どちらか一方の)立場を取らない」と述べた。中国は1964年に毛沢東主席が「北方四島は日本領だ」と明言していたが、立場を「中立」に変えた。 プーチン氏は今月11日、「
ロシアのプーチン大統領は19日、ロシア外務省のニコライ・ノズドレフ第3アジア局長を駐日ロシア大使に任命する大統領令に署名した。国営タス通信が伝えた。駐日大使は2022年11月に前任のミハイル・ガルージン氏が離任して以降、長く空席になっていた。(北海道新聞2024/1/21) ノズドレフ氏は1971年生まれ。94年にモスクワ国際関係大を卒業し、外務省に入省。日本語が堪能で、2015年から日本などを担当する第3アジア局次長、18年から第3アジア局長を務め、安倍晋三政権以降の対日外交に携わってきた。 ノズドレフ氏は昨年8月に公表されたロシアメディアのインタビューで、ウクライナ侵攻に対する欧米の反ロシアキャンペーンに、岸田文雄政権が「積極的に関与してきた」と批判。近く着任するとみられるが、対ロ制裁やウクライナ支援を続ける日本に対して強硬姿勢で臨む可能性がある。(本紙取材班)
択捉島を管轄するクリル地方裁判所は、食料品店で働いていた女性を一方的に解雇した雇用主に対して、雇用関係を認めるとともに2万ルーブルの賠償金を支払うよう命じた。女性はクリリスク(紗那)市内の食料品店で2021年11月から2022年9月まで働いていたが、雇用主は雇用関係を結ぶことを望まなかった。女性から訴えを受けた検察当局が地方裁判所に提訴していた。(astv.ru 2024/1/19)
北大スラブ・ユーラシア研究センターは20日、北方領土と硫黄島(東京都小笠原村)をテーマにしたシンポジウム「戦争、国家、失われた故郷」を東京都港区の明治学院大白金キャンパスで開いた。北方領土と硫黄島の島民の子孫らが戦後80年を目前にしても自由に島に渡れない現状を説明し、記憶を継承していく重要性などを訴えた。(北海道新聞2024/1/21) ロシアが実効支配する北方領土の国後島民2世の久保浩昭さん(55)=根室市=は、戦前に根室と国後島を結んだ通信用海底ケーブルの中継施設「陸揚(りくあげ)庫」の保存活動などを説明。「啓発運動をマンネリ化させず、新たな風を吹き込むことが大切」と話した。 シンポジウムを発案した歯舞群島志発島3世で写真家の山田淳子さん(41)=東京都=は、元島民1世の写真を撮り続けている活動を紹介。「今でも自由に故郷に帰れない人がいることを、どうか忘れないで」と呼びかけた。 一方、
国後島の柱状節理はオホーツク海に面したストルブチャティ岬(材木岩)だけではない。島の反対側、太平洋側にもいくつか柱状節理が見られる場所がある。写真はヴァレンティーナ・テレホワさん撮影(「南クリルの観光」テレグラム2024/1/19) ※国後島の柱状節理と言えば、オホーツク海側にある秩苅別の「材木岩」が有名だが、母親が生まれた植古丹の隣、オキツウスにも立派な柱状節理があった。昭和14年に撮られた写真を見ると、秩苅別に負けないくらいの威容を誇っていたが、地震や津波の影響なのだろうか、今はこぢんまりとした感じがする。植古丹から植内にある高等科に通っていた母親は、この崖の裾を歩いて通っていた。潮が満ちると通学路が水没して危ないということで、村の青年団が総出でコンクリートの堤防を築いた。その基礎部分がかろうじて残っている。 植内より南へ八km、オキツウスの浜辺には柱状節理も見事な古期噴出岩が路上に高
18日夜から19日未明にかけて、国後島ではロシア正教の「神現祭(Epiphany、主の洗礼祭)」が行われ、信者たちは冷たい水に浸かり、主に祈りをささげた。今年の会場となったのはユジノクリリスク(古釜布)から8km離れた湧き水のある場所で、住民のために沐浴場が設置された。三位一体教会のネストル神父が祝祭礼拝を行った後、午後10時から信者たちが水の中に入っていった。近くには救急隊員や警察官が待機し、暖房付きのテントも用意されていた。(南クリル地区行政府テレグラム2024/1/19) https://t.me/narubezhu/15259?single
内閣府は12日、北方領土問題に関する世論調査の結果を発表した。ロシアが北方領土を不法占拠している現状を「知らない」と答えた人は35・0%で、調査方法が異なるため単純に比較できないが、2018年の前回比で3・7ポイント上昇した。年代別では18~29歳が47・0%、30~39歳が49・1%に上った。(産経新聞2024/1/12) 不法占拠の表現を巡っては、北方領土問題を含むロシアとの平和条約締結交渉への影響を懸念した安倍政権が、一時使用を控えた経緯がある。岸田政権は22年2月のロシアのウクライナ侵攻を受けて融和姿勢を転換。北方領土は「不法占拠されている」との立場を復活し、返還を求めている。 調査では「北方領土をロシアが不法占拠し続けている現状についてどの程度知っているか」と質問。「よく知っている」が10・0%、「ある程度知っている」が54・1%だった。 調査は23年10~11月、18歳以上の3
択捉島在住のイーゴリ・コルバンさんが島ではめったに見られない「グロスビーク(シメ)」の撮影に成功した。以前、ゴルノイ村で目撃されていたが、クリリスク(紗那)では初めて写真に撮られた。この鳥の最大サイズは20cm以下だが、翼を広げると30〜33cmになる。この鳥は数時間続けて動かずに同じ場所に留まるため、古代のおとぎ話や伝説では、哲学者や思想家と呼ばれている。用心深く、ほんの少しの危険があると消えてしまう。成鳥の雄は、赤い斑点のある美しい茶色の羽毛を持っており、喉の黒い斑点がそれを際立たせている。翼は黒く、幅広の白い縞模様があり、尾も黒。多色で珍しい色を帯びる春に特に美しくなる。(「赤い灯台」テレグラム2024/1/5)
択捉島ルイバキ(有萌)の海岸に大量の死んだイワシが打ち上げられた。住民は海岸に散乱する数千の死骸を撮影した。この現象は択捉島では定期的に発生している。昨年もほぼ同時期にイワシが大量に打ち上げられている。一方、12月初旬、同様の現象が北海道でも観察された。科学者たちは、魚の大量死を冷たい海流と結びつけた。当局は死んだ魚を食べたり肥料として使用することを禁止した。大量死の原因は専門家によって解明されることになる。(citysakh.ru 2023/12/30) https://t.me/gazeta_km/12286?single
ソ連占領から約1年後の1946年9月9日、択捉島の紗那国民学校の校庭を写した2枚の写真がある。ソ連が島に派遣した学術調査団に随行していたソ連人の写真家イワン・ステパノビッチ・クワチが撮影したもので、撮影日時と場所が記録されている。写真のキャプションには「紗那村の学校〔1946年9月9日〕」とある。写真を拡大してみると、校庭で遊んでいるのは日本とソ連の子供たちと分かる。その紗那国民学校の最後の校長を務めた青田武貴さん(故人)の『紗那国民学校経過報告書』によると、紗那国民学校はソ連軍侵攻から4日後の昭和20年9月1日に、3学級で第二学期の授業を開始し、9月10日には4学級、昭和21年1月には5学級編成となった。この間、昭和20年10月18日にはソ連の学校として日本人児童の教育を実施する方針が決定され、昭和21年1月にはソ連支配下のもとに運営された。昭和22年6月20日、夏休みと同時に全校舎が接
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