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ドラクエ3
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最高裁は、2004年(平成16年)から、裁判官の人事評価の客観性を高めるために、弁護士など外部からの情報を受け付けています。ただ、最高裁の制度では情報の内容は公表されませんので、どのような意見が寄せられたかはわかりません。そこで、大阪弁護士会は、3年前に、弁護士が裁判官の審理や仕事ぶりについて弁護士会に意見を出せる制度を設けました。記録の把握、争点整理、証拠調べ、和解、判決、話し方・態度、総合評価の7つの評価項目について5段階で評価して意見が出せるようにしています。 今年は弁護士から合計298通(民事裁判官について174通、刑事裁判官について124通)の意見が寄せられました。大阪弁護士会の月刊誌6月号に「裁判官評価情報の集計と分析3~弁護士が見た裁判官のすがた~」が掲載されましたので、主に民事部の裁判官についてご紹介します。 地裁の民事部の裁判官(本庁と支部合わせて140人)については、弁
新聞記者が書いた「冤罪を追え」(志布志事件との1000日)(朝日新聞出版)を読みました。 志布志事件とは、警察が事件をでっちあげ、選挙で買収、被買収をしたとして鹿児島県志布志の13人が起訴された事件です。4年後の平成19年に全員が無罪判決を受けましたが、この間に人生が大きくくるったひとも大勢おられます。概略は知っていましたが、本を読むと、この事件のひどさがわかります。 勾留期間が異常に長いのです。一番長い県議会議員は395日で、次はその奥さんの273日間です。被告全員が自白を強要され、自白をしないと保釈が認められず、うそでも自白をすると、また保釈が認められないという「人質司法」が行われました。強要され、ウソの自白を6人がさせられます。 刑事は、両足首を持って「お父さんはそういう息子を育てた覚えはない」と書かれた紙を無理やり踏ませ、「親を踏みつける、血も涙もないやつだ」と言い、自白を迫りまし
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