父親が転勤族だったので、小学校は3つも転校した。入学した時は東京だった。 たまたま東京に居たとはいえ、当時、七五三祝に明治神宮まで子供を連れていくのは、母親が「七五三は明治神宮でやったんだよ」 と、後々まで言っていたのからしても、かなり誇らしいことだったのかもしれない。 残っていて驚いた これも、後になってから聞いた話だが 生まれてから一度も郷里を出たことの無かった父親が、せっかくの東京赴任だから、なるべく家族をあちこち東京見物に連れて行ったのだ、そうだ。 きっと張り切ってもいたのだろう。 (左)明治神宮 (右)帰りに新宿で 私は、まるでご機嫌なちびまる子^ ^ そして実は、明くる年の正月に再び晴れ着を着て、今度は神田明神へ初詣に出掛けた。写真が残っている。 一度きりでは勿体無いと思ったのか、私がもう一度着たいとせがんだのかは分からない。 昭和初期に育った両親にとって、東京はどんな風に見え