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nanase1500.hatenablog.com
――魔界統一トーナメント一回戦のAブロックの第七試合・修羅vs鈴駒の戦いは続く。 鈴駒は修羅の防御壁の攻略方法を探す為、修羅に接近して激しい攻撃を続けていた。 「これでどうだー!」 ビューン!! 鈴駒は強烈なパンチを修羅の顔面を狙って放つ。 ピキーン ガッ 修羅が張る防御壁によって鈴駒の攻撃が阻まれる。 「くそっ!」 修羅は鈴駒に手を出さなかった。 ひたすら鈴駒の激しい攻撃を防御壁で防いでいたのだった。 その顔には、防御壁に絶対的な自信があるのか、余裕が伺える。 「残念でしたー」 修羅は舌を出して鈴駒を馬鹿にする。 この修羅の態度に、鈴駒はかなりムカムカしていた。 「こんにゃろー」 ブーン!! 鈴駒は今度は修羅の顔面目掛けて回し蹴りをくらわす。 「ばーか ばーか。それも無駄だよ」 ピキーン ガッ! またもや鈴駒の攻撃は防御壁によって阻まれた。 「くそ~っ!さっきから何度も何度も攻撃している
――魔界統一トーナメントDブロックでは四試合目が始まろうとしていた。 鈴木(すずき) × 駒形(こまがた) 上空から審判が両者を見つめる。 この試合の審判はあの樹里である。 樹里、鈴木の顔を見ながらニコリ。 (フフッ、鈴木の試合だから無理言って変わってもらっちゃった) 鈴木は目の前にいる駒形を見た。 (女か……戦いにくいな) ――メイン会場 小兎が解説。 「鈴木選手と駒形選手は共に非常に容姿に優れております。美しい二人による華麗な戦いに期待が持てます」 小兎はスクリーンに映る鈴木の姿を羨ましそうに見る。 (樹里さんは鈴木の試合の審判が出来ていいな~。あ~あ、私も凍矢の試合の審判がしたい) ――Dブロック 「それではDブロックの一回戦・第四試合を始めます」 駒形が鈴木に話しかけた。 「鈴木さんでしたね。お手柔らかにお願いしますわね」 そう言うと駒形は手を差し出す。 「あ、ああ、こちらこそ」
――メイン会場 各ブロックを勝ち抜き本選への出場を決めて、メイン会場に戻ってきた選手たちはまだ終了していないブロックの戦いの様子を巨大スクリーンで見ていた。 終了したブロックには勝ち抜いた選手の名前が表示されている。 幽助は、71ブロックを見つめていた。 表示には奇淋の名前が表示されていた。 (北神……) 北神の敗北は残念だが、気持ちを切り替えて 幽助は他のブロックに目を向けた。 (親父の仲間たちも順調に勝ち残っているな) 幽助はまだ終わってないブロックの様子を見る。 その中で、幽助が気にかけているブロックがあった。 それは90ブロックである。 「楽越、まだ残っているみてーだな」 スクリーンには楽越が戦っている姿が映っていた。 慌てながらも必死に戦っている。 短い期間ながらも一緒に旅したちょっとした問題児。 幽助は仲間として応援していた。 その90ブロックでは、躯の直属の戦士で、飛影のパト
ーー魔界統一トーナメント予選・71ブロック 「な、何だこいつらは!!?」 蟲の大きさは蝿や蚊ぐらいで頭の先端には鋭く尖った針がある。 キリキリキリキリと不気味な鳴き声。 北神は自分に向かって来た蟲たちを追い払うべく抵抗する。 「気色悪い奴らだ」 北神は蟲たちを殴って次々と撃ち落とすが、数が多すぎて全然数が減らない。 「くそっ!数が多すぎるな。きりがない」 抵抗し続ける北神の背中に数匹の蟲が止まった。 「ぬっ」 北神は背中についた蟲を剥がそうと試みる。 だが外れない。 キリキリキリと北神の背中に止まった蟲たちが鳴いた。 (まずい!) 蟲たちが北神に次々とくっついてその身体を埋めつくしていく。 ズボッ!! 「うおっ!?」 身体に止まった蟲たちは一斉に針で北神の身体を刺した。 「ぐっ!」 苦痛で顔が歪む。 そして一気に蟲たちは針で北神の身体から何かを吸い出した。 (な、何!!) 蟲たちの頭の部分
ーー魔界7番地区 24番地区の荒野を抜けた幽助、楽越、ゆりは目的地の7番地区にようやく到着した。 これまで緑があまりなかった24番地区とは違い、7番地区は自然も多く、多くの魔獣も生息している。 蔵馬が召喚する魔界のオジギソウもここ7番地区が一番多く、獰猛で有名である。 幽助は息を吸い込むと吐く。 「いい空気だ。ここに来るのは久しぶりだぜ」 7番地区は、幽助の遺伝上の父・雷禅の治めていた国の一つで、彼のお墓もここにある。 色々あったが、ようやくこの地に幽助たちはやってきた。 「よいしょっと」 幽助の背中に乗っていた、ゆりが地面に降りた。 ここまで着いて来た楽越も後ろでひと息ついている。 「ゆりは、知り合いに会いにここに来たんだろ?これからどうするんだ?」 「へっ!?」 ゆりは幽助に聞かれて一瞬ポカーンとした顔になる。 (??) 不思議そうな顔でゆりを見る幽助。 あれって顔をしている。 (あー
ーー皿屋敷市・とある居酒屋 (喜多嶋麻弥か…) 意外なところから、喜多嶋麻弥の名前が出てきた事に、蔵馬は内心かなり驚いていた。 喜多嶋麻弥とは、蔵馬が中学生の時の同級生の名前である。 彼女とはクラスメートであり、蔵馬にとっても仲の良い友人の一人であった。 オカルト好きで、元々霊感も強かった彼女は、蔵馬に興味を持ち、そして彼に好意を抱いていた。 蔵馬と接しているうちに妖怪の姿まで見えるようになった彼女は食べれば食べるほど強くなる妖怪・八つ手の起こしたある事件に巻き込まれた。 ※単行本KC7巻を参照 (彼女の記憶は俺が奪った。俺への想いも全部) 蔵馬の目の前では、海藤が柳沢の話しを聞いている。 彼は聞き上手だ。 それに話しを聞き出すのが上手い。 「それで、ヤナは告白とかは考えていないのか?」 海藤の眼鏡がキラリと光る。 「そこまでは考えてないよ。確かに好きだけど、遠くからたまに見かけるだけで満
ーー洞窟「御堂」の内部 飛影たちの前に姿を現した御堂は、ゆっくりと飛影たちの近くまで歩いて来た。 御堂は木阿弥や雑魚と違い、全く驚いていない飛影に興味を持ったようだ。 「ほ~う。お前はワシの姿を見てもあまり驚いてないようじゃな」 飛影は軽く溜息をつきながら答える。 「お前みたいなタイプの者を既によく知っているんでな」 飛影の脳裏にある人物の姿が浮かぶ。 ーー霊界 「ハクション!!!」 コエンマが大きなクシャミをした。 クシャミの飛沫がジョルジュ早乙女の顔に思いっきりかかった。 「コエンマ様汚いですよ~」 顔にかかったクシャミをハンカチで拭きながら抗議。 鼻水をズルズルさせながらすするコエンマ。 鼻がむず痒い。 「おかしいのう。風邪ひいたんじゃろうか」 ーー洞窟「御堂」の内部 「この中にまで入ってきたという事は、ワシから能力を与えてもらいに来たわけじゃな」 御堂の言葉に一同は頷く。 そして飛
電鳳(でんほう) 雷禅の大昔の喧嘩仲間。 9人のなかで巨体。 本編では台詞無し。 2ND STAGEでは、第二回魔界統一トーナメントから登場する。 蔵馬と二回戦で対決し、その圧倒的な強さで蔵馬を苦しめる。 前大会では、魔道本家奇淋と対戦し、 奇淋に勝利している。
陣(じん) 魔性使いチーム副将。 風を操り空を飛ぶ等の能力を持つ風使い。 登場時の観客・蔵馬の反応から、かなりの実力を保持している。 飛影曰く、百戦錬磨の強者。 明朗闊達で飄々とした性格。 だが怒ると怖く、威嚇のみで爆拳を黙らせたこともある。東北訛りで、戦闘などで感情が高ぶると耳がとがる。 少年のような顔立ちだが長身であり、桑原とほぼ同じくらいの背丈である。 幽助に「すっとんきょうなヤツ」と言われるも、爆拳のために気分を害していた幽助の心を意図的に緩和させていたようである。 必殺技に腕を高速回転させて作り出す「修羅旋風拳(しゅらせんぷうけん)」と周囲に強風を発生させ身を守る「爆風障壁(ばくふうしょうへき)」などがある。 また、風を駆使することで、高速で宙を飛行することも可能。 空高くから急降下して敵を翻弄することもできる。 修羅旋風拳の破壊力は凄まじく、かすっただけで相手を吹き飛ばしてしま
皐月(さつき) ※イラストは友達の水無月れもんちゃんに描いてもらいました。 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~と暗黒天使の落涙のオリジナルキャラクター。 闇撫という魔界でも希少な種族の妖怪。 樹と同じ緑色の髪をしている。 透き通るような白い肌にその容姿は非常に美しい女性である。 nanaseの世界オリジナル小説:暗黒天使の落涙のヒロインとも言える存在。 人間界に行ったまま消えた樹を探し続けていた。 樹を心の底から愛しているが、樹の中には仙水がいる為にその愛に樹は応える事はなかった。 それでも樹を愛する彼女は愛する男の役に立ちたいと健気に尽くす。 仙水の為に様々な策を巡らす樹に従い彼の右腕とも言える存在となる。 皐月と樹の再会が、仙水と静かに時を過ごしていた樹が動き出す大きなきっかけとなったのであった。 物語の鍵を握る重要な人物の一人である。 2ND STAGEにも登場。 ゆりという妹がいる
皆さんSARD UNDERGROUNDってバンドを知っていますか?ってこのくだりは昨日もやりましたね。 今日はSARD UNDERGROUNDについて語らせてください。 SARD UNDERGROUNDは、ZARDのトリビュートバンドで、バンド名は「ZARD」の「Z」を反転させたことから名付けられたんです。 メンバーは女の子4人組です。 SARD UNDERGROUNDのメンバー 神野友亜(ボーカル) 赤坂美羽(ギター、コーラス) 杉岡泉美(ベース、コーラス) 坂本ひろ美(キーボード) 平均年齢が20歳ぐらいのめっちゃ若い女の子たちです。 2019年2月3日にZARDのカバーでの初LIVEを大阪で開催しました。 同年7月にZARDの「マイ フレンド」をカバーした音源が「東北・みやぎ復興マラソン2019」のイメージソングに起用されました。 9月18日にZARDのカバーアルバム『ZARD tr
ぼたん 死者を霊界に連れていく霊界案内人。 青白い髪をポニーテールにした美少女で、姐御喋りをするコエンマの部下。 通常時はピンクの着物姿で、櫂(カイ)に乗って空を飛ぶ。 車に轢かれて一度死んだ幽助の御目付け役を務め、幽助が生き返った後は、霊界探偵の助手として幽助達をサポートする。 本人曰くの「死神のような」職のわりには快活で明るく、喜怒哀楽をハッキリ顔に出す人間以上に俗世っぽさの色濃い性格。 おっちょこちょいな面もあるが、基本的にはコエンマのスタッフの中でも有能な人材で霊力はそこそこ強く、心霊医術による幽助らの回復や妖気の防御といった面でしばしば活躍する。 また好奇心半分ながら常に幽助と螢子の仲を気にしており、同僚のあやめとコエンマの間を気遣ったりと、周囲への気配りを絶やさない、非常に友人思いの性格でもある。 人間界では実体のある身体で活動しているが、この肉体は人形の様なかりそめの物で、霊
――深い森の中を桑原は、全力で走り続けている。 酒王と桑原の果てしない鬼ごっこは続いている。 酒王「おい貴様!いい加減に逃げるのやめてこっちに来い!!」 ドスドスドス 大きな足音が森の中に響き渡っている。 酒王は短足で走るのは遅いが、桑原を見失しなわないように全力で追いかけている。 桑原「クソ!なんだってんだ、あいつらは」 汗だくになりながら必死に逃げている。 桑原(霊気をけっこう消耗するけど仕方ねーか!) 桑原は後ろを振り向くと同時に霊気で作った複数の霊剣手裏剣を酒王に向かって飛ばした。 ビューン! ビューン! ビューン! 酒王「おっ!?」 ガキーン! ガキーン! ガキーン! 桑原の放った霊剣手裏剣を鍛え上げらた腕で弾き飛ばした。 桑原(よし、今のうちだ) 酒王が霊剣手裏剣を弾く間に、霊気と気配を消して、 茂みの中に隠れた。 息を潜める。 桑原(金髪の野郎から最初に逃げた時に、霊気を消し
木阿弥(もくあみ) 幽☆遊☆白書~2ND STAGE~オリジナルキャラクター。 名前のみ原作に登場。 躯の直属の77人の戦士の一人で派手な格好をした妖怪。 パトロールでは同じ躯の直属の戦士である飛影と雑魚と行動している。 魔界統一トーナメントでは初戦で同じ躯の直属の戦士と激しい激戦の末に勝利。 二回戦で九浄と闘う事になる。
――とある森 桑原「こ、ここは…まさか!?」 どこかで見覚えのある光景。 とりあえず落ち着こうと、 自分の額を指でポリポリと掻いた。 桑原「ハハハッ…、流石にそんなわけねーよな…」 頭の中で考えても辿り着く先に出てくる答えは、 もう一つしかないのだが、認めたくない。 現実逃避的に他の事を考える。 するとここでようやく雪菜の事を思い出した。 桑原(雪菜さん!!?) 顔が青くなる。 彼女の事が心配になって必死に辺りを見渡す。 だが、雪菜の姿はどこにもない。 桑原「雪菜さ~~ん!!!!」 雪菜の名を呼びながら周辺をくまなく捜す。 桑原「い、いねーよ…。だけど俺と小僧と一緒に、 雪菜さんも一緒に黄泉に飛ばされたはずだ」 少し足をのばして深い茂みの中も捜してみたが、 雪菜はこの辺りにはいないようだった。 桑原は足を止めて森の中を見渡す。 障気に満たされた異様な森の雰囲気。 突然、悪寒が走った。 桑原
修羅(しゅら) 黄泉の息子。 魔界統一トーナメント、では、幽助と同等の実力を持っていた、生意気な子供、いわゆる悪ガキタイプの少年。 黄泉のことを「パパ」と呼んでいる。予選で黄泉と対戦し敗北した。 父親の黄泉からは。溺愛されている。 大会後は、父の黄泉と共に修行の旅に出る。 三年の修行の成果か三年前に比べて格段に妖気や戦闘技術が増していた。 幽助をライバル視している。 2ND STAGEでは、第二回魔界統一トーナメントの直前に父の黄泉と共に社会勉強の為に、人間界に初めて訪れた。 遊園地の看板を見て黄泉に連れて行ってくれとせがむ子供らしい一面は、三年前と変わらない。 黄泉が比羅と対峙した時に、桑原を比羅の目の前から救う等の活躍を見せた。
雪菜螢子(ゆきむらけいこ) 幽助の勝気な幼馴染。 登場初期はロングヘアーを左右に纏めた髪型であったが、後に初期の短編連載中に髪の毛を切りセミショートヘアとなった。 才色兼備で品が良いという、幽助とは対照的(とはいえ、ピンチに陥っている人間がいると放っておけない所は共通している)な性格で、周りからの信頼も厚い。幼い頃から孤独な面のある幽助の面倒を見てきたため、幽助のすることには反対せず、人知を超えた戦いをも健気に見守っている(とはいえ、幽助と100%の力を出した戸愚呂弟の戦いでは幽助が追い詰められる姿に放心していた)。 因みに、幽助とは相思相愛である。 幽助や桑原の発言によれば、得意技はビンタで、その威力は陣以上(幽助談)。 好きな色は青。1月31日生まれでA型。趣味は料理と掃除。 魔界編開始時に幽助から「3年後に結婚しよう」とプロポーズされ、その後も待ち続ける。結局彼は3年経たない内に帰っ
こちらは「nanaseの世界」を旅するのに便利な総合INDEXとなっています。 今までの更新したページにリンク貼っていますので、このページをブックマークしたら便利と思います。 ■小説 ①幽☆遊☆白書~2ND STAGE~ 紹介:週刊少年ジャンプで連載された冨樫義博先生原作の人気漫画・幽☆遊☆白書の続編小説です。 第一回魔界統一トーナメントから三年。第二回魔界統一トーナメントの開催が迫る中、幽助・桑原・蔵馬・飛影たちの新たな戦いが始まる。人間界・魔界・霊界を巻き込む最大の戦い、そして第四の世界が幽助たちを待ち受ける。 【本編INDEX】 ┌プロローグ ├#001~#050 ├#051~#100 ├#101~#150 ├#151~#200 └#201~#250 【本編SIDE STORY】 ┌黄泉の恐怖の遊園地 └桑原軍団の飲み会 ※工事中 【登場人物紹介】 幽☆遊☆白書及び2ND STAGE
ーー桑原の自宅。 雪菜「和真さん、朝ですよ~。起きてください」 桑原(zzz…) 昨日の夜は飲み過ぎたせいか、よく眠っている。 雪菜「和真さん、起きてください」 桑原(う~ん…) どこからか聞こえてくる声が心地よい。 雪菜「和真さん、今日はお出かけですよ」 桑原(…お出…か…け…) 雪菜「和真さ~ん!」 雪菜が肩を揺らして桑原を起こす。 しかしなかなか起きない。 だが、ここでまたあの視線が。 桑原(はっ!?) ガバッっとベッドから勢いよく起き上がる。 雪菜「きゃあっ!」 突然目を開けて起きた桑原に、 雪菜もびっくり。 直ぐに部屋の窓を開けて辺りを見回した。 桑原(チクショー!またあの視線だぜ…) 雪菜「和真さんが急に起きるから驚きました」 桑原「あ…雪菜さんおはようっす…」 尻もちをついてる雪菜の手を取って立ち上がらせた。 もう一度窓の外を見る。外には誰もいない。 桑原(昨日はあの視線を感
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