前回の投稿に引き続き、田舎が存在しない東京出身者として、東京を中心とした相対的視点で地域再生を考えてみます。 私は地域おこし協力隊という制度の経験者で、2011年から2年間の任期で岡山県美作市において活動していました。地域おこし協力隊とは、都市住民が過疎地域に移住して地域活性化やまちづくりに従事する制度で、当時は制度が始まってから2年目に当り、全体の隊員数も200名程度でした。そこからテレビドラマになったり書籍が出版されたり、徐々に認知度が上がっていき、今では1,000人を超える地域おこし協力隊が全国で活動しています。 1-2期の地域おこし協力隊はできたばかりの制度に乗っていきなりド田舎に移住してしまう人たちですから、イノベーション曲線(表紙)で言うところの、自分たちでフロンティアを切り拓いていこうという意識の強いイノベーター層が多かったように思います。そこからだんだんと就転職先の1つとし