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nigenige110.hatenablog.jp
日本人はルールやマナーを大事にするとか言うひとがいるけれど、それは嘘だと思う。わたしが知ってる日本人の大半は、「みんな」や「社会」のせいにしながら非合理な慣例をいつまでも保守し、出た杭に対しては有形無形の不寛容の圧をかけ続け、排除する。 最近は、駅のエスカレーター周辺で「2列になって、歩かず、立ち止まって」という音声アナウンスが流れていたり、ポスターが掲示されていたりする。しかし、少なくとも東京では、依然としてエスカレーターの左側だけに長蛇の列ができ、その右側を急いでいるひとが駆け上ったり駆け下りたりしている状態。 平日の昼間など利用者が少ない時間帯だったらそれで特に問題ないのかもしれないが、休日やラッシュ時は混雑するので「2列で乗ったほうが効率が良いし、何よりリスクが少ないだろうに」と思うことがたびたびある。 そのようなときに、わたしはあえて右側に乗ってみることにした。慣例をすぐに変える
さまざまな問題が山積みの日本社会ですが、とりあえず自分にとって身近な問題や、そのとき話題になっている問題については、できる限り情報収集したり実際に確認して情報をまとめたり意見表明したりしたいと思いながらぼちぼち過ごしています。 2024年2月下旬、わたしがよく見ているSNSで話題に挙がっていたもののひとつが、鉄道の障害者割引についてでした。この問題について、劇作家の相馬杜宇さんという方が、change.orgにてオンライン署名を集めておられます。 www.change.org 皆さんは、障がい者が鉄道を使って移動する際、「介護者が同伴」または「単独の場合は101キロ以上の移動」でないと、障がい者割引が適用されないというルールがあることをご存知でしょうか。 このルールはJRや小田急電鉄など、多くの鉄道会社が決めているものです。しかしこのルール、実は旧国鉄時代に定められたとても古いもので、バリ
2022年3月頃からAmazon Kindleの「インディーズマンガ」の枠でマンガを無料公開してきたのですが、ここ半年ほど、嫌がらせ、障害者差別的なレビューが継続的に書き込まれるようになっていました。その都度、Amazonに対応を求めてきました(違反報告、お問い合わせなど)が、これまで一度もリアクションがないまま。 Amazonは、コミュニティ ガイドライン*1を制定しているにも関わらず、それを適切に運用できていない状況が続いてしまっています。このような信頼できないプラットフォームでマンガを公開し続けたくない、という思いが募り、2024年1月いっぱいをもってAmazon Kindleのマンガをすべて出版停止することにしました。 これまでの経緯 各種SNSに投稿してきた四コママンガをまとめて読みやすいように、20本前後ずつ集めてKindle上で無料公開してきました。2024年1月現在、第8巻
文学フリマ(以下、文フリ)がこれだけ盛況なのに対して、文フリで出品されているようなZINE、同人誌、文芸誌などの電子化ってまだまだ進んでいないよなあと考えたりしている。小説『ハンチバック』で芥川賞を獲った市川沙央さんが問題提起したように、書籍全体として電子化が遅れているようなので、出版社にはもっと頑張ってほしいと思うのだが、その一方で、個人や小規模のサークルなどが制作しているZINE、同人誌、文芸誌なども電子化を進められたらいいなあと思う。 [……]『ハンチバック』を書くきっかけは、通っていた通信課程大学での卒論リサーチです。障害者や差別の歴史を調べていて、いらだちを感じることが多々ありました。 とくに、日本の読書バリアフリー環境の遅れは目につきました。障害者の読書を想定せず、電子化されていないものが多い。重度障害者だってもちろん本を読むということに気づいてもらうために、いろんなものを書く
精神障害になると、なにかとお金がかかって大変です。しかも、精神障害者は十分な収入を得るのが難しい状況に置かれており、それなのに国は精神障害者に対してまともな保障をしていない、というひどい状況を書き記しておこうと思って、このブログを書いています。 いずれ加筆修正してZINEにするかもしれません。てか、本音を言うと、誰かちゃんとしたひとがこの問題について本を書いておくれ、と思っています(すでにそういう本があったらごめんなさい。良かったらコメントで本のタイトルを教えてください)。 本題に入る前に、今回は「精神障害者」という言葉を使って状況整理を試みてみますが、当然、うつ病と統合失調症では状況が異なってくる部分もあるでしょうし、ぼくの体験や知見がすべてではない(精神障害者全体を代表しない)ことは断っておきます。あくまで、ぼく自身の体験や、ぼくの周りにいるひとから聞いた話をもとに書いていきます。 精
表題について、まずは表象の話から始めたい。例えば、同性愛者がどのように映画で描かれるか。以前、Netflixの映画「オールド・ガード」の感想を書いたときにもちょっと触れたが、同性愛者の表象は、カップル単位になりがち。他のキャラクターに恋をしていたり、他のキャラクターとカップリングされていたり。 nigenige110.hatenablog.jp 描きやすい同性愛と、描きにくい同性愛 これは、「同性愛」というものを描くときにそうしたほうが描きやすいという側面もあれば、(男性同性愛の表象については)BL市場への目配せという側面もあるだろうし、ノンケのひとたちが受け入れやすい表象のかたちという側面もあるだろうし、同性愛者らもまたそのようなロマンティックな表象を求めているという側面もありそう。いずれにしろ、ひとりで暮らしている同性愛者や、誰かと恋をしたりカップリングしたりしていない/するつもりがな
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