この間、臓器を一つ切り取りました。別に金に困ってブローカーに売り飛ばしたわけではありません。ガンになったわけでもありません。胆嚢にバカでかい石ができて痛んだので臓器ごと取り払っただけです。 臓器を切り取る、というと大変な事に思われるのですが、これが実際そうでもありません。入院も4日で済みましたし、痛みもそれほどでもありませんでした。なにより臓器が一つないにもかかわらず生活上の不便が今のところ手術痕の痛み以外に何もないのです。 僕も知りませんでしたし、今でもあまりよく分かっていないのですが、胆嚢という臓器はないならないでなんとかなるものらしいのです。そんなもんぶら下げておくなよ、人間、進化しろ、と思わないでもありませんが、きっとあったらあったでなんらかの良い事があるのでしょう。 ないならないで良い臓器にはなんとなく親近感が湧きます。「臓器占い」というものがもしあったならば僕は胆嚢だろうという