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黒沢清と伊丹十三の蜜月関係は、黒沢が処女作『神田川淫乱戦争』を撮った頃に遡る。黒沢は立教大学在学中、蓮實重彦を恩師と仰ぎ、時には蓮實に自分の撮る8mmに出演してもらうなど良好な関係を築いていた。その頃伊丹も何かのきっかけで蓮實重彦の文章を読み、いたく感激し、映画評論の新たな地平を作る批評家としてその発言を崇拝していた。当時どこかで蓮實重彦の映画講義がある際に、伊丹が自転車で毎回かけつけたことはあまりにも有名な話である。そして伊丹は黒沢の『神田川淫乱戦争』の蓮實重彦による惜しみない賛辞を読み、黒沢清という若い才能を見つけるのだった。 それがきっかけとなり、続く『女子大生 恥ずかしゼミナール』では、平山教授役をダメもとで伊丹にオファーすると快く了承された。今作は新人の洞口依子が主人公だったが、教授役の伊丹も主役に相応しい活躍ぶりだった。実際撮影現場では、黒沢は伊丹にカメラを向ける時、終始緊張し
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