1999年にシリコンバレーに来た時に最初にびっくりしたのは、いろんな場面で、「それはサステイナブルなのかどうか?」と聞かれることだった。なにか新しいビジネスを始める時でも、新しい拠点を作る時でも、いつでも、それってサステイナブルなの?と問われるのだった。「サステイナブル」は日本語だと「持続可能性」ということなのだろうけれども、実感としては、その状態をずっと続けられる仕組みが用意できるの?あるいは、その状態を欲している人がいて、その状態を提供できる人もいて、なおかつその全体を成り立たせる経済的仕組みが用意できるの?って感じだと思う。需要と供給とその両方を満たす経済的な枠組み。そのうちどれか一つが欠けても継続性を維持できないんだよと。 Techcrunchで、オープンソースの持続可能性という記事を読んだときに、あぁそういえば、そういう考え方はシリコンバレーに来て初めて意識的に持つようになったな