離れて暮らす娘が先日しばらく帰省していた。 この日に帰るよという連絡をもらった時は、そりゃあ嬉しくて、よく晴れた日に彼女の部屋の窓を開け放ち風を通したり、布団を干しておいたり。 何が食べたい?と聞いて食材を準備したり。 そうだ、ちゃんと家中…特に水回りを綺麗にしておくか、と念入りに掃除する。 このあたりで、ふと「ん?」と自分のやっていることに、これまでとは違う感覚を覚えたものの、忙しいので気にしないようにして諸々準備を進める。 娘を新幹線駅に迎えに行き、近況を聞きながら車を運転。帰宅してリラックスする娘と共に、彼女が食べたいと言った私手製の餃子で夕食をとり、元気な我が子の顔に安心して。 しかし私は、娘の滞在が3日、4日と続く内に、だんだん居心地の悪さを覚えていた。我が家だというのに。夫婦ふたりの生活に大人がひとり加わるだけで、ルーティン家事のリズムが変わる、仕事も妙に捗らない。リビングのテ