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note.com/pirosmanihanaco
当事者研究は三十数年前浦河「べてるの家」で、統合失調症を持つメンバーの自助ツールとして生まれました。 従来社会から隔離され専用施設で管理されて来た統合失調症患者は、薬で症状を抑えられても完治するわけではない。治療はむしろ患者から「生きる力」を奪っているのではないかという認識から、彼ら彼女らを「管理の対象」から「当事者」へと転換しました。患者は治療される対象ではない。自分たちで自分たちの病気について研究し、「幻覚妄想大会」を開催して発表する、年間何千人もの人がそれを見に浦河までやってくる…。 当事者研究は今では全国に広まり大学だけでなく小学校でも、あらゆる苦労を抱えた人たちに使われすっかりポピュラーなものになったと言えます。 べてるの数々の著書からは絶えず問題が発生する浦河の日常が見て取れます。でも決してその問題を排除しようとはしない。私は九年前にべてるの家を知り、社会の価値観と真っ向から対
※犯罪被害描写を含みます。苦手な方はご注意願います。 北海道・浦河に精神疾患を持つ当事者を中心とする共同体があります。「幻覚妄想大会」や「当事者研究」のユニークな取り組みで有名で多くの著名人も訪れ、NHK等多くのテレビ番組に取り上げられたり、東京大学とのシンポジウムも多く行われるなど近年大きな注目を集めています。 私はその「べてるの家」の東京支部である「べてぶくろ」に数年前まで関わっていました。 べてぶくろは「べてるの家」、「世界の医療団」(認定NPO法人)、「てのはし」(特定NPO法人)との共同プロジェクトとして設立されました。 豊島区要町に事務所を置き、主に池袋駅周辺のホームレス状態の人たちの生活支援、精神疾患や生き辛さを抱える若者向けのコミュニティ運営、「当事者研究」や「べてるの家」を広める活動、グループホームの運営等を行っています。 私は大学在学中から興味を持ち、活動を手伝うように
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