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パリ五輪
note.com/seikeitohoku
商標を買い取った福島市企業の狙い 東北自動車道国見サービスエリア(SA)下り線の商業施設改良工事が完了し、9月29日にオープンした。大きな話題を集めたのが、飲食コーナーにおいて「凍天」(しみてん)が販売されたことだ。同商品を製造・販売していた木乃幡は昨年5月に倒産・事業停止したが、なぜ復活することになったのか。その背景をリポートする。 凍天は油で揚げたドーナツの中に凍餅が入った菓子で、南相馬市などで愛されてきたソウルフード。近年は「秘密のケンミンSHOW」などの人気テレビ番組で「ご当地スイーツ」として取り上げられ、知名度を高めていた。 しかし、製造・販売元の木乃幡(南相馬市、木幡喜久雄社長)が売上低迷や新工場設置に伴う借入金の増加により、昨年5月、倒産に追い込まれた。2018年6月末時点の負債額は約7億7400万円(詳細は本誌昨年7月号「東電に〝殺された〟凍天の木乃幡」を参照)。 多くの凍
代替案を無視する国・東電の不作為 東京電力福島第一原発敷地内に溜まり続ける処理水。このままでは貯蔵タンクの用地がなくなることから、海洋放出が既定路線となっており、近いうちに政府が正式決定する見通しだ。なし崩しで海洋放出することは許されない。 処理水とは、福島第一原発で汚染水を多核種除去設備(ALPS)などで浄化処理した水のこと。ALPSでは放射性トリチウム(半減期12・3年)が取り除けないため、貯蔵タンクに処理水が溜められている。その量は約123万㌧に上り、トリチウムの総量は約860兆ベクレルに及ぶ。 汚染水はいまも1日約170㌧ペースで発生しており、このまま増えれば2022年夏ごろにタンク用地が不足する見込み。準備期間を考慮し、今年夏ごろがタイムリミットとされてきた。 トリチウムは海や川にも普通に分布しており、放射線エネルギーも極めて弱いため、平常時の原発では法定告示濃度(トリチウムは1
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