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パリ五輪
note.com/shuyanomura
Ⅰ 事実の概要 7月26日、中国からシンガポール経由でブラジル方面に向かっていた「WAKASHIO(わかしお)」号が、インド洋南西部のモーリシャス島沖で座礁した。その後、救助作業を続けていたが、折からの悪天候による激しい揺れで右舷側の燃料タンクに亀裂が生じ、8月6日に燃料油が流出した。海難救助や事故処理の専門家らがモーリシャス政府と連携しつつ、国際タンカー船主汚染防止連盟(ITOPF)の助言も仰ぎながら、船の周囲にオイルフェンスを張って油濁損害の発生を防ごうと努めたが、すでに大量の燃料油が海岸に到達しており、遂には船体が2つに折れさらなる流出も生じている状況で、その被害は相当の規模に及んでいる。このような事故の場合、油濁による損害は誰がどの範囲で責任を負うのだろうか。 「WAKASHIO」号は、重油を運ぶタンカーではなく、鉄鉱石や石炭などといった様々な天然資源を運搬する「ばら積み船」である
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