(おことわり:この記事に結論はありません。読んだらもやもやすると思います。忙しい方や時間を無駄にしたくない方は、読まないことをおすすめします) 堀正岳『ライフハック大全』を少しずつ読んでいる。 仕事を進めたり人生を良くするための小技が、これでもかと並んだ集大成である。良い本だと思う。 しかしここで一つ、白状したいことがある。 自分自身が、心理的に「生産性を高めること」に抵抗感や嫌悪感を感じている。 なぜだろう。 生産性のことを考えると不安になる「ライフハック」「生産性」と名の付くを読んでると、どんどん心が不安定になってくる。 伊賀泰代『生産性』にいたっては、読んでもいないのに表紙を見る度に胃が痛くなる。 「生産性を上げろ!」「さっさと仕事をしろ!」という声が、頭の中で響く感じがする。 (感覚としては、ミヒャエル・エンデ『モモ』に出てくる、時間を銀行に預けさせようと迫ってくる「時間どろぼう」