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note.com/threeguineas
はじめに 西崎憲氏の編訳により、ヴァージニア・ウルフの短編集『青と緑』(亜紀書房、2022年)が1月に出版された。氏の編訳の『ヴァージニア・ウルフ短篇集』(ちくま文庫、1999年)はすでに絶版となっている。ちくま版に短編5篇を足し、全体に加筆修正を加えたのが『青と緑』である。 ウルフの短編集の邦訳としては、他に川本静子訳『壁のしみ』(みすず書房、1999年)がある。利根川真紀の『レズビアン短編小説集』(平凡社ライブラリー、2015年)にもウルフの短編から2篇が収録されている。併せ読んだり、読み比べたりするといいかもしれない。 とは言っても、本稿で考えてみたいのは翻訳そのものではない。『青と緑』巻末に収録されている西崎氏の「解説」についてである。 一般に、巻末の「解説」とは本編の付録のようなものだが、読者にとっては本編の読み方の指針や手助けとして、大いに参考になりうるものである。西崎氏の「解
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