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夏の料理
nuhsnuh.hatenablog.jp
前回と前々回はハイデガーとナチズムの関係を見てみました、その流れの中で興味深い小話を見かけましたので、今回はそれを引用してみましょう。次にその小話が載っています。 ・ 芝健介 『ヒトラー 虚像の独裁者』、岩波新書、岩波書店、2021年、329-330ページ。 そしてこの小話にハイデガーを絡めて考えてみましょう。 以下の引用文中のカッコ〔 〕は芝先生によるものです。 さて、ナチスの軍需大臣あったアルベルト・シュペーアの『回顧録』は、かつてベストセラーになりましたが、 これと関連して、第三帝国初期ひそかにささやかれ、戦後も長らくナチを冷笑するのに用いられたウィットをひとつ紹介しておきたい。「誠実であることと知的であることとナチであること、この三つが鼎立 (ていりつ) することはない。誠実でナチであれば知的ではないし〔SA が典型〕、知的でナチであれば誠実ではない〔ゲッベルスのイメージか〕、誠
以下の本の中の W. V. Quine Quine in Dialogue, Dagfinn Follesdal and Douglas B. Quine ed., Harvard University Press, 2008 次の文を何気なく読んでいると W. V. Quine “Acceptance Speech for Kyoto Prize in Creative Arts and Moral Sciences,” First Published in 1996 Quineさんはある日本人に言及されている。このQuineさんの文は、京都賞受賞の際のspeechのようです。読んでいる最中に、この日本の方がどなたであるのか、ぴんと来た。その文を引いてみます*1。 The thought of exotic, faraway lands −notably Japan− fascina
今日、生協の学食でお昼ご飯を食べながら東京大学出版会のPR誌を読んでいると、長谷部先生がまた面白い話を記してくれている。そのまま引用させていただきます。 オックスフォードの日常言語学派の開祖として知られるJ. L. オースティンがアメリカで講演したおり、二重否定が肯定を意味することは多くの言語について知られているが、二重肯定が否定を意味する言語は知られていないと述べると、聴衆の一人であったモーゲンベッサー [Sidney Morgenbesser] は、馬鹿にするかのように、「yeah, yeah」とつぶやいたと伝えられている(あえて訳すと「へぇ、へぇ、(そうかい?)」となる)*1。 ちなみにWikipediaの英語版で“Sidney Morgenbesser”を見ると、同じような話が記載されている。引用させていただきます。 During a lecture the Oxford ling
昨日は街から離れた場所にある安藤忠雄さんの建築物を見に行った。 そこはバスでないと行けないところにある。 バスがあまり走っていないので、歩いて向かった。 だが結構距離があり、着いた時にはふらふらになった。 ひとしきり建築物を堪能させていただいた後、帰りはバスで帰ろうと、バス停で待っていた。 しかし一向にバスはやって来ない。 日が暮れてきて冷たい風に吹き付けられるまま、何もないところで待ち続ける。 そのうち疲れてその場に座り込んで待っていた。 地べたに坐ってバスを待つなんて、いつ以来のことだろう。 ようやくバスが遅れてやって来た時には、またふらふらになっていた。 連休だというのに、連日体調がすぐれず疲労困憊してしまい、少し悲しい。 CarnapとFBI。 両者はどんな関係にあるのだろう? 先日、以下の書評を斜め読みしていると、興味深い一節に出会う。 Greg Frost-Arnold [R
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