一昨日、水村美苗の『日本語が亡びるとき』を読了した。同書については、昨秋の刊行後、比較的早い段階で梅田望夫さんがブログで取り上げたこともあり(参照)、また、巷ではいわゆる話題書ということになっているらしく、方々でレビューを読むことができるようだ。 ただし、私は、あえてそれらを読まずに、さしあたって、自分が感じたことを、後日、自分が読んで判る程度に、最小限記録するだけにとどめたい。 また、同書に関しては、レビューのたぐいに目を通すだけで、この本を読んだ気になるのは惜しいと、私は考える。 したがって、以下の記述は、同書を読んでおられない方には、十分に楽しめないかもしれない。そのことについては、あらかじめおことわりしておきたい。 日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で 作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購入: 169人 クリック: 12,6