著者は、元日本マイクロソフトの社長です。時々、マスコミにも登場されています。以前聴いたラジオの番組で、自分と似た部分を感じたので、本書を手に取りました。 日本の異端児とも言える著者ですが、世界では常識人です。本書は、この常識人の目で、日本社会と日本人の特殊性を述べたものです。その一部をまとめてみました。 ・努力には「時間」がかかる。時間がかかるということは「お金」や「労力」もかかる。そういった「コスト意識」がないと、ムダな努力を重ねてしまう。だから、努力も「選別」する必要がある ・仕事でたいして使いもしないのに英語を勉強するのはムダ。今役に立っていないスキルが将来役に立つ可能性は低い。どうせやるなら、もっと仕事に直結する勉強をしたほうがいい ・人に好かれるための努力なんて無意味。好かれる人は何もしなくても好かれるし、嫌われる人は何をやっても嫌われる。そして、ビジネスにおいては「好かれる」必