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震災をキッカケとした、大切な支援と新しいビジネスの可能性 / 記事一覧 もし米やパンしか食べられない、おかずやデザートなしの食生活が続いたらどうするか…。 いまの豊かな日本では「そんなことはありえない」と思う方が多いと想像しますが、東日本大震災の後は、それが現実に起きました。 食べるものがまったくない直後の窮状を脱し、おにぎりやパンなどの支援物資が届き始めた後、今度はそうした炭水化物偏重の主食しか食べられないために、体調を崩した人も多くいます。 そうなってしまったら、選択肢は二つです。ひとつは食べないという選択、もうひとつはバランスが悪い食事だと分かった上で無理して食べるという選択です。生きるためには食べないという選択が現実にはできない以上、持病などから食事制限を受けていた人は、何を食べていたのでしょうか。 <スライドを用いながら現状を説明する菊池理事長> この「さんさんの会」は
西公園のこけし塔 / 記事一覧 仙台市青葉区の西公園にそびえ立つ「こけし塔」。古鳴子型とよばれるこのこけしは、頭部だけで3トンの重量がある鉄の鋳物で、山形県から関山峠を越えて輸送された。建立にあたっては、陸上自衛隊がクレーンを使って作業し、1961(昭和36)年3月26日、当時の島野仙台市長ら出席のもと除幕式が執り行われた。 でも、なぜこのような巨大なこけしが建立されたのか? 「工芸Designの原点~仙台発・国立工藝指導所をめぐる物語~」の展覧会(1月8~20日、公益財団法人仙台市市民文化事業団主催)を開催したことで、この巨大こけしと二つのミニチュアの鋳物こけしにまつわる話が明らかになった。 ←仙台市市民文化事業団主催の工芸Designの原点(東北工業大学一番町ロビーにて)で展示されたこけし さらに、同じ昭和36年3月にこちらのミニチュアのこけしも作られ記念品として配られていること
父子家庭の抱える課題とは? / 記事一覧 全国の男性の皆さん、全国の子育て中のお父さん、 少しだけ想像してみてください。 もし今日、突然奥様が亡くなられたら。 もし今日、突然奥様が家出をしたら。 皆さんは、1人で子育てをしながら、今の仕事を続けていく事を出来ますか? 全国父子家庭支援連絡会の発足記者会見で代表の片山が、最初に世に問いかけた言葉です。 その3年後、1000年に1度と言われる天災が発生しました。 震災当初から様々な活動を続けてきましたが、まずは皆さんに父子家庭の最大の問題である 「孤立」について、知って頂けたらと思います。 父子家庭になると、職場や地域コミュニティ、子育て行政支援・社会などの あらゆる場面で問題を抱えます。 「あいつは使えないやつ」と烙印を押され、アルバイトや契約社員へと降格され、 職場に居づらくなります。転職すれば収入も激減します。
異議あり! 有給休暇 / 記事一覧 僕は経営者として以前から疑問に思っていることがあります。それは有給休暇という制度に対してです。 お勤めの方と経営者側ではそもそも180度見解が違うものですが、僕にとってはこの有給休暇ほど、不思議な制度はありません。 なぜなら、「働かないのに給料がもらえる」ということと、それが「労働者の当然の権利」と言われていることに対して、率直に「ありえない」と思うからです。 僕は病気の時などの致し方ない時は、もちろんお休みしていただいたうえでお給料を保証するのは、必要なことだと思います。 でも、それはあくまで会社側と好意というか、「何とかしてあげたい」というスタッフへの気持ちから行われるもので、有給をもらったスタッフは「おかげさまでありがとうございました」という関係でなければないと思っています。 困った時に良くしてもらった分を会社に返そうと思うから、してあげ
逗留者と避難者――原発被災地における生活の断片化をめぐって(上) / 記事一覧 未曾有の大震災から1年を迎えた現在、被災地、とりわけ原発被災地が直面している課題の1つに、生活の〈断片化〉を挙げることができる。 「『3・11』以前は一律に平和だったのに、『3・11』以降はそれぞれ問題が浮上してきている感じがする……補償がないところでは、避難できる世帯とできない世帯に分かれてしまう。それにつれて意思の疎通も離れてしまっている。生活が変わってしまった。」(2011/10/16ヒアリング) こうした〈断片化〉に付随するのが、以下のような〈差別化〉のメカニズムである。「放射線量であったり、仮設住宅の環境であったり、雪の有無であったり、そういう要素を他と比べながら、『あそこよりは良い』といった具合に冷静さを得ている」(2012/02/13ヒアリング)。それは、自らの生活の安全性や利便性を、より劣位
あえて、あえて言おう! / 記事一覧 先月、雇用調整助成金の入金がありました。震災時に解雇せずに給料を支払った分を助成するお金です。私たちのような中小企業には確かに助かるお金でしょう。 今日から妻がちょっと入院することになりました。入院費は自宅が被災しているので、医療費の負担が何とゼロに。ある程度出費を覚悟していたので驚きつつも助かりました。 来月、家を建て直すために解体致します。本来は解体費としてかかる費用は300万程度。しかし、家が半壊しているので費用は仙台市が負担してくれます。 被災をして色々と助けて頂けることは大変ありがたいことです。 しかし、本当にこんなに助けられる必要があるのかと、ふと疑問に感じます。 各種報道では「仕事がない」といいます。 しかし現実は、仕事はあるのですが、電話が一本もならないのです。 ある社労士さんに聞いたところ、失業保険が延長され、みんな「
仮設住宅とコミュニティの再形成 / 記事一覧 大学の講義(市民活動論)では「戦後日本の社会史」と銘打って、高度成長期の住民運動からコミュニティ活動、さらにNPOの制度化に至るまでを話すことに決めている。その中で「被災地の仮設住宅においてもコミュニティの形成は必要でしょうか?」、あるいは「みんながみんな元の地域に戻らないと思うので、また同じようなコミュニティをつくるのは難しいと思いました」といった質問、感想が、学生からも寄せられるようになった。 被災地の仮設住宅は、社会的な関心事である。しかし、その着工の進捗状況の遅れ、買い物・通院をめぐる住環境の不便さなどが報道される反面、コミュニティの再形成という切り口は、これまで少なかったように思われる。今回のエントリでは、プレハブ仮設の入居者を支援する枠組み、さらには「見なし仮設(借り上げ仮設)」(民間賃貸住宅)の入居者が抱えている生活課題について
原地復帰と集団移転のあいだ / 記事一覧 「帰りたいけど、帰りたくない」 震災から4ヶ月が経とうとしていたころ、私が初めて耳にした、被災者の生の言葉である。それは「原地復帰」や「集団移転」といった用語を念頭に置いて、それとなく聞いてしまうと、あるいは通り過ぎてしまう言葉かもしれない。 しかし、「けど」という接続詞の前後に置かれた「帰りたい」と「帰りたくない」の両者の距離感は、「けど」では結びつけきれないようにも思え、ずっと心の中で引っかかっていた。この言葉が持つリアリティについて、今回のエントリでは考えてみたい。 しかし、こうした計画体系によって、わたしたちは「住む」という行為の本質を変えることができるのだろうか。すでに開かれた「まちづくり説明会」でも、さまざまな意見が寄せられたようである。そして、東北地方の津波の歴史は、それに対して、否と言っているようにも聞こえる。 ここで一冊の
「被災者支援」への小さな違和感 / 記事一覧 みなさま、はじめまして。この河北新報の新しいオピニオンサイト「オピのおび」に執筆者の一人として参加させていただくことになりました、社会保険労務士の門田陽子です。 この仕事を始め、今秋でちょうど10年。「雇用管理」という小窓からみえる「震災後の宮城・東北」を、あくまでも私の視点で、肩肘張らずに見えたまま、感じたままに発信していきたいと思います。よろしくおねがいします。 震災後今日まで、事業主の皆様と「事業継続・雇用維持」という大きな大きな課題に取り組んできました。お陰様で私の事務所は被害が少なかったため、震災翌日から多方面からの相談をお受けしています。 次の第2期は4月から6月上旬でした。記録のない期間の給与計算、従業員のみなさんの協力による休業手当の支払い、雇用調整助成金の活用などに追われました。 この山を超えて続く第3期は、5月以降、
「はじまり」の「A(ラ)」 / 記事一覧 きょう9月11日は、死者・行方不明者1万9867人(数字は10日現在の警察庁まとめ)を記録した東日本大震災の発生から半年にあたります。 折しもきのうときょうの2日間、仙台市では「第21回定禅寺ストリートジャズフェスティバル」が開かれました。会場はケヤキ並木で有名な定禅寺通など、市中心部の通りや公園など45ステージ。両日とも地震発生時刻の午後2時46分から1分間、すべてのステージで、ミュージシャンたちが一斉に鳴らす「A(ハ長調のラ)」の音が響き渡りました。 続きを読む 2011年09月11日08:00 カテゴリ事務局から コメント( 0 ) ツイート 守井嘉朗(もりい・よしろう) / 記事一覧 1969年仙台市生まれ。東北学院大法学部卒。東北と首都圏に50店舗を展開する衣類修繕業「ビック・ママ」社長。服のお直しのほか、収納場所に難儀する冬物衣料の
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