バレーボールのプロリーグ「Vプレミアリーグ」で活躍する大商大生がいる。学生とJTサンダーズのWS(ウィングスパイカー)との二足のわらじを履き多忙な毎日を送る國近公太。 月曜から水曜は大学の授業に出席し、木曜からはチームに合流し全国各地を飛び回っている。取材したこの日も遠征先から戻ったばかり。「自分の布団で寝たいっす」とつぶやいた。大商大で一番ホッとする場所だという総合体育館スタンドで、大商大生國近公太に話を聞いた。 國近とバレーとの出会いはある日突然やってきた。 「バレーを始めたきっかけというのは小学校5年生の頃。平日学校が休みでたまたまバレーの試合をしていたのをテレビで見たことからです。それまでドッジボール・ソフトボールなどの球技もやっていたし、ピアノも6年間していたのですが、その時に見たバレーのあまりものかっこよさに「ビビッ」ときて、その後すぐにチームに入ってしまいました」。 ただ