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TGS2023
ozakimasaya.jp
前に、「脚本初心者あるある」というタイトルで、脚本の初心者がプロットを書こうとするときによく起こる問題点について書きました。今回は、「ではどういう点を守って書けばいいのか?」というチェックリストを書いてみます。 (1)一人の主人公を決める ドラマは、ほとんどの場合、「特定の一人の人物を主人公としたドラマ」です。「この人の、こういうドラマ」というところにその作品の本質が現れます。この原則から外れた「群像劇」のようなタイプの作品も例外的にありますが、初心者はまずは基本を勉強することが大切なので、「主人公はこの人」と決めて「その人が主人公のストーリー」を考えてください。なぜそうしなければいけないんだろうと思っても、とりあえずは「それがルールらしい」と思っておいてください。 (2)葛藤があるか 「ドラマには葛藤が必要」というのは、脚本の勉強を始めたら必ず聞くことでしょう。しかしそれは初心者にはわか
僕は日本脚本家連盟スクールで講師をしており、半年ごとに本科で脚本の初心者を指導しています。もう十年以上やっていますが、長年やっていると初心者が書く作品によくあるパターンというのが見えて来ます。数え出すとたくさんあると思いますが、ここではそのいくつかを紹介します。これは脚本ではなくその前のプロット段階での話です。 ●「テーマ(メッセージ)至上主義」 先日、ツイッターにも書いたことです。僕が「これはストーリーになっていない」と言うと、その作品で訴えようとしているテーマを必死に話す人がいます。テーマがあるのはもちろんいいのですが、問題は、どうすればそれをストーリーの中で語ることが出来るかがまだ見えていないということです。拙著「3年でプロになれる脚本術」でも書きましたが、これは畑から取って来た野菜を土のついたまま皿にのせて「食え」と言っているようなものです。この例えでは「それでは食べられない。料理
noteで尾崎将也の<全部入り>脚本講座をスタートしました。 有料コンテンツですが、「前書き」と第一章「脚本とは何か、ドラマとは何か」はお試しということで無料です。 まずは前書きからお読みください。 当ブログには、あちらには入らないようなことを書いて行きたいと思います。 僕は教室で生徒にストーリーの問題点を指摘するとき、よく刑事ドラマを例に出します。例えば「これは刑事ドラマでいうと、事件が真ん中あたりでやっと起こるようなものだ」とか「これは刑事ドラマでいうと、途中で犯人が自首してしまうようなものだ」とか。刑事ドラマは誰でも見たことがあるし、決まったパターンがあるので、例として出しやすいのです。初心者は自分が脚本を書くときに刑事ドラマを「物差しとして使う」と便利です。 刑事ドラマの一般的なパターンは次のようなものです。 ①主人公の刑事がいる。 ②ストーリーの初めの方で事件Aが起こる。 ③主人
noteで尾崎将也の<全部入り>脚本講座をスタートしました。 有料コンテンツですが、「前書き」と第一章「脚本とは何か、ドラマとは何か」はお試しということで無料です。 まずは前書きからお読みください。 当ブログには、あちらには入らないようなことを書いて行きたいと思います。
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