Photo:washed ashore 自然の理への正しい理解と、それをできるかぎり有効に活用する“あるべき物の形”を模索しつづけた20世紀の偉人、バックミンスター・フラー氏が、1933年に開発した3輪の自動車、ダイマクション・カーです。 リアにコンパクトに納めた85馬力のエンジンで前輪を駆動し、車体のほとんどをキャビンに割り当てるという、当時としてはあまりに革新的なこの自動車は、リアの一輪で操舵するため、大変小回りがききましたが、運転にはかなりの慣れを要したようです。 Photo: washed ashore 6.1mというかなり長い車体は、全部で11人もの乗客を乗せることが可能で、フラー氏によると190km/h(実際に記録された最高速度は140km/h)に達する高性能な車でした。