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大谷翔平
pennypocket.hatenadiary.jp
ちくま文庫から文庫化された『神戸、書いてどうなるのか』読了。喫茶店、中華料理屋、洋食屋、レコード店、古本屋、映画館などなど、一般に「オシャレ」とされている神戸とは異なる雑多な側面が描かれている。先日は、元町の1003さんで催された文庫化記念のイベントにも伺った。イベントでも話に出たけれど、単行本が出版された2015年から文庫化された今年の間に、なくなった店がかなりある(「丸玉食堂」については、冗談めかした文章があとがきに付け加えられているが、悲痛にも読める)。安田さんは、なくなるような店をわざわざ好み、足を運んでいるわけではない、とおっしゃられていたけれど、やはり、昔ながらの個人のお店が神戸でもやりにくくなっているのかな、とは感じた。トークで面白かったのは、兵庫県最大の前方後円墳ながら被葬者がわかっていないという、五色塚古墳の話。後は、松本隆さん、喫茶店「木馬」の話。「木馬」という喫茶店、
奈倉有里『ことばの白地図を歩く: 翻訳と魔法のあいだ (シリーズ「あいだで考える」)』を読了する。 翻訳をする前に、翻訳する本の内包する全体像をしっかりと把握し、目的を誤らないためにはどうしたらいいか。答えは簡単で、とにかく読めばいいのである。といっても、ふつうに「読んでみる」ていどではわからないことも多い。個人的な例だが、私の場合は翻訳をはじめる前に10回は通読する。作品の朗読音声やオーディオブックがあるときはおおいに活用する。たまに人から「翻訳が早い」と言われることがある。確かに翻訳をはじめてから完成させるまでの期間はなるべくそれに集中して一気にやろうとするので、そう見えることもあるかもしれないが、ほんとうは翻訳をはじめる前にできる限り多くの時間をとっている。 p126 まずは普通に通読し、「初読の感覚」を覚える。驚いた場面、思わず泣いてしまった箇所、気が緩んで笑顔になったところ、ドキ
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