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パリ五輪
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SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ なぜ人は大口径に魅かれてしまうのか。美しくボリュームのあるボケは、いとも簡単に日常を非日常に変える魔力を持っています。被写界深度を生かした画作り、なんてフォトグラファー的に格好をつけた言い方をしてみたところで、結局のところ、絞りを開けるだけでこの“非日常”感の演出ができるという魅力に、人は抗えないのです。さて、本レンズは、その名称に「DG DN」を冠したミラーレス専用設計のレンズです。ミラーレス専用設計とはいえ、全長136.2mm、重量は1090gとお世辞にもコンパクトとは言えないレンズですが、このハイスペックぶりを見ればそのサイズにも納得がいきます。レンズ構成は12群17枚。ズームレンズかと思ってしまうほどのレンズ枚数です。特殊低分散
3月15日に発売いたしました『GAPPURI ZEISS』はもう手に取っていただけましたか? この本では、「ツァイスとは何か?」という壮大なテーマに取り組み、ツァイスの歴史を紐解き、過去から現在まで170年余りのツァイス歴史を総ざらい。ツァイスの礎を築いた、歴史に残る名レンズの数々の描写を楽しんでいただくべく、全カット撮りおろしにてたくさんの写真を掲載しています。往年の名レンズプラナーは、交換レンズのみならずローライフレックスに搭載されているものでも撮影(もちろんフィルムです!)。ツァイスの看板ともいうべき垂涎の広角レンズ、ビオゴンやホロゴン、そしてコンタックスGシリーズレンズ、当時、高級コンパクトとしてその名を馳せたコンタックスTシリーズも掲載しています。さらに、がっぷりツァイスというからにはM42マウントを外すわけにはいきません。人気のパンカラー、ビオター、テッサーも、ミラーレス機に装
RICOH GR III / SHOOTING REPORT vol.1 vol.2 vol.3 先日パシフィコ横浜で開催されたCP+2019でも大人気となっていました「RICOH GR III」がいよいよ発売となりました。小さなボディに高性能な単焦点レンズを備えた「スナップシューターのためのカメラ」として、1996年のGR1の誕生以来変わらぬコンセプトと変わらぬスタイリングを持ちつづけている「GR」。時代に合わせデジタル化され、搭載するセンサーはAPS-Cサイズへと大型化されてきましたが、今回のモデルチェンジでは、そのセンサーが24MPと前モデルと比べ150%も高精細となり、センサーシフト式の手ぶれ補正機能「SR」までも搭載、光学系もより現代的なものへ新設計されるなど、ほぼ全面的といっていい進化を遂げました。加えて映像エンジンは新開発の「GR ENGINE 6」へとアップデートされ、処理
フォトヨドバシ オリジナルムック『がっぷりツァイス』できました。 その描写と歴史で辿る「ツァイス」な一冊 全カット撮り下ろし、フォトヨドバシ編集部が制作した本を出版することになりました。 購入できるのは、ヨドバシカメラ、ヨドバシ.comのみとなっており、書店での販売はありません。販売部数は限定2000部。制作も流通もオリジナルという新たな試みの本です。タイトルは『がっぷりツァイス』。フォトヨドバシ編集部員が、「ツァイス」というテーマとがっぷり四つで取り組んだ一冊です。 『がっぷりツァイス』のタイトルの通り、この本は一冊まるごと「ツァイス」がテーマ。ツァイスに対して憧れを持っている人、レンズは全部ツァイスですという人、え?!ツァイスって何?という人、さまざまおられることと思います。ただ、ドイツの光学機器メーカー・ツァイスということを漠然と知ってはいても、ツァイスとは何か?という問いに答えられ
Nikon Z特集 - Zの創造 開発者特別インタビュー 発売以来大好評のNikon Zシリーズだが、工業製品である以上、ただ単に最新技術を組み合わせて完成したわけではない。しかもカメラというプロダクトは画質や使い心地といった使い手の感性に訴える部分も大きいという点で、他の工業製品とは一線を画す存在。商品の企画も一筋縄ではいかないことは想像に難くないが、その発端には必ずニコンの人々の思いがある。それが源流となりチーム一丸となって目標を達成したからこそ、Zは世に出ることが出来たに違いない。そして、そんなチームをまとめ上げるにも、「元締」がいるはずだ。Zに触れるたびにその出来栄えに魅了されてきた我々編集部は、いつしか「Zの創造主」に会ってみたいと思うようになった。そう、あの人しかいない。様々な発表会などでもおなじみの北岡直樹氏である。 スペックの話もしないわけではないが、我々の興味の中心は北岡
OLYMPUS OM-D E-M1X / SHOOTING REPORT vol.1 vol.2 いよいよオリンパスから、プロフェッショナルモデルとなる「OM-D E-M1X」が登場しました。センサーサイズはもちろんマイクロフォーサーズ。同社のハイエンドモデル「OM-D E-M1 Mark II」に使用され定評のあるセンサーを搭載しながら、なんと最新の画像処理エンジンを2基搭載し、処理能力の大幅な高速化が図られているとのこと。とりわけAFの高精度・高速化、連写性能に好影響がもたらされることが期待されます。また、縦位置でもレリーズしやすいバッテリーグリップが一体型化されており、スポーツシーンにも果敢に攻め込んでいけそうな出で立ちは、プロの道具としての雰囲気がムンムン。手ぶれ補正はカメラ単体でもなんと最高約7段分。超高解像度の画像が得られる「ハイレゾショット」は三脚使用の必須条件が取り払われ、
PY撮影ノート Vol.19 モノクロ 自分で撮るデジタルのモノクロ写真に満足できず、書籍でも買って勉強しようかとヨドバシ.comの検索に「モノクロ」と打ち込んでネットサーフィンをしていると飛び込んできたこの言葉、「なぜ、彩度を落としただけのモノクロ変換はダメなのか」。このコピーがどうしても頭から離れず、それならこのコピーを検証することで、もう一度モノクロ写真を勉強し直してみようと思い、今回「モノクロ」をテーマに選びました。 写真を始めた頃、当たり前のように「写真=モノクロ」と考え、色のない世界にいかに色を感じさるか悪戦苦闘していました。ひたすら光と影を追い、シーンをフレーミングしシャッターチャンスを狙う。そして、仕上げのために暗室作業を覚え自分のイメージ通りになるまで何枚もプリントする。今思うと、モノクロ写真を作ることで撮影から写真になるまでの過程をトータルで考える習慣ができ、自分らしい
料理の写真を撮ったことはありますか? スマートフォンが普及して、撮った写真をすぐにSNSにアップできるようになりました。思わず誰かにシェアをしたくなる、最もポピュラーな被写体といえば「料理」ではないかと思います。とびきり美味しいものだとか、ほれぼれするような盛り付けだとか、旅先で出会った名物料理だとか、感動があれば写真に収めたくなるのが人情でしょう。しかし、その感動をうまく写し取れた時もあれば、うまく撮れなかった時もあるのではないでしょうか。カメラの使い方に慣れている人でも「スマートフォンで写真を撮る」というのは結構難しいものです。 本企画は「スマートフォンを使って、どうやったら食べ物を映えるように撮れるか」を追求してみようというものです。題して「PYメシ撮り道場」。PY編集部員にお題を与えて好きなように撮ってきてもらい、その結果を見ながら検証していきます。使っていいのは携帯電話に内蔵され
スマートフォンを使って食べ物を撮る、という本企画。続きましてのお題は「グラスに入った飲み物」です。前回と違うのは、お題の対象が広いということ。要するに液体ならなんでもよいので「被写体選び」もポイントになると思います。編集部の中には無類のバイク好きもいてエンジンオイルなどを撮って来かねませんので、飲み物という縛りにしてみました。もちろんカレーもダメです(笑)。さて今回も編集部員それぞれの個性が出て大変興味深い作品となっています。 ( Text by Z II ) お題「グラスに入った飲み物」 #1 - iPhone XS 奇をてらわない素直な作品です。変に傾けることもなくまっすぐに構え、背景を白にしたことで真水であることがよく伝わります。氷のツヤが出るように光の方向も計算されていますね。ちょっとしたことの積み重ねで、たとえスマホで撮るにしてもクオリティが上がることがわかります。この写真の主役
SIGMA 40mm F1.4 DG HSM | Art [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ シグマからまた面白い製品が登場しました。SIGMA 40mm F1.4 DG HSMはその名の示すとおり焦点距離40mmの単焦点レンズで、開放F値はF1.4という大口径。どうして40mmなのかと言えば、本レンズがそもそもシネ用レンズとして設計されたからです。映像の世界では定番である40mmの焦点距離、同社のSIGMA CINE LENS 40mm T1.5 FFをスチル用に、Artラインへ転用したのが本レンズというわけ。転用と書きましたが、最初からシネ・スチル双方で使う意図で生まれてきたものでしょう。今や6K〜8Kという高解像度撮影を要求され、画面の隅々まで高画質を期待されるのがデジタル映像の世界です。映画館の大きなスクリーンに投影す
マウントアダプターのご使用について 純正以外のレンズやマウントアダプターをご使用の際は、以下の点にご注意の上、事前によく情報を収集・確認した後にお試しください。 万が一の事故または故障の際に、メーカー保証が受けられなくなります。 レンズをマウントすることとは関係のない故障等についても保証が受けられなくなる可能性があります。 レンズをマウントした際に、レンズまたはカメラボディを破損または傷つけることがあります。 当サイトで試用した際に、できる限りマウント可否または問題点等を記載しますが、お客様が問題なくご利用いただけることを保証するものではありません。 マウント可否・故障等に関する情報を、ヨドバシカメラ店頭にて、または、www.yodobashi.comお客様サポートセンター等にお問い合わせいただいてもお答えしかねます。問題が発生した場合はマウントアダプターのメーカーにご相談ください(マウン
株式会社シグマ・山木社長 PYスペシャルインタビュー PYですが、社長にお尋ねします。 9月のフォトキナ2018で電撃的に発表された、まさかの「Lマウントアライアンス」。まだ記憶に新しいこのビッグニュースですが、既に多くの報道がされており、概要はみなさんもご存知でしょう。フォトヨドバシでも、この第一報を現地からレポートしました。 ライカ、パナソニック、シグマによる「L マウントアライアンス」を発表 シグマ プレスイベントレポート パナソニックがフルサイズミラーレス2機種を発表! 今回、われわれフォトヨドバシ編集部はシグマの山木社長にインタビューする機会を得ました。PYとしては2014年以来4年ぶり。続々と発表される新レンズ群のこと、会津工場に新設されたマグネシウム加工棟のこと、そしてこのアライアンスのこと。相変わらず話題には事欠かないシグマ、聞きたいことはたくさんあります。もちろん、まだお
SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ 高性能レンズを次々にリリースしているシグマから、新たにソニー・αシリーズのミラーレスカメラ(Eマウント)向けの「SIGMA 56mm F1.4 DC DN | Contemporary」が登場しました。対応フォーマットはAPS-Cサイズとなり、単焦点レンズでは「30mm F1.4 DC DN」と「16mm F1.4 DC DN」に次ぐ第三弾のレンズです。今回は56mmという焦点距離を持ち、フルサイズ換算で84mm相当の画角を持つ中望遠レンズとなります。既にご存知の方も多いと思いますが、製品名にあるContemporaryラインとは、Artラインに匹敵する光学性能とコンパクトさを両立させた意欲的なライン。決してサブブラン
“スロウ レンズ” 暗いレンズ特集 Vol.2 : 暗いのに高いレンズ編 暗いレンズ特集の第1回は小口径レンズの入門ともいえる明るさを抑えた標準レンズをご紹介しました。第2回は「暗いのに高いレンズ編」。普通ならば開放F値の明るいレンズほど性能も価格も上がっていくもの。だからこそ、人はみな明るいレンズに憧れるのです。しかし世の中には明るくないのに高いレンズというものも存在します。「明るさ」という個性の中でも最も強いものをあえて抑え、その代わりに何を手に入れようとしているのか。今回は「暗い=安い」ではないレンズから、明るくなくとも素晴らしい個性を持ったレンズがあるのだということをお伝えできたらと思っています。長い前置きはいりません、行ってみましょう。 SONY SEL35F28Z Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA 強行日程で南の方へ。旅のお供は常にコンパクトなカメラをひとつだ
FUJIFILM GFX 50R / SHOOTING REPORT 中判センサーを搭載するGFXシリーズ第2弾、「FUJIFILM GFX 50R」の登場です。心臓部は先に発売済みの「GFX 50S」とおおよそ同様で、大きなセンサーを搭載するカメラが持つ魅力を、より手軽に味わえるように仕立てられたモデルとなっています。APS-Cサイズセンサーを搭載するXシリーズの、X-E(1,2,3)に相当するモデルなのでしょう。センサーサイズこそ35mmフルサイズ比で1.7倍であり、中判デジタルバックのような645サイズに近づこうかというセンサーほど広大ではありませんが、それこそかつての中判レンジファインダー機程度のサイズにまとめ、手持ちで35mmカメラのように扱えるというのは本当に隔世の感があります。レポートをお届けする前に結論を申しあげるようで大変恐縮ですが、つまりそんなカメラです。かつて中判フィ
Nikon Z 6 / SHOOTING REPORT 先行して発売された「Nikon Z 7」に続いて、いよいよデリバリーが開始される「Nikon Z 6」。ニコンのフルサイズミラーレス(FXフォーマット)にするぞと心に決めながらもZ 7とZ 6、さてさてどちらにすべきか?と、Z 6の発売を待ってから決断しようという方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。冬のボーナス直前とはいえ、それぞれに予算というものがありますからね(笑)。スペックやスタイリング等はすでにオープンになってはいるものの、そこはやはりどんな画を実際に紡ぎだしてくれのかが大事。そう、論より証拠ってやつですよね。既発のZ 7のレポートはPYでもすでにお届けしており、その圧倒的な解像力を見せつけた作例カットはご記憶に新しいことと思います。両モデルの物理的な違いをザックリ言うと、センサーが異なります。Z 6は2450万画素の
Carl Zeiss Batis 2/40 CF [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ ソニーEマウント(フルサイズ対応)の単焦点AFレンズ「Batis」シリーズから、6本目が登場。「準標準域」に属する40mmの焦点距離に開放F値はF2。しかも最短撮影距離はなんと24cmで、CFとはClose Focusを意味しているものと推察されます。現時点ではシリーズ内唯一の標準域であり、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAとの棲み分けも考慮したのでしょうか。面白いところを突いて来ましたね。広角的にも標準的にも使える40mmは熱いファンが多いのです。35mmで出撃すると50mmで撮りたくなり、50mmで出かけた時は35mmで撮りたいシーンに出喰わしませんか?ところが、40mm一本で街に繰り出すと何を撮っても良い具合に収まっちゃ
Canon EOS R / SHOOTING REPORT vol.1 vol.2 vol.3 Canon EOS Rは発表があってから、とても気になっていた機種です。カメラと同時に発表されたロードマップに並ぶRFレンズのどれもが魅力的で、いずれも使ってみたいレンズばかり。F4通しのRF24-105mm F4L IS USMに超ド級のF2通しのRF28-70mm F2L USM、そして開放F1.2のRF50mm F1.2 L USM。このレンズラインナップは本当に憎いです。まずF4通しのRF24-105mm F4 L IS USMはいわゆる万能レンズ。ご存知の通りこれ一本あれば済んでしまうシーン・シチュエーションは多いのです。まずこのRF24-105mm F4 L IS USMを出してきたあたり、キヤノンはわかってるなと。RF28-70mm F2L USMは、様々なシーンで仕事が捗る最強レ
SONY SEL24F14GM FE 24mm F1.4 GM [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ 高い描写性能と集光力、そして使い勝手にも拘った「Gレンズ」の頂点に君臨する「G MASTER」シリーズ。その称号は、本来であれば両立の難しい“高解像力とボケ味の美しさを高い次元で両立させた”という名レンズが揃っています。これまで大口径ズームレンズと望遠〜超望遠域の単焦点レンズを7本ラインナップしてきましたが、いよいよ広角レンズにも展開が始まります。その最初の1本となるのは、標準ズームレンズの広角端としても馴染みの方が多い24mmレンズ。そこへF1.4のハイスピードレンズとして「SEL24F14GM FE 24mm F1.4 GM」が登場しました。 本レンズの最大のポイントは、大口径F1.4の高い描写能力、そして小型軽量。10群1
FUJIFILM XF10 / SHOOTING REPORT 今回レビューをお届けするのは「FUJIFILM XF10」です。8月の下旬にリリースされているモデルということもあり、じかに手に触れてみた人も多いのではないでしょうか。重量が約278.9g(バッテリー、メモリーカード含む)というポケットサイズのこのカメラには、大型のAPS-Cサイズのセンサーと、広角のフジノン単焦点レンズ(35mm判換算で28mm相当)が組み込まれています。FUJIFILMのXシリーズにおいて本機はエントリーモデルという位置づけですが、センサーの有効画素数は2424万画素。一眼レフカメラさながらの高画質な写真をコンパクトなデジタルカメラでゲットできてしまうわけです。風景を撮るにしても、街中でのスナップにも、大切な家族や友達を撮る時にも、28mm相当の画角ですから、撮り方ひとつで様々なシーンに対応できるところも魅
FUJIFILM X-T3 / SHOOTING REPORT 裏面照射型2610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーと、現行比約3倍の処理速度の画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載して登場のFUJIFILM X-T3。現行のAPS-Cサイズセンサーを搭載した同シリーズの中で、最高の画質とAF精度を実現。画素数は若干のアップに留まっていますが、それ自体が目的ではなく、総合力アップを狙ってのアップデートなのでしょう。位相差画素数を現行比約4倍の216万画素に増やしたことで、像面位相差AFエリアを画面全域(約100%)に拡大。しかも、AF自体は-3EVまで喰うとのこと。これはありがたいアップデートです。センサー&画像処理エンジンのアップデートで標準感度がISO 200からISO 160へ低下したのも嬉しいトピック。FUJIFILMのレンズラインアップは魅力的、積極的に
「露出計」と小さく呟いてみる。 ロシュツケイ。 嗚呼、なんて甘美な響きなのでしょう! そして、ちょっと発音しづらい。 ロシツケイ?ロスツケイ? そんなお茶目なところも含めて、この小さな機械には魅力がいっぱい詰まっています。 露出計を被写体に向けてボタンを押す。 すると、そこには何らかの値が、こっそりと人目を憚るように表示される。 それは、露出計とアナタだけの、小さな秘密。 ( Photography & Text by NB ) 確かに、単体露出計はかつてほど必要とされていないかもしれません。しかしそれはカメラの中に組み込まれただけで、露出計自体は今でも使われています。むしろ、デジタルカメラにこそ無くてはならない機能となった今、カメラを持つ人全員が、露出計の恩恵を受けながら無事に(少なくとも露出に関しては失敗せずに)写真を撮っているわけです。 とは言え、現代においても単体露出計を持つことに
露出に意図を持ってみよう 露出を決めることは、被写体をどう表現したいかという意思表示。それは、露出の決め方で写真から受ける印象が大きく変わってくるからです。カメラ内蔵の露出計で撮影した場合、カメラの測光方式で若干の違いはあるとはいえ、概ね平均的な仕上がりが得られるように露出が決定されます。そのためカメラには、露出をコントロールする機能として、露出補正、マニュアルモードがありますが、画面全体のバランスを考えた露出から、意図的な露出の数値を導き出すにはかなり経験を積まなければなりません。では、露出を意図的に決めるのはベテランでないと難しいのでしょうか・・・。 意図的に露出を決める一番のお勧め方法は、「写真のポイント」にしたい部分をスポット測光し、その値をベースに、ポイントをどの明るさにするかを考え露出を決定することです。なんか難しそうだなと感じられると思いますが、簡単な基本を理解すれば、カメラ
今あえて、露出計を使ってみよう 突然ですが、みなさんは単体の露出計はお使いですか? まあこれだけ便利になったデジタルの世ですから、多くの方が使っていないですよね。かく言う私もそうでした(笑) 今回のテーマに取り組もうとしたとき、まずは単体露出計の使い方から始めないといけないと痛感しました。なぜなら、カメラに搭載されている露出計は「反射光式(後ほど詳しく解説します)」であり、レンズを向けた先の被写体に測光結果が左右されてしまうからです。オートで撮っても、明るすぎたり暗すぎたりしませんか? 露出補正を繰り返していませんか? そもそも「補正」とは何を基準にしての「プラス」「マイナス」なのでしょうか? 単体露出計を使って「入射光式」で測光してみれば、ミステリアスに思えた露出のメカニズムが「なーんだ。そういうことだったのか!」と理解できるばかりか、 一発で適正露出、希望の露出を得ることだって出来るん
SONY RX100 VI / SHOOTING REPORT 1型センサーにツァイスのズームレンズを搭載したSONYの高級コンパクトカメラ、RX100シリーズ。このカテゴリーの火付け役にして老舗でもあるSONYから、またまた新しい選択肢、「SONY Cyber-shot RX100 VI(DSC-RX100M6)」(以下「RX100M6」)の登場です。最大の目玉は、35mmフルサイズ換算24-200mm相当となる高倍率ズームを搭載したこと。既に高倍率ズームを搭載したネオ一眼タイプのRX10シリーズがラインナップされているので、RX100シリーズに高倍率ズームを積んできたことは意外でした。しかしこれもユーザーの様々なリクエストに対するSONYからの誠実なる回答。先代からのアップグレードというよりも、シリーズ内に新しい基軸を打ち出したと捉えたいところです。これまで28-100mm相当(初代、
一般に50mm近辺の焦点距離を持つレンズを、標準レンズと呼んでいます。単焦点レンズはその名の通り焦点距離が一定で、ズームレンズのように変化させることはできませんが、明るい(F値が小さい)上に小型軽量なのが特徴。つまり暗いところでもそのぶんシャッタースピードを稼げ、しかも取り回しが楽という利点があります。また、レンズにはF値が小さいと背景のボケ量が大きくなるという性質があり、より印象的な写真が撮れます。中でも標準レンズは人間の目に近い描写と言われ、自分自身で見ているシーンを自然にフレーミングできるのが魅力です。撮り方を工夫すれば広角のようにも、望遠のようにも撮れるオールマイティーなレンズ。標準レンズの「標準」の語源には諸説ありますが、いずれにせよ「まずはここから」の意であることは間違いありません。 レンズ種別をえらぶ 広角ズーム 標準ズーム 望遠ズーム 高倍率ズーム 広角単焦点 標準単焦点
SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ CP+ 2018においてお披露目された3本のArtラインレンズ。そのうちの1本が、この「SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art」です(他の2本はSIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art、およびSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art)。いよいよ6月14日に発売となり(現時点でEマウント版のみ発売時期未定)、PYでもレビューをすることができました。 それにしても矢継ぎ早に新製品を発表するシグマ。特にArtラインのF1.4シリーズの急速な充実ぶりには目を見張るものがあります。まだまだ出てくるのでしょうか。ラインナップを眺めると、「ここ、空いてるな」というスペースも見受けられま
SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ 2018年2月にアナウンスされ、直後のCP+ 2018では実機の展示があった「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art」ですが、いよいよPYでレビューすることができました。シグマのサイトを見ると、“「カミソリマクロ」の異名で高い評価を得た、あの伝説のマクロレンズがさらに進化”とあります。ここで言われている「伝説のマクロレンズ」とは、2006年に出たMACRO 70mm F2.8 EX DGのこと。誰が言い出したのか、その切れ味鋭い写りを見事に言い当てたあだ名ですが、このSIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Artは、その「カミソリマクロ」の再来というわけです。 言うまでもなく、マクロレンズは小さ
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD Model A036 [ズーム] 広角 | 標準 | 望遠 | 高倍率 [単焦点] 広角 | 標準 | 望遠 | マクロ ソニーフルサイズEマウント用の交換レンズ、「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」がリリースされました。手にしたとき、いちばんの驚きはそのコンパクトさ。ズーム全域でF2.8の明るいレンズでありながら重量は550g。今回撮影に使用したSONY α9と合わせても総重量は1.2kg程度と、昨今の大口径一眼レフ用レンズを使用することを考えると、かなり軽量です。でも、性能に妥協はありません。特殊硝材を採用してほどよく抑えられた諸収差、ズーム全域でしっかりとした解像感を得られるのも魅力です。もちろん、タムロン独自のBBAR(Broad-Band Anti-Reflection)コーティングが施
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