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◎前回までのあらすじ 卓越したコミュニケーション能力を活かして、チャイナタウンでの痔ろう(肛門周囲膿瘍)の切除を見事に成し遂げた俺。 いよいよ完治は目前と迫っている。 ———————————————— 2011年5月、週末に切除処置を終えた俺は、オフィスに輝かしい帰還を果たした。 月曜日の朝に、俺は病院を紹介してくれた加納さん(仮名)をハドルルームに呼び、詳細をアップデートした。 中国語を話す医者のこと、肛門の写真をたくさんとられたこと、1200ドル払ったこと。 「おぉ、ほんまにいったんかぁ。 気になってん、あの病院。 お前くらいしか痔のやつ知らんからなぁ。 ほんまよかったなぁ。」 怪しげな肛門科への好奇心が満たされた加納さんの表情は、プライシング、ディストリビューションストラテジーを俺と話す時よりも嬉々としており、まるで地上に舞い降りた堕天使のようであった。 人間がコンピュータと違う点は
「人生とは、生まれてから予定された以外のことを生きること」 イヌイットの言葉でそんな言葉があった。 外資系メーカーのマーケターとして順風満帆だった俺に訪れた、予定外の数々。その瑞々しい記録を残したいと思う。 記録を渋る私に最後の一押しをしてくれたSさん、Iくんの嫁に感謝を込めて。 2008年の6月、入社から4年目の俺は、ヘアケアのブランド刷新プロジェクトを担当していた。 「若いときから権限を」 就職活動の時に聞いた私の会社のキャッチフレーズに齟齬はない。ブランディング、投資戦略、広告戦略、、、全てをまとめて、私がプロジェクトリーダー。 全てを一新する新製品の発売を数ヶ月に控え、その日はマーケティングディレクターを含めて、ごく少人数の会議が行われていた。新製品の発売まで、できる限りの全てを尽くす。 ディテールにこそ神は宿る。 そんな部屋の雰囲気がいつもと違う。いや、違うのは部屋じゃねぇ。俺だ
この俺が、痔…!?: 外資系ブランドマネージャーが語る 痔闘病記 をお読みいただいた皆様へ、 皆様 …
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