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2012.12.11 フィリップ・K・ディックと『易経』。 カテゴリ:カテゴリ未分類 荘子ではないです。 フィリップ・K・ディックと『易経』についてのエッセイがあったので、その一部を。『高い城の男(The Man in the High Castle)』の刊行から3年後のもののようです。4分の1くらい削りました。 ≪精神分裂症と『変化の書』(一九六五) Schizophrenia & The Book of Changes 草食動物のような生物の多くは、生まれるとすぐにコイノス・コスモス(共有世界)へと程度の差こそあれ、追いやられる。子羊や仔馬の場合、最初に光を目にするとイディオス・コスモス(自分だけの私的な世界)は消失する。しかし、人間の赤ん坊の場合は、一種半現実的な生活がそれから何年かつづく。半現実的というのは人間は十五、六歳になるまで、完全に自立することなく過ごすことができるという意
ディックとル=グウィンの夢と現実。 荘子です。 今回も、ル=グウィンと荘子です。 参照:アーシュラ・K・ル=グウィンと荘子。 http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/5164/ アーシュラ・K・ル=グウィンと荘子 その2。 http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/005165/ 彼女が1971年に発表した『天のろくろ』について、彼女の友人であったSF作家、フィリップ・K・ディックは、このように論評しています。 "One of the best novels, and most important to understanding of the nature of our world, is Ursula Le Guin's The Lathe of Heaven, in which the dream universe is
スティーブ・ジョブズと禅と荘子 その2。 先日、京都に行ってきました。 お目当ては、大徳寺と相国寺でした。 ちょうど、スティーブ・ジョブズが去年の夏に京都を訪れて、、、なんや、手裏剣騒動にすりかえられたんですが、おそらく彼は、あの辺を回ったんじゃないかと思います。 参照:当ブログ スティーブ・ジョブズと禅と荘子。 http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/5010 今から50年以上前、アメリカの西海岸に住んでいた青年たちが、アジア各地に旅に出たんです。彼もそのうちの一人、ゲーリー・スナイダー(Gary Snyder)です。写真は1963年、京都の北区の喫茶店で撮影されたもののようです。(撮影したのは『吠える』のアレン・ギンズバーグ(Allen Ginsberg)。)ゲイリー・スナイダーは、カリフォルニア大学で中国文学を専攻していた人でして、寒山詩の英訳とかもし
2023.08.08 『君たちはどう生きるか』とユングと東洋の思想。 (2) カテゴリ:カテゴリ未分類 久しぶりに荘子です。 先日、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』を鑑賞しまして、これは当ブログのテーマとも共通する部分が多いので、整理もかねてアップいたします。 今回、おそらく多くの人が『君たちはどう生きるか』に関連させて指摘するであろうというのが、C.G.ユングとの関係であろうと思います。大まかにいって、これまでの宮崎作品の印象的なカット … [続きを読む >>] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう いいね!0 シェアする Last updated 2023.08.09 11:33:47 コメント(2) | コメントを書く
「火の鳥 復活編」と荘子。 前々回、手塚治虫の『火の鳥 鳳凰編』と「荘子」の関係について書きましたが、 『復活編』のこそ、手塚治虫の荘子の理解の深さを知る作品だと思います。 すなわち、『荘子』の「機心」の解釈です。 『有機械者必有機事、有機事者必有機心。機心存於胸中、則純白不備、純白不備、則神生不定。神生不定者、道之所不載也。』 →機械がある者には、機械のための仕事ができてしまう。機械のための仕事ができると、機械の働きに捕らわれる心ができてしまう。機械の働きに捕らわれる心ができると、純白の心が失われ、純白の心が失われると、心は安らぎを失ってしまう。心が安定しなくなると、人の道を踏み外してしまう。(「荘子」天地篇) 復活編において、手塚治虫は、 「身体の大部分を機械化された人間」 と 「人間の心を持ったロボット」 との対比によって、生命とは何かという根本的な事柄を描いております。この作品では
スティーブ・ジョブズと禅と荘子。 ちょっとだけ暇ができそうなので、久々に荘子。 小ネタ続きでありますが、ま、もともと「荘子」という書物は、バラバラのものなので、まとめずにやるのも一興かと。 久々なので、簡単な素材から行きましょうか。 言わずと知れたAppleのCEO、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)。 Appleの創始者の一人であり、iMac、iPod、iPhone、あとはピクサーもそうでしょ、今はディズニーの筆頭株主だっけか、えーっとねぇ・・ま、とにかく規格外の経営者として、世界的に有名な人ですよね。ええ。何年か前にすい臓がんであることをカミングアウトしまして、んで、療養していて、ようやく最近、一時的に復帰いたしましたね。 彼のスタンフォード大学でのスピーチは、まぁ、今でも語り草になっています。 もともと、プレゼンの異常なまでの上手さというのがジョブズの武器の一つではあるんで
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