数理最適化Advent Calender 2022の13日目の記事です。本記事は、9日目の記事「披露宴の席次を Gromov-Wasserstein 最適輸送で決めた話」を読んだことをきっかけに執筆しました。Akira Tanimotoさんに感謝申し上げます。 1.はじめに 本記事を読む前にアドベントカレンダー9日目の披露宴の席次を Gromov-Wasserstein 最適輸送で決めた話を読んでもらえると幸いです。9日の記事では、結婚式の披露宴の席次決めの問題を解いており、ゲスト20人を20席に割り当てる問題です。再現用Colabの計算結果を参照すると次のような席次がアウトプットとして得られるようです。 長机に家族や友人などのゲストを割り当てる問題のようです。私も結婚式に招待されると、正面、隣、斜めなどに身近な人間が座ってるかどうか、ドキドキしながら披露宴会場に向かった記憶があります。