はじめに 今年からAtCoderでヒューリスティックコンテスト(マラソンマッチとも呼ばれています)が定例開催化され、少しずつ普及が進み始めた感があります。その一方、通常のアルゴリズムコンテストについては、「競プロ典型 90 問」や「アルゴ式」などの良質な勉強コンテンツが充実してきていますが、ヒューリスティックコンテストに取り組もうとしたときにどうして良いかわからないという方も少なくないのではないかと思います。 筆者も実は今年初めて参加し、まだ参加コンテストは8つというそれほど多くはない参加経験ではありますが、本記事ではヒューリスティックコンテストの問題のパターンを分類し、どういったアプローチで考えていけば良いかを整理してみたいと思います。 パターン分類と言ってもそれほど大仰なものではないですが、少しでもこれから取り組む方の参考になればと思っています。 対象読者 ヒューリスティックコンテスト