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画力アップ
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小さな入り口が地下の暗がりへと開いている。そこへ入る前に天を仰ぐと真っ青な空。時刻は1時。よし、計画通りほぼ南中の刻、真上から太陽が眩しく照っている。 中へと入っていくとそこは階段ではなく絨毯を敷いた細いスロープだ。滑らないように気をつけながら滑るようにツツツッと降りていく。すぐにトンネルの向こうが目に入った。暗闇の中でギラギラと輝く緑と青のパッチ。そこへたどり着いて、呆然といった感じで見渡す。 なんとも幻想的な世界だ。周りは黒い岩肌の絶壁。ほぼ丸く囲まれている。上方は大きく円形にポカっと地表が開いて、真っ青な空が眩しく降ってきている。そして目の前は水。上から注ぐ光を浴びてキラキラ眩しく輝いている。波などなく静かに揺らぐ水面の輝きといったらもう青と緑の宝石の世界だ。 はいはい、乗って乗って。船頭のおっさんの声で、すでに数人が乗っている小舟に乗り込む。僕とSでちょうど満員となった。そしてゆっ
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