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ノーベル賞
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先日、ふと『赤鬼と青鬼のタンゴ』のことが頭に浮かび、小さい頃好きな歌だったことを思い出してメロディラインをうろ覚えで口ずさんでいるとだんだんイライラしてきて正確なバージョンを無性に聞きたくなり悶々としかけたところで、「ああ、YouTubeでさがせばいいぢゃないか」と気づいて検索してみたところ、あっさり見つかりました。 尾藤イサオが歌っていたんですね。初めて知りました。いやしかし曲はやっぱりかっこいいし、キャラクターもかわいらしいです。 ところで、懐かしさ胸一杯でこれを見ていたら、おや、と思うところがありました。 なんだか、赤鬼と青鬼って、ゲイっぽい。 そんなふうに思ってしまったのです。 人間が眠りこけた頃に、赤鬼と青鬼の二人は繁みでゴソゴソと何をやっているのか。 タンゴです。 いやタンゴって、二人とも「男」に見えるけど、手をつないで見つめあったりしてこれは愛し合っているのでは
「技術」についての映画。もしくは、「技術」の映画。 クリント・イーストウッドの映画『グラン・トリノ』をもし一言で表すとしたら、そんな感じでした。 一言で言えてないけど。 それにしてもいい映画でした。 イーストウッドの一つひとつの仕草にぐっときて、くうっと愛らしく感じて、くすりと笑ってしまう、それぐらいいい映画だったのだけど、あえてひとつ言葉を引っ張ってくるとしたら、それは私の中では「技術」になるのでした。 クリント・イーストウッド演じるウォルト・コワルスキーは、45年間フォードに勤め上げた元技術工。 ウォルトのガレージにはたくさんの工具が置いてあって、彼はひとつひとつの工具が何の役に立つのか熟知している。 道具がなくても、蛇口や乾燥機などなど、彼はたいていのものなら直せてしまう。 だから「技術」、という言葉が浮かんでくるのだけど、でもそれだけではなくって、道具も行為も、なん
メキシコとキューバを訪れてきたのだが、メキシコの空港での手荷物検査のとき、機械の中を通過していく私のリュックサックの中身をモニターでチェックしていた兄ちゃんが同僚の女性を呼んで「これはなんだ?」という仕草をしていた。 女職員もよくわからないようで、身体検査のゲートを無事ブザーなしで通過していた私のもとにやってくると、ベルトコンベアで送られてきた私のリュックサックの中身を見せるように言った。 はて、そんな武器にでもなりそうなものを私が持っていたかしら、と思いつつ、これ(パスポート)? これ(本)? これ(デジカメ)? と見せていくと、女職員は、ちょっと待ってこれはなに? と聞く(たぶんそんなことをスペイン語で言っていた)。 女職員が気にとめたのは、そして武器かと思われたものの正体は、水色の折り畳み傘だった。 英語で説明すると、女職員は表情を和らげ、「まあ、これが傘なの?」と驚いていた
合衆国大統領候補が壇上にあがる。 会衆は立ち上がり、盛大な拍手で出迎える。 そして一瞬の沈黙。 大統領は、雄弁に、語る。 「この世界は、アメリカは、どこへ向かおうとしているのか?」 ・・・ 土砂降りの雨。 屋上で傘もささずにフェンスをつかみ、遠くを見つめる女。 そこに、男が登場する。 ひょろりとして、甘いマスク。 「ごめん・・・」と男が言う。 女は「ひとつだけ聞かせて・・・」とつぶやくと、 男のほうに振り返り、こう尋ねる。 「あたしって、あなたの、なんだったの・・・?」 ・・・ 芝生。ホース。家庭用プール。サッカーボール。木漏れ日。笑顔。 幸福な家庭の、幸福な休日。 パパは子供をプールに入れている。 ママはそれをカメラにとってはしゃいでいる。 と、唐突に子供が質問をする。 「ねえ、ボクって、どこから来たの?」 ・・・ 答えはこちらで。 G先生は
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